GitLabが 15.0をリリース

デジタルイノベーションを推進する包括的なDevOpsプラットフォームを拡張

GitLab Inc.

DevOps機能のすべてをひとまとめにした、クラウドにとらわれない唯一のエンドツーエンドのOne DevOpsプラットフォームを提供するGitLab(本社:米サンフランシスコ、読み方:ギットラボ、NASDAQ:GTLB、https://about.gitlab.com/ja-jp/)は、次のメジャーバージョンであるGitLab 15のリリースを発表しました。GitLab 15では、最初のリリースバージョンである15.0から、新しい最先端のDevOps機能を1つのプラットフォーム上で提供します。GitLab 15は、その包括的なDevOps機能を通じて、企業がビジネスクリティカルなコードの開発やコラボレーションによって、ソフトウェアを安全に提供し、求められるビジネス成果を達成できるよう支援します。今後のリリースでは、可視性や可観測性、継続的なセキュリティとコンプライアンス、エンタープライズアジャイルプランニング、ワークフローの自動化、データサイエンスワークロードのサポートなどのソリューション分野におけるプラットフォームの機能が強化される予定です。

GitLabのユーザーからは、効率性が飛躍的に向上したとの評価をもらっています。Airbus(https://about.gitlab.com/customers/airbus/?utm_medium=pressrelease&utm_content=gitlab15)のDevOpsチームでは、GitLab採用後、機能アップデートをわずか10分でリリースできるようになりました。GitLab実装前は、本番環境のセットアップと手動テスト実施に、24時間を要していましたが、これが短縮されました。Airbusのソフトウェアオートメーションエンジニアであるローガン・ウェーバー(Logan Weber)氏は、次のように述べています。「GitLabが我々の業務システムに組み込まれていなければ、今日の我々はなかったでしょう。」

Bainによる最新の調査(https://www.google.com/url?q=https://www.bain.com/insights/devops-tech-report-2021/&sa=D&source=docs&ust=1650667063473519&usg=AOvVaw1DogOJSie1jT9R75knEYCj)によると、90%の企業がDevOpsは最優先課題であると回答していますが、自社のDevOpsの取り組みが十分だと考えているのはわずか12%に過ぎません。多くの組織がさまざまなDevOpsの個別のソリューションを導入していますが、これらのツールはメンテナンスに多くの時間とリソースを要することが多く、最終的にビジネスクリティカルなミッションに支障をきたし、イノベーションを阻害しています。GitLab 15では、専用の統合DevOpsプラットフォームが提供され、チームはビジネス変革の推進に集中できるようになります。

GitLabでプロダクト担当VPを務めるデビッド・デサント(David DeSanto)は、次のように述べています。「今日の厳しい競争環境において、組織はソフトウェアをより速く、より安全に提供しなければならないというかつてないほど大きなプレッシャーにさらされています。市場への投入時間を短縮するために、より成熟した包括的なプラットフォームが必要です。GitLabは、DevOps機能のすべてをひとまとめにしたOne DevOpsプラットフォームにより、この課題を解決します。組織は、DIY(Do It Yourself)DevOpsツールチェーンを廃止して、計画から製品化に至る各チームを一つのアプリケーションでまとめ、安全なコードのより迅速な出荷、ビジネス成果の達成、チームのエクスペリエンスやコラボレーションの向上を実現できます。」

可視性と可観測性でサイロを解消し、効率性を促進
アプリケーションやワークフローの動きを可視化して共有することで、チームはより迅速に作業を進めることができます。GitLab 15は、可視性を向上させ、企業が価値の提供とアプリケーションの正常性をエンドツーエンドで可視化できる新機能を提供します。これらの機能により、コラボレーション可能な共有環境が構築され、組織のサイロが解消されます。GitLabの包括的な可観測性および監視ツールにより、インシデントの発生率を抑え、直近のパフォーマンス低下に対する実践的な知見を得ることができ、インシデント発生時にはリアルタイムなトリアージを実施できるようになります。これらの新機能は、コードから製品化までのリードタイムの短縮、エラーの頻度と重大度の低減、開発チームによる展開頻度の向上、インシデント後の復旧時間の短縮に貢献します。提供スピードの向上に役立つ今後リリース予定の主な機能(https://about.gitlab.com/upcoming-releases/?utm_medium=pressrelease&utm_content=gitlab15)は以下のとおりです。
  • 製品の分析と実験:組織に新しいアイデアのテストと検証を可能とし、またチームやプロジェクト全体でのDevOpsベストプラクティスの採用度の測定を可能にすることで、顕在化するデータの実用性を向上させます。
  • 可観測性:デフォルトで有効化されているオープンソースのエンドツーエンドでテストされた安全な可観測性ソリューションをDevOpsプラットフォーム内で使用して、エラートラッキング、メトリック、ログ、およびトレースを統合します。
  • 可視性:プロジェクトやグループのバリューストリーム分析の改善など、全てのDevOps Research and Assessment(DORA4)メトリクスにサポートを拡張しました。

