CircleCIが『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査レポート』を公開。

エンジニアリングチームのパフォーマンスアップのために重視すべき要素は平均復旧時間、入念なテスト、プラットフォームチーム。調査から、継続的デリバリーの普及が進んでいると判明

CircleCI合同会社

業界最先端を走る継続的インテグレーション & 継続的デリバリー (CI/CD) プラットフォームの CircleCI (https://circleci.com/ja/ )  は、本日、年次レポート『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査レポート』(https://circleci.com/ja/resources/2023-state-of-software-delivery/?utm_medium=PR&utm_source=business-wire&utm_campaign=stateofsoftware2023 )  を公開しました。

本レポートの目的は、パフォーマンスの高いエンジニアリングチームの特徴を数値的に示し、包括的なソフトウェアデリバリー手法が組織に及ぼす影響を明らかにすることです。そのために、CircleCI プラットフォームにおいて 22,000 超の組織で実行されている 1,400 万以上のワークフローを調査しました。

調査の結果、大きな成果を収めているエンジニアリングチームは、日常的に 4 つの重要なベンチマークを満たしていることが判明しました。以下のベンチマークを達成しているチームはパフォーマンスが高く、ソフトウェアデリバリーパイプラインから最大限の価値を引き出していたのです。

  • ワークフローの実行時間10 分以下

  • 実行失敗時の修正またはロールバックによる復旧の所要時間は 1 時間未満

  • アプリケーションのデフォルトブランチの成功率90% 超

  • デプロイ頻度はビジネスのニーズに準拠し、最低でも 1 日 1 回

 

CircleCI CEO の Jim Rose は次のように述べています。「CircleCI の『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査レポート』には、ソフトウェアデリバリーの傾向や課題に関する貴重なインサイトが詰め込まれており、競争力強化を目指すみなさまの指針となることでしょう。本レポートのデータが示すとおり、現在の経済情勢を生き抜き成長するうえでは、自動化と継続的インテグレーションの活用が効果を発揮します」

 

プラットフォームチームの役割 

『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査レポート』では、前述の重要なベンチマークをソフトウェアチームが達成するうえでプラットフォームチームの果たす役割についても分析しました。以下に概要を紹介します。

  • ガードレールを構築し、全プロジェクト共通の品質標準を施行して、実行時間を短縮する。

  • 効果的な監視とアラートを行うシステムを構築して、ビルド失敗を迅速に検知しチームに通知するとともに、復旧時間の追跡を行う。 

  • メトリクスを深掘りして調査し、チームのパフォーマンスに関する有意義なデータを明らかにする。

  • 社内目標やビジネス目標をスループット目標と対応付ける。

 

Pulumi CEO の Joe Duffy 氏は次のように述べています。「企業のプラットフォームチームは、エンジニアリングのマインドセットとアプローチに基づいて Infrastructure as Code を実践しており、共有や再利用、テスト、継続的なポリシーの検査と適用といった、一般的なソフトウェア手法を活用しています。当社では、チームがこうした手法をシームレスに導入できるように、Pulumi 用 CircleCI Orb (https://circleci.com/developer/ja/orbs/orb/pulumi/pulumi ) を作成しました。この Orb を利用すると、自動的に安全性と予測可能性が確保されるので、自信を持ってインフラストラクチャをリリースできるようになります」

また、本レポートでは、以下のような結果も明らかになりました。

  • 開発チームはスループットと平均復旧時間 (MTTR) を重視している 

    • MTTR は前年比で約 13% 低下しました。これは、今年のデータで調査対象となった 4 つのメトリクスのうちで最も顕著な変化です。 

    • CircleCI プラットフォームにおける復旧時間は、パフォーマンスレベルの上位 25% に入るユーザーでは 15 分以内、上位 5% では 5 分未満でした。

  • 大規模なエンジニアリングチームは中規模なチームに比べて作業速度と対応スピードで勝るが、生産性は同程度

    • チームの規模が 100 人程度になるまでは、メンバーが増えるほど実行時間と復旧時間は短くなり、スループットは増大し続けます。しかし、この規模を超えると、実行時間と復旧時間は増加に転じ、スループットは一定になります。 

    • このようになる理由として考えられるのは、多くの組織ではチームのエンジニア数が 100 人になるころに、効率と管理体制の向上のためにツールとプロセスに関する判断を一元化、集約し始めることです。この作業はたいてい、プラットフォームエンジニアリングチームの指揮の下で行われます。 

  • 開発者の生産性は予測可能 

    • 本レポートでは、開発者の活動がクリスマスには全世界で 68.8% 低下し、聖金曜日、過越の祭り、ラマダンが重なる 2022 年 4 月 15 日には 40% 低下したことがわかりました。 

    • 一方、エリザベス 2 世の死去など、国規模の重大な出来事が発生した際は、地域レベルでは生産性の低下が見られましたが、全世界的な開発者の生産性への影響はありませんでした。

 

引用 (改訂版): 「当社では開発チームの文化について頻繁に議論を交わしていますが、このレポートを読み、開発者の生産性にはチームの文化だけでなく、私たちのだれもが所属する社会の文化も作用するのだとあらためて気づかされました。ソフトウェア開発には不確実なことが多くありますが、ソフトウェア開発に対する外的要因の影響は予測できます。ソフトウェアチームにとって、コストと戦略は緊密につながっています。そのため、予測可能性と効率性に関する助言が非常に重要です」(RedMonk 社 Rachel Stephens 氏)  

『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査』の全文は、CircleCI の Web サイト (https://circleci.com/ja/resources/2023-state-of-software-delivery/?utm_medium=PR&utm_source=business-wire&utm_campaign=stateofsoftware2023 ) からダウンロードできます。 

 

調査手法

『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査』では、149 か国、22,000 超の組織で実行されている 1,400 万以上のワークフローから得たデータを調査しました。データの収集期間は、2022 年 9 月 1 日から 28 日までです。

 

CircleCI について

CircleCI は、大規模なソフトウェアイノベーションのための継続的インテグレーション (https://circleci.com/ja/continuous-integration/?utm_medium=PR&utm_source=business-wire&utm_campaign=stateofsoftware2023 )  & 継続的デリバリープラットフォームとして市場をリードしています。インテリジェントな自動化とデリバリーツールを備えており、世界中の優れたエンジニアリングチームがアイデアを形にするまでの時間を大幅に短縮するために活用されています。DEVIES、Forbes の Best Startup Employers of the Year や Deloitte の Technology Fast 500™ などの独立調査会社による業界賞において、クラウドネイティブな継続的インテグレーション分野における革新的リーダーとして評価されています。


2011 年に創業した CircleCI は、サンフランシスコのダウンタウンに本社を置き、世界各地にリモートワークの従業員を擁するグローバル企業です。ベンチャーキャピタルの Base10、Greenspring Associates、Eleven Prime、IVP、Sapphire Ventures、Top Tier Capital Partners、Baseline Ventures、Threshold Ventures、Scale Venture Partners、Owl Rock Capital、Next Equity Partners、Heavybit、Harrison Metal Capital から出資を受けています。詳細については、公式 HP (https://circleci.com/ja/ ) をご覧ください。

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会社概要

CircleCI合同会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷  2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 37F
電話番号
-
代表者名
ジェイムズ ローズ
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年06月