『子どもアドボカシーの実践〜カナダの支援現場から見えた子どもの権利保障のあり方とは』LFAが3団体との共同イベントを1月27日(土)に開催
〜Learning for All ×ベネッセこども基金×ちゅらゆい×むすびえがカナダの先進事例を紹介しながらNPO、行政、メディア、中間支援団体それそれの立場で何ができるかを考える〜
「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げる認定NPO法人 Learning for All (本部:東京都新宿区、代表理事:李炯植、以下「LFA」)は、『子どもアドボカシーの実践〜カナダの支援現場から見えた子どもの権利保障のあり方とは』を開催します。
このイベントは日本財団の協力のもと、公益財団法人ベネッセこども基金(本社:東京都多摩市 代表理事 理事長:五十嵐隆)と「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)」(東京都渋谷区、理事長:湯浅誠)と沖縄NPO法人ちゅらゆい(本社:沖縄県那覇市 代表理事 理事長:金城 隆一)との共同開催です。
■イベント概要
今年「こども家庭庁」が発足し、日本に住むすべての子どものために、子どもの目線で子ども施策を検討・実施する機関として動き出しました。また、当事者である子どもの意見を聴く・反映する・基本法や子どもの権利条約の内容を啓発する「子ども基本法」が制定され、日本における子どもの権利のあり方がいま問われています。
7月、ベネッセこども基金・むすびえ・ちゅらゆい・日本財団・LFAの5団体は、子どもの権利擁護の先進事例を学び、全国に広げる上での視座を得るために有志のメンバーを募り、カナダに渡航しました。実際にカナダでアドボカシーをしてきた人たちの話から「自分の声には価値がある」「声を上げていくことで繋がりが生まれ、大きな力になる」という意志や信念が感じられ、声の上げ方は多様な表現の仕方が想定されていました。
本イベントでは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの西崎萌氏をお迎えし、改めて「こどもの権利」と日本の現状や、関係団体に今求められることは何かを講演いただき、その後、カナダの現場で実践されている先進事例をご紹介しながら、NPO、行政、メディア、中間支援団体などそれぞれの立場を活かして何ができるかをトークセッション形式で考えていきます。
■開催概要
・開催日時:2024年1月27日(土)13:30〜16:30
開場:13:00
・参加料:無料
・開催場所:
日本財団 ( The Nippon Foundation )
〒107−8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号日本財団ビル 2階
■スケジュール
第1部 基調講演「子どもの権利と子どもの声を聴くこと」 |
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部 西崎萌様を講師にお迎えし、「子どもの権利とは 」「子どもの声を聴くということは 」を改めて考え、子どもの権利を社会全体で守っていくために、関係団体に今求められることを、ご講演頂きます。 |
第2部 トークセッション 「カナダ視察報告会〜視察で見えた子どもの権利保障のあり方とは」 |
カナダの視察を通じて実際に訪れた支援現場や活動する人々について具体事例を紹介しながら、子どもの権利保障やアドボカシーについてどういった意識、あり方で取り組んでいるのかを共有していきます。情報共有で終わらずに渡航メンバーそれぞれの実践や活動を踏まえて、日本における子どもの権利を保障していくために必要な取り組みや期待される連携について議論を深めていきます。 |
■こんな方におすすめ
・子どもの権利について知りたい方
・子どもアドボカシーに関心がある方
・アドボケイトとして活動していきたい方
・子ども支援に関わる行政や関係機関、施設、学生の方も歓迎
■登壇者紹介
西崎萌(にしざき・めぐみ)氏
公益社団法人
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
アドボカシー部 ガバメント・リレーションズ兼グローバル政策提言スペシャリスト
こども家庭庁 こども意見・国際担当アドバイザー
1987年生まれ、新潟出身。
国際基督教大学教養学部卒。筑波大学教育学研究科修了(教育学修士)。
民間企業や高校教員を経て、2017年4月から国際NGOセーブ・ザ・チルドレンで国内外の子どもの権利保障のための政策提言を行う。また、2022年8月からはこども家庭庁設立準備室(現:こども家庭庁)でアドバイザーも務めている。
長谷川愛(はせがわ・あい)氏
日本財団 公益事業部
子ども支援チーム
2020年に日本財団に入会。社会福祉施設の修繕事業等を担当後、現在は子ども支援チームにて、里親制度などの家庭養育の推進や、ヤングケアラーとその家族への支援、小学生を対象とした次世代教育事業などに携わる。
青木智宏(あおき・ともひろ)氏
公益財団法人ベネッセこども基金 事務局長
助成事業では「重い病気を抱える子ども」や「経済的な困難を抱える子ども」の学び支援の団体を助成。自主事業ではNPOだけでなく、自治体・学校・企業などとも協働し、D&I教育など学びモデルに取り組む。
三島理恵(みしま・りえ) 氏
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事、広報・ファンドレイジング統括責任者
2009年6月から設立スタッフとして「寄付文化の醸成」を目的とした日本ファンドレイジング協会(JFRA)に入職し、事業の立ち上げ、広報全般を担うコミュニケーション・ディレクターとして従事。また、企業、NPO、行政、国際機関などと協働で行っている寄付キャンペーン「寄付月間-Giving December-」の立ち上げにも尽力。現在、JFRAコミュニケーションアドバイザー。 「困った時に助けてくれる人がいると思える社会の実現」に向けて活動をする中で、こども食堂との出会いがあり、むすびえの立ち上げに参画。2022年から現職。むすびえでは、休眠預金事業のプログラムオフィサー、「イオンこども食堂応援団」の立ち上げ、こども食堂の複合的価値を捉える指標開発・測定を行う事業やこども食堂基金プロジェクトリーダー等を担う。神奈川県福祉子どもみらい局戦略アドバイザー。
認定ファンドレイザー。広島県尾道市在住。
金城隆一(きんじょう・たかかず)氏
NPO法人 ちゅらゆい代表
1973年生まれ。沖縄で生まれて大阪で育つ。19歳よりフリースクールで不登校の子どもたちと関わる。大阪の若者支援団体淡路プラッツで不登校やひきこもり青年の支援に携わる。その後、沖縄へ移住し障害者授産施設で精神障害者の就労支援で勤務し、児童相談所で虐待対応の初期調査の業務に就く。2010年にNPO法人ちゅらゆいを設立し、不登校やひきこもり青年のアウトリーチや居場所での支援を実施している。生活保護・困窮世帯の不登校支援を行う居場所の運営、小学生の居場所の運営を行なっている。
宇地原栄斗(うちはら・えいと)
Learning for All 子ども支援事業部
エリアマネージャー
東京大学教育学部卒業。出身である沖縄県での原体験から子どもの貧困に対して関心を持つようになり、大学在学時にLearning for All の学習支援事業に参画し、子どもに対しての包括的な支えのある地域を作ることの重要性を感じ、大学卒業後にLFAに入職し、現場のスタッフ・マネージャーを務める。2023年度4月より子ども家庭庁が設置する子ども家庭審議会のこどもの居場所部会において委員を務める。
■認定NPO法人「Learning for All 」について
「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習支援と居場所づくりを展開しています。設立から延べ11,800人の子どもたちに支援を届けてきました。そして、地域の様々なステークホルダーと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、6歳から18歳の子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「地域協働型子ども包括支援」のモデル構築。本モデルを全国へ広げ、すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を目指しています。
■本件についてのお問い合わせ
認定NPO法人Learning for All
コミュニティ推進事業部 広報室
TEL. 03-5357-7131(平日10時-17時)
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