継続的なセキュリティとコンプライアンス
脆弱性は開発プロセスの後半に発見されるケースが非常に多く、コスト増につながるだけでなく、セキュリティ侵害やビジネスの中断を招く危険性があります。この状況が、複雑な最新のアプリケーションやクラウドネイティブな展開によってもたらされる新たな攻撃ベクトルを深刻化させています。GitLabの最新リリースでは、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたりコンプライアンス遵守を支援する機能が強化され、組み込みのセキュリティスキャンとコンプライアンス監査機能が提供されます。これにより、開発チームは、さらにツールを追加したり、製品の提供に支障をきたすことなく、ソフトウェアのイノベーションに集中できます。現在および今後リリース予定のセキュリティとコンプライアンスに関する主な機能(https://about.gitlab.com/upcoming-releases/?utm_medium=pressrelease&utm_content=gitlab15)は以下のとおりです。
  • ソフトウェアサプライチェーンセキュリティ:ビルドアーティファクトに対する署名付き証明書とともに、エクスポート可能なソフトウェア部品表(SBOM)の自動生成をサポートします。
  • セキュリティ承認ポリシー:セキュリティチームは、一元管理されたセキュリティポリシーをグループレベルで適用し、セキュリティポリシーの編集を許可するユーザーの範囲を限定し、承認ルールの変更に2ステップの承認プロセスを義務付けることが可能になります。
  • コンプライアンス管理:コンプライアンスチームは、グループレベルおよびネームスペースレベルで変更の全履歴を可視化することで、コンプライアンスを遵守したプロジェクトを実現できます。
  • 最先端のセキュリティスキャンテクノロジー:GitLab独自の次世代静的アプリケーションセキュリティテスト(SAST)スキャンエンジンを、現在の誤検知抑制に特化したものから、検知結果をより強固で柔軟なルールで制御できるように拡張します。また、オープンソースによる動的アプリケーションセキュリティテスト(DAST)スキャナーをGitLab独自のDASTアナライザーに置き換えることで、より高速なスキャンとより柔軟な設定を可能にします。
  • 監査イベント:管理者は、プロジェクト、グループ、設定などに関する監査イベントを任意の宛先にストリーミングすることで、より高度な可視性を実現できます。ユーザーは、GitLabのデータと他のツールを連携させ、特定のイベントに応じた独自の自動処理を構築できます。
  • リモート開発環境:ゼロトラストポリシーを適用可能なクラウドベースの開発環境を提供することで、ソースコードがローカルに保存されることを防ぎます。

エンタープライズアジャイルプランニングとワークフローの自動化
エンドツーエンドのDevOpsプラットフォームとして、GitLabはユニークな立場にあり、ビジネスリーダーがビジョンを推進し、DevOpsチームが働き方を改善しながら価値を提供できるよう支援できるプランニングスイートを提供します。GitLab 15では、プランニング機能が強化されて、さらなる柔軟性が実現され、より多様なワークフローをサポートし、初期分析から計画、実装、展開、監視に至るまで、DevOpsライフサイクルのあらゆる段階においてデータを相互連携させます。さらに、GitLabは、機械学習(ML)機能によりDevOpsプラットフォームを強化し、既存の機能をよりインテリジェントで自動化されたものにすることで、価値実現に要する時間を短縮し、また推奨提案機能によって意思決定サイクルを短縮します。今後リリース予定のエンタープライズアジャイルプランニングとワークフローの自動化に関する主な機能(https://about.gitlab.com/upcoming-releases/?utm_medium=pressrelease&utm_content=gitlab15)は以下のとおりです。
  • ワークアイテム:新しいプランニングアーキテクチャを作成することで、エンタープライズアジャイルフレームワークを含む、より多様なワークフローとフレームワークをサポートします。このアーキテクチャでは、「イシュー」、「エピック」、「要件」を引き続きサポートしており、「タスク」、「機能」、「目的」などのアイテムも今後利用可能になる予定です。
  • ビューとクエリの保存:チームのプランニングワークフローに合わせてカスタマイズされたGitLabのイシューのビューを保存できます。カスタマイズされたダッシュボードにデータを集約することで、組織の健全性や主要なイニシアチブの状況をすばやく把握できます。
  • レビュアーとラベルの推奨:適切なチームメンバーや次のワークフローのステップを自動的に推奨することで、コードレビュアーの選択と計画のオーバーヘッドを効率化し、生産性と透明性を向上させます。
  • 推奨機能の強化:状況に応じた提案で意思決定を加速させ、認知負荷と展開にかかる時間を削減します。

