視聴者注目の”瞬間”を分析!NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第45回「八幡宮の階段」
2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。11月27日に放送された第45回は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。
11月27日に放送された第45回「八幡宮の階段」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか? テレビの視聴者の様子を、1分毎の「REVISIO推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。
『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?
第45回は、拝賀式で義時(小栗旬さん)だと間違われた源仲章(生田斗真さん)と実朝(柿澤勇人さん)が、公暁(寛一郎さん)によって殺害されてしまうという回でした。
京から大納言ら公卿を招き、鶴岡八幡宮で盛大に執り行われる実朝の右大臣拝賀式。泰時(坂口健太郎さん)が警固をする中、公暁は門弟と共に木の陰に潜んでいました。御家人たちに交じり、状況を静観する義村(山本耕史さん)。今後の鎌倉と自身の命運を賭し、儀式を見守る義時と時房(瀬戸康史さん)。式を終えて楼門から出てきた実朝を公卿と仲章が迎えて整列すると、ぼたん雪が降り積もる中、、、というストーリーでした。
今回はワールドカップの日本対コスタリカ戦が同時刻に放送されていました。そのためツイッターのトレンドにはサッカー関連のワードが並びました。そんな中でも、「鎌倉殿の13人」は世界トレンド3位に食い込みました。実際に、「流石に日本代表をリアルタイムで応援したい。でも鎌倉殿も見たい…」、「W杯と丸かぶりでもったいない!」等という声があがりました。また本編に対してのコメントとしては、「これが天命と受け入れたか…」、「優しい実朝くんがとうとう泣」、「うわもう実朝ロスなんですけど」といった反響が相次ぎました。
毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移
最も注目されたのは、20時44分で、注目度は84.1%でした。紀行で金剛時の木造阿弥陀三尊立像が紹介される辺りから番組の終わりまででした。
初回放送から毎放送回分析をしておりますが、紀行シーンが注目度一位となったのは初めてでした。同時刻には、地上波ではテレビ朝日、ライブストリーミング配信ではABEMAがワールドカップの日本対コスタリカを放送しており、その影響が大きかったと思われます。この時間帯は日本が1点ビハインドで負けており、さらに後半40分を過ぎていたため、サッカーからチャンネルを変えた視聴者に注目されたものと考えられます。REVISIO計測による世帯視聴率を見てみると、全体を通して平時より大幅に下がっておりますが後半には伸びており、視聴者のチャンネル移動の様子が見て取れます。
二番目に注目されたのは、20時26分で、注目度は81.8%でした。義村に弟の胤義(岸田タツヤさん)が公暁が助けを求めに来たと伝えます。食事をしている公暁の元へ義村が行くと、公暁は「しくじったので京都へ戻りたい」と伝えると、義村も同意します。公暁は園城寺に匿ってもらうよう手筈を整えるよう頼みます。
三浦がどう公暁を扱うのか。また、実朝を殺害した公暁が今後どうなってしまうのか。の行方に注目が集まったものと考えられます。公暁はこの後すぐ義村によって殺害されてしまいますが、そこまで注目されたのではないでしょうか。
注目度が一番低かったシーンは20時03から04分で、59.5%でした。オープニングのシーンから始まりのナレーションとタイトル表示が終わる当たりまででした。
毎回オープニングは注目度が低いのですが、今回も同じ結果となりました。
次に注目度が低かったシーンは20時00分で、62.9%でした。拝賀式の様子をナレーションで伝えます。実朝が廊下を歩いていると、外に佇む巫女(大竹しのぶさん)を見つけます。実朝が巫女の元へ行くと、巫女は「天命に逆らうな」と言い、立ち去ります。その後潜んでいる公暁、義時から釖持の役を奪った中章が映し出される辺りまででした。
開始直後でしたし、実朝と巫女のやり取りは気になる場面ではありましたが、冒頭の静かな場面だったので注目されなかったものと考えられます。
※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%
<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://revisio.com/blog/category/taiga
REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。
【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
11月27日に放送された第45回「八幡宮の階段」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか? テレビの視聴者の様子を、1分毎の「REVISIO推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。
『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?
