血管の硬さ、血圧、心拍数、一つの“指輪”で明らかに
指輪型血管健康度チェックシステムを開発しました
心臓や血管の病気のリスクを減らすために、福岡工業大学情報システム工学科の李研究室は「血管の硬さ(血管弾性度)」「血圧」「心拍数」の3つの情報をオールインワンで、指に着けるだけで測ることができる指輪型の血管健康度チェックシステムを開発しました。
コロナ禍、オンラインやテレワーク及び行動制限などにより歩行のような日常生活における動きが減少している中、巣ごもり状態の高齢者を中心に循環器系の病気のリスクが高まっています。しかし、血管の状態悪化や疾患は医療機関での専門機器を使った検査が必要であるため、リスクの把握が難しいまま悪化するケースが増えています。李研究室の「指輪型デバイス」はもっと手軽に、頻繁に循環器系のリスクを把握することを目指しています。デバイスは指の指基部における脈波を計測し、特徴をマイクロプロセッサが分析して血圧値及び血管の硬さを算出。従来の検査機器と比べて大幅な小型化を実現しています。既に、福岡工業大学が篠栗町で行っている高齢者の健康状態調査「篠栗元気もん調査」で使用され、精度向上に向けたデバイス改良を実施中。研究をぜひご覧ください。
- 血圧が正常値でも血管は硬い?同時に測る画期的システム
- コンピュータ内蔵、長さ9センチ。指基部は血管情報の宝庫?
指輪型デバイスはコンピュータを内蔵し、わずか9センチの端末を指に着けるだけで血管健康度を測れます。腕や手首は血圧計測でよく用いられますが、太いため生体組織を透過する光を用いる血管弾性度の測定は難しく、指先端は血管弾性度計測でよく用いられますが、血管が細いため血圧の測定は難しいという課題があります。一方、指基部は気温やストレスなど外的影響を比較的に受けにくく、血圧と血管弾性度の同時計測ができます。
- 高齢者の健康状態調査「篠栗元気もん調査」で活躍中
- ウェアラブルデバイスで新たな健康リスク管理
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 学校・大学フィットネス・ヘルスケア
- ダウンロード