TXアントレプレナーパートナーズ　特許庁・知財功労賞の登竜門とされる「第6回 IP BASE AWARD」にてスタートアップ支援部門 奨励賞を受賞

成長が期待されるシード・アーリー期の技術系スタートアップを認定・支援するJ-TECH STARTUP事業が高く評価

一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ（代表理事：國土 晋吾、千葉県柏市、以下TEP）は、特許庁が主催する知財アワード「第6回 IP BASE AWARD」において、スタートアップ支援に意欲的に取り組み、技術系スタートアップの知財エコシステムを構築している点が評価され、スタートアップ支援部門の奨励賞を受賞いたしました。

授賞式にて表彰を受ける尾﨑典明（TXアントレプレナーパートナーズ副代表理事）

　「IP BASE AWARD」は、スタートアップに対する知財の普及啓発と知財コミュニティの活動促進を目的に、知財への取組について高く評価されたスタートアップとスタートアップ支援者のベストプレーヤーを表彰する知財アワードです。「スタートアップ部門」と「スタートアップ部門支援部門」の2部門で構成され、選考委員会の審査により各部門のグランプリ、奨励賞、オーディエンス賞が選出されます。

　TEPは、日本のトップレベルの技術をビジネス化し社会普及させることを目的として、2009年に設立された技術系スタートアップの支援組織です。大学や研究機関、行政、民間企業等との連携事業により、シード・アーリー期の技術系スタートアップに対して、ビジネスモデル・ビジネスプラン構築や特許申請、個別企業のビジネス内容に応じた知財戦略の検討、個別のメンタリングを実施し、技術系スタートアップの事業成長に必要なサポートを整えています。

また、知財にコアコンピタンスを持つ技術系スタートアップのうち、シード・アーリー期でまだ日の目を見ていない企業を掘り起こし、選出・認定する「J-TECH STARTUP」を2016年から毎年実施しています。過去8年間で合計53社を認定し、企業の認定後の資金調達額は累計で361.4億円※を超えるなど、認定をきっかけに多くの企業が飛躍的な成長を遂げています。     

　このようにTEPがスタートアップ支援に意欲的に取り組み、世界有数の技術系スタートアップの知財エコシステムを構築している点が評価され、このたびのスタートアップ支援部門の奨励賞受賞となりました。2月28日(金)に東京・汐留で開催された授賞式では、主催者から「成長が期待されるシード・アーリー期の技術系スタートアップを認定・支援する独自のJ-TECH STARTUP事業が社会的インパクトに繋がること、継続的な支援の規模と範囲を高く評価されました」とのコメントも頂戴しました。今後も、コア技術を持ちビジネス化を目指すスタートアップの事業成長を後押しし、技術系スタートアップのエコシステム強化に取り組んでまいります。

※１    2022年までのJ-TECH STARTUP認定企業全48社に対するフォローアップ調査の中で、回答を得た35社のデータに基づく。なお、2023年度以降の調達額は含んでおらず、実質の調達額は上記を上回る額であることが推定されます。

  

■TXアントレプレナーパートナーズ 代表理事 國土晋吾のコメント

「米国を見ると技術系スタートアップが高い成長率を実現し、経済をけん引しています。日本でも多くの大学や研究機関で世界最先端の技術開発が行われていますが、これらの成果を広く社会実装するには、スタートアップとして骨太の事業を興し、大きく成長することが重要です。技術力を強みとする技術系スタートアップを大きな成長に導くにあたって、知財戦略は欠かせません。TEPは2009年より15年間に渡り、技術系スタートアップのビジネス構築をあらゆる側面から総合的に支援してきており、知財戦略の支援についても注力してまいりました。この度は、この一連の活動に対するご評価をいただき、受賞に至ったことを大変光栄に思います。今後も、日本の優れた技術力を活かす技術系スタートアップへの支援を通じて、社会に貢献して参りたいと思います。」

 

■IP BASE AWARDについて

スタートアップにおける知的財産の保護・活用の重要性が高まっている現在、スタートアップによる知財活用、スタートアップ支援者による知財支援を推進する、スタートアップ知財エコシステムの形成が求められています。

特許庁では、スタートアップに不可欠な知財戦略に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約した知財コミュニティポータルサイト “IP BASE” を運営しています。「IP BASE AWARD」はその一環として2019年度より実施している知財アワードです。6回目となる2024年度も、スタートアップに対する知財の普及啓発および知財コミュニティの活動促進を目的に、知財への取組について高く評価されたスタートアップおよびスタートアップ支援者のベストプレーヤーが表彰されました。

スタートアップ部門は、戦略的な知財権の取得、活用などを積極的に実施している、未上場かつ設立10年以内のスタートアップが対象。スタートアップ支援者部門は、スタートアップ支援に意欲的に取り組み、その支援によりスタートアップ知財エコシステムの活性化に貢献している個人、組織（弁理士、弁護士、VC、投資家、アクセラレーター、インキュベーター、スタートアップへの取組をしている企業、研究機関関係者、大学関係者等）が対象です。

公式サイト：https://ipbase.go.jp/award/

 

■一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ（TEP）について

TXアントレプレナーパートナーズ（TEP）は、日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップの支援組織です。コア技術を持ち、そのビジネス化を目指すディープテック・スタートアップを中心に、起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家、専門的アドバイスが可能なメンター、スタートアップ起業との連携を望む大手企業らを会員として組成しています。現在は、大学や研究機関、地域行政、そして海外の同様のスタートアップコミュニティにもネットワークを広げており、世界でも有数の技術系スタートアップのエコシステムとなっています。

企業サイト：https://www.tepweb.jp/

peatix：https://peatix.com/group/26756

 Facebook：https://www.facebook.com/Tx.Entrepreneur.Partners/