第45回は、拝賀式で義時(小栗旬さん)だと間違われた源仲章(生田斗真さん)と実朝(柿澤勇人さん)が、公暁(寛一郎さん)によって殺害されてしまうという回でした。
京から大納言ら公卿を招き、鶴岡八幡宮で盛大に執り行われる実朝の右大臣拝賀式。泰時(坂口健太郎さん)が警固をする中、公暁は門弟と共に木の陰に潜んでいました。御家人たちに交じり、状況を静観する義村(山本耕史さん)。今後の鎌倉と自身の命運を賭し、儀式を見守る義時と時房(瀬戸康史さん)。式を終えて楼門から出てきた実朝を公卿と仲章が迎えて整列すると、ぼたん雪が降り積もる中、、、というストーリーでした。
今回はワールドカップの日本対コスタリカ戦が同時刻に放送されていました。そのためツイッターのトレンドにはサッカー関連のワードが並びました。そんな中でも、「鎌倉殿の13人」は世界トレンド3位に食い込みました。実際に、「流石に日本代表をリアルタイムで応援したい。でも鎌倉殿も見たい…」、「W杯と丸かぶりでもったいない!」等という声があがりました。また本編に対してのコメントとしては、「これが天命と受け入れたか…」、「優しい実朝くんがとうとう泣」、「うわもう実朝ロスなんですけど」といった反響が相次ぎました。
毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移
最も注目されたのは、20時44分で、注目度は84.1%でした。紀行で金剛時の木造阿弥陀三尊立像が紹介される辺りから番組の終わりまででした。
初回放送から毎放送回分析をしておりますが、紀行シーンが注目度一位となったのは初めてでした。同時刻には、地上波ではテレビ朝日、ライブストリーミング配信ではABEMAがワールドカップの日本対コスタリカを放送しており、その影響が大きかったと思われます。この時間帯は日本が1点ビハインドで負けており、さらに後半40分を過ぎていたため、サッカーからチャンネルを変えた視聴者に注目されたものと考えられます。REVISIO計測による世帯視聴率を見てみると、全体を通して平時より大幅に下がっておりますが後半には伸びており、視聴者のチャンネル移動の様子が見て取れます。
二番目に注目されたのは、20時26分で、注目度は81.8%でした。義村に弟の胤義(岸田タツヤさん)が公暁が助けを求めに来たと伝えます。食事をしている公暁の元へ義村が行くと、公暁は「しくじったので京都へ戻りたい」と伝えると、義村も同意します。公暁は園城寺に匿ってもらうよう手筈を整えるよう頼みます。
三浦がどう公暁を扱うのか。また、実朝を殺害した公暁が今後どうなってしまうのか。の行方に注目が集まったものと考えられます。公暁はこの後すぐ義村によって殺害されてしまいますが、そこまで注目されたのではないでしょうか。
注目度が一番低かったシーンは20時03から04分で、59.5%でした。オープニングのシーンから始まりのナレーションとタイトル表示が終わる当たりまででした。
毎回オープニングは注目度が低いのですが、今回も同じ結果となりました。
次に注目度が低かったシーンは20時00分で、62.9%でした。拝賀式の様子をナレーションで伝えます。実朝が廊下を歩いていると、外に佇む巫女(大竹しのぶさん)を見つけます。実朝が巫女の元へ行くと、巫女は「天命に逆らうな」と言い、立ち去ります。その後潜んでいる公暁、義時から釖持の役を奪った中章が映し出される辺りまででした。
開始直後でしたし、実朝と巫女のやり取りは気になる場面ではありましたが、冒頭の静かな場面だったので注目されなかったものと考えられます。
※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%
<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://revisio.com/blog/category/taiga
REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。
【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
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