データサイエンスチームとワークロードのサポート
The One DevOpsプラットフォームは、最新のアプリケーションの構築や安全性の確保、また運用に関わるすべての人々をサポートします。機械学習(ML)は、今日のソフトウェア開発に不可欠な要素であり、GitLab 15により、データサイエンティストは、データサイエンスモデルをより効率的に展開し、調整に伴う課題を軽減し、より迅速に知見を得て、長期的に自身のデータから学習できるようになります。さらに、GitLab 15では、ModelOpsのユースケースをさらに充実させることで、データサイエンスチームは関係者と緊密に連携し、最高のユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。ModelOpsを用いた今後リリース予定の主な機能(https://about.gitlab.com/upcoming-releases/?utm_medium=pressrelease&utm_content=gitlab15)は以下のとおりです。
  • データオペレーション(DataOps):ユーザがデータを抽出、読み込み、変換し、それらを容易にGitLabパイプラインに接続することができるようになります。
  • 機械学習オペレーション(MLOps):MLOpsにより、MLモデルの開発と展開が効率化され、自分のモデルを実験、トレーニング、テストし、本番環境に展開できるようになります。
  • 可観測性:本番環境でMLモデルを監視することで、モデルの利用状況をより正確に把握し、データサイエンスワークロードのライフサイクルにおけるループを解消します。
  • 追跡可能性:データ、コード、モデルバージョンの間には多くの流動的な要素がありますが、そのすべてを追跡可能にすることで、統合的なデータ保護、MLのソースコードのセキュリティ、またモデルのバージョン管理を実現し、コンプライアンス、アクセスコントロール、コラボレーションを確実なものにします。

RedMonkのシニアインダストリーアナリストであるケリー・フィッツパトリック(Kelly Fitzpatrick)氏は、次のように述べています。「組織はビジネス成果を促進するために、開発者のスピード感をますます重視するようになっています。同時に、開発チームは、開発者間の経験の差による悪影響を被ることがよくあります。これは、複雑なDevOpsツールチェーンやプロセスをガムテープのような方法で組み立てる(そして維持する)ことを求めるようなもので、結果としてソフトウェアの提供頻度や開発者の仕事に対する満足度を低下させてしまいます。GitLabは、その最新リリースにより、開発者が革新的な製品の開発に集中できるようにすると同時に、あらゆる関係者間のコラボレーションを促進するプラットフォームを組織に提供し、より強固なビジネス成果とより多くの技術イノベーションの実現を目指しています。」

GitLab 15.0のリリースが利用可能になりました。セルフマネージドインスタンスをアップデートするには、こちら(https://about.gitlab.com/update/、英語)にアクセスして詳しい手順を確認できます。GitLab SaaSは、GitLab Inc.により自動的にアップデートされます。詳細は、2022年6月23日(太平洋標準時)に開催されるGitLab 15のウェビナー(https://about.gitlab.com/fifteen/?utm_medium=pressrelease&utm_content=gitlab15、英語)に登録・参加して確認できます。

※ 本資料は、米国カリフォルニア州にて2022年5月23日(現地時間)に発表したプレスリリース(https://about.gitlab.com/press/releases/2022-05-23-gitlab-15-the-one-devops-platform.html)の日本語抄訳版です

GitLabについて 
GitLabは、DevOps機能のすべてをひとまとめにした、クラウドにとらわれない唯一のエンドツーエンドのOne DevOpsプラットフォームを提供し、ソフトウェアイノベーションに貢献しています。GitLabのプラットフォームでは、すべてが1つのインターフェース、1つのデータストア、1つの権限モデル、1つのバリューストリーム、1セットのレポートに収まっており、その中でコードの保護とあらゆるクラウドへのデプロイを行えるため、どのユーザーもDevOpsに貢献することが可能です。GitLabを導入すると、コードの作成・配信・管理を迅速かつ継続的に行い、顧客やユーザーはイノベーションを加速させ、簡単にスケーリングを行い、効果的にサービスを提供し、そして顧客を維持してビジネスビジョンを実現できます。GitLabはオープンソースで構築されており、数千のデベロッパー、数百万のユーザーからなる今なお成長中のコミュニティと連携し、新しいDevOpsイノベーションを継続的に提供します。
 

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会社概要

GitLab Inc.

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業種
情報通信
本社所在地
268 Bush Street #350, San Francisco, CA 94104, United States of America
電話番号
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代表者名
Sid Sijbrandij
上場
未上場
資本金
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設立
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