「乗り物メカを描かせたら右に出る者がいない」といわれる、アニメ界の巨匠・大塚康生。その原点を探る画集が誕生!
株式会社玄光社(本社:東京都千代田区)は、アニメーター大塚康生の集大成となる画集、『大塚康生画集 「ルパン三世」と車と機関車と』を2020年7月31日(金)に発売します。
アニメ界の巨匠・大塚康生。その原点を探る画集が誕生!
- 「ルパン三世 カリオストロの城」などの作品で、世界を驚かせる車の名場面を生み出した。
太平洋戦争末期、郷里で見た蒸気機関車に感銘を受けた大塚少年はスケッチを開始。
その観察眼は躍動感あふれる作画を生み、日本アニメを黎明期から牽引。
「ルパン三世 カリオストロの城」などの作品で、世界を驚かせる車の名場面を生み出した。
さらに、その膨大なメカニックの知識を生かし模型の造型に協力。タミヤの人気製品「コミカルミニ四駆」の誕生に貢献した。
本書では、〈『ルパン三世』とメカニック〉、〈ミリタリービークル〉、〈モデラー大塚康生〉、〈機関車少年 大塚康生〉の章立てにより、大塚康生のメカニック世界を紐解く。
また、アニメ、模型界から大塚康生を慕う著名人より寄稿の色紙を掲載。
『テレビシリーズ「ルパン三世」PART1』の誕生秘話や、大塚康生と親交のある著名人からの寄稿が掲載されている。
SLや軍用車の研究、モデラー、アニメーターと、多方面に渡る大塚康生の業績を振り返る珠玉の一冊となっている。
■大型サイズ&全ページフルカラー印刷の豪華仕様でお届けします。
■『ルパン三世』よりメカニック画を中心にイラストや設定画を多数掲載!
■アニメ、模型界など、各界著名人から贈られた寄稿・色紙30余枚を特別収録!!
- 【本書の構成】
■CHAP.1 『ルパン三世』とメカニック
・『ルパン三世 シークレットファイル』(東宝)、「『ルパン三世 カリオストロの城』
1/24 SCALE CAR」(GSIクレオス)のパッケージ画
・「月刊モデルグラフィックス」(大日本絵画)、「MILITARY VEHICLE JOURNAL」(同人誌)、「NAVI」(二玄社)などで描かれたイラスト
・『テレビシリーズ「ルパン三世」PART1』などのメカニックの設定画を紹介。
■CHAP.2 ミリタリービークル 「16 歳の車の画帖」と「ジープ」
敗戦と同時にやって来た連合軍の軍用車に魅了された少年時代のスケッチを、大塚康生自身の解説とともに掲載。その他、大人になってからも描き続けた軍用車輌のイラストの数々とともに、『JEEPS over the Pacific ジープ・太平洋の旅』(ホビージャパン)掲載のカラー画などを紹介する。
■CHAP.3 モデラー大塚康生
模型会社の企画・監修をするなど模型にも精通する大塚康生。タミヤで開発された「1/32コミカルミニ四駆」のアイディア原稿などその創意、工夫を紹介。「ワイルド・ウイリスJr.」など、子どもたちを魅了した人気製品の誕生秘話が明かされる。
■CHAP.4 機関車少年 大塚康生
大塚康生のメカニックの原点である機関車。小学生の頃から描きまくったスケッチの一部を、大塚康生が撮った当時の貴重な写真とともに公開。今も盟友で鉄道写真家の南 正時らと機関車の撮影を楽しむ、元祖「撮り鉄」としての素顔を紹介する。
■拝啓 大塚康生さん ——ゆかりの方々からメッセージ——
画集の刊行に寄せて、アニメ、模型界など各界から大塚康生へ色紙のメッセージを紹介する。
「色紙寄稿者」
飯田史雄(SUEZEN)、池田 宏、板垣 伸、上田 信、うつのみや理、大西將美、押井 守、片渕須直、叶 精二、小田部羊一、小林 治、小林七郎、貞本義行、芝山 努、杉井ギサブロー、鈴木敏夫、髙荷義之、田中敦子、田中達之、月岡貞夫、出崎 哲、富沢信雄、友永和秀、永沢まこと、林 雅子、氷川竜介、ひこねのりお、道籏義宣、南 正時、安彦良和、山本二三、吉田茂承、吉田力雄(以上、五十音順)
■寄稿文
大塚康生ゆかりの方々よりの寄稿文を掲載。
東京ムービー風雲録「かくて私は大塚康生と出会った」《おおすみ正秋》
終戦直後から平成へ「くろがね四起を追う旅路」《吉祥寺怪人》
「ミニ四駆のデザインをご指導いただいた」《田宮俊作》
機関車小僧今昔「新旧の機関車との出会い」《南 正時》
大塚康生「蒸気機関車写真館」《南 正時》
大塚康生さんと出会って「アニメと機関車交友録」《南 正時》
「大塚康生バイオグラフィー」《叶 精二》
- 【著者について】
1931年生7月11日生まれ。島根県出身。
57年から、東映動画で日本初の本格カラー長編アニメーション『白蛇伝』、62年には『わんぱく王子の大蛇退治』などの原画を手掛ける。68年公開『太陽の王子 ホルスの大冒険』で作画監督を担当した。その後、東京ムービー、日本アニメーションなどで、『ムーミン』、『ルパン三世』、『未来少年コナン』、『じゃりン子チエ』などの作品を手掛けた。
熱心なジープ・マニアであり、軍用自動車研究誌「MILITARY VEHICLE JOURNAL』を、1989年から2000年にかけて自費出版する。タミヤなど模型会社のデザイン監修に協力し、躍動感あふれる名車模型の誕生に貢献した。
日本アニメーション協会名誉会員。
1998年、第3回アニメーション神戸特別賞受賞。
2002年、文化庁長官賞受賞。
2008年、東京国際アニメフェア2008 第4回功労賞受賞。
2019年、第42回日本アカデミー賞協会特別賞受賞。
- 【関連イベント情報】
(諸般の事情により変更の可能性がありますので、書店公式WEBサイトをご確認ください)
場所 書泉グランデ
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-2
期間 2020 年7月19 日(日)~8月末(予定)
* 7月19日(日)より同店舗にて『大塚康生画集 「ルパン三世」と車と機関車と』 先行販売開始の予定です。
Webサイト https://www.shosen.co.jp/
- 【本書概要】
発売日:2020年7月31日全国発売
判型:A4変型判 160頁・帯付き
定価:本体3,500円+税
ISBN:978-4-7683-1376-3
URL:http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=22376
出版元:株式会社玄光社
- 【会社概要】
所在地 : 〒102-8716 東京都千代田区飯田橋4-1-5
設立 : 1931年
事業内容: 出版
URL :http://www.genkosha.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像