「妊娠中に夫の浮気が増える」はウソ?ホント?妊娠中の浮気を経験した夫婦の実態を調査
離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営している株式会社Clamppy(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:大江 剛 / 寺田 真吾)は、自分か配偶者が妊娠を経験したことがある、または現在妊娠している全国約408人の男女を対象に「妊娠と浮気や離婚について」のアンケート調査を実施いたしました。妻の妊娠中に浮気をした男性は全体の27%と一般的な男性の浮気率26%程度と比較してもあまり変わらないことや、浮気をした、またはされた原因に対する男女それぞれのリアルな意見などが明らかになりました。
※データを利用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/furin/135) をご記載いただきますよう、お願いいたします。
妻の妊娠中に浮気した男性は27%
「妊娠中に夫の浮気率が上がる」というのはよく耳にする言葉ですが、妻の妊娠中に浮気をしたかどうかを既婚男性に聞いたアンケートでは、「自分が浮気をした」「どちらも浮気をした」の合計が27%という結果となりました。
既婚・未婚問わず一般的な浮気率は男性で26程度%というデータもあるため、妻が妊娠中だからといって特段浮気率が上がるわけではないようです。
参考:相模ゴム工業株式会社
また、男性に比べると当然少なくはなりますが、女性の中にも「浮気をした」と回答した人は1%いました。
※男女ともに「妊娠する前から浮気していた」人数は含んでいません。
男性の方が「妊娠をきっかけに夫婦仲が良くなった」と感じている人が多い
「妊娠をきっかけに夫婦仲はどうなったか」のアンケートには、全体の約半数が「特に変わらない」と回答しています。
男女別に見ると、夫婦仲が「良くなった」と答えた男性は40%、女性は28%と男性の方が仲良くなったと感じている人が多いとわかります。
一方、仲が悪くなったと感じている割合は女性の方が多く、妊娠によってホルモンバランスが変化することも影響しているのかも知れません。
妊娠中での浮気が人生で初めての浮気という男性が57%
妊娠中の浮気が人生で初めての浮気という人は、浮気をした75人中約半数の39人でした。
男性は56人中32人と、57%の人が妊娠中に初めて浮気をしたということになります。
この結果を見ても、パートナーの妊娠中に夫の浮気率が著しく上がる、ということは無いようです。
男女で妊娠中の浮気の原因は異なる
妊娠中に浮気をした理由を聞いたところ、男女で異なる結果となりました。
【男性が浮気をした理由】
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性欲を消化する術が減った(36.3%)
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配偶者とのコミュニケーションが減った(21.3%)
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相手のメンタルが不安定になった(8.8%)
妊娠中の女性にはつわりで体調が優れない、お腹が張るなどさまざまな体調の変化が現れるため、それまでと同じように性行為をおこなうのは難しいものです。
特に妊娠初期や末期は流産や早産のリスクが高まるため、推奨されません。そのため、性欲を他で解消しようといった思考になってしまうのでしょう。
また、つわりで臥せっていたり、妊娠による過度な眠気であまりコミュニケーションを取る時間がない、ホルモンバランスが崩れてしまいメンタルが不安定になっている、などの理由でパートナー以外の人に癒やしを求めたくなり浮気をしてしまった人も多いようです。
【女性が浮気をした理由】
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配偶者とのコミュニケーションが減った(26.3%)
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現実逃避したかった(21.1%)
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相手のメンタルが不安定になった(15.8%)
一方女性の場合は、「配偶者とのコミュニケーションが減った」が1位となりました。
また、2位に「現実逃避がしたかった」が入っており、日々変化する自分の体や産むことへの不安、メンタルの変化などからの逃避を求めてしまったのでしょうか。
また、浮気をした(された)原因に対するコメントを見ると、原因は1つではなく複数の原因が重なって浮気に至ったのがわかります。
浮気をした(された)原因に対する男性の意見
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コミュニケーションが減って性欲のはけ口がなくなったからです。(30代)
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元妻の第二子妊娠と単身赴任の時期が重なり、元妻の親と同居していたこともあって単身赴任したのですが、赴任先で独身に戻ったようで羽根を伸ばしすぎました。(50代)
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夫婦の関係が減ったのでそれがきっかけでほかの人と出会ってしまった。(30代)
相手とのコミュニケーションが減ったために性欲のはけ口がなくなり、最終的に浮気をした人や、妊娠と単身赴任が重なったために羽を伸ばしすぎた人。
夫婦関係が減ったために、他の人へ関係を求めた人もいます。
男性の浮気の原因1位は「性欲を消化する術が減った」でしたが、そこへ至るまでにコミュニケーションの減少や1人暮らしの状態になったことなどがあるようです。
浮気をした(された)原因に対する女性の意見
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妊娠中は非常に情緒不安定で、夫とのコミュニケーションも減ってしまいました。そのため、夫が浮気に走ったのだと思います。(40代)
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妊娠したことに対する不安やストレスが多く、配偶者とのコミュニケーションも減りました。お互いに感情的になりやすく、衝突が多かったです。(20代)
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妊娠中、夫とのコミュニケーションが減り、彼のメンタルが不安定になったことが原因で浮気が発覚しました。(20代)
女性のコメントには、自身が情緒不安定になった人や、不安やストレスによって夫とのコミュニケーションが減ったという意見がありました。
また、妊娠中にコミュニケーションが減ったために、夫のメンタルが不安定になった人も。
どのような理由にしても、コミュニケーション不足が原因の1つになったと感じている女性は多いようです。
妊娠中に浮気が発覚した結果、離婚した夫婦は全体の18%
妊娠中に浮気が発覚した結果、離婚した男女は80人中14人と、18%に留まりました。
多くの夫婦が浮気が発覚した後、再構築を選んでいることがわかります。
浮気をした人もされた人も、これから生まれてくる子供のことを考えると離婚に踏み切れない人が多いのかも知れません。
妊娠中の浮気が離婚した直接の原因になった夫婦は半数以下
離婚した人の中で妊娠中の浮気が直接の原因になった人は40%と半数以下です。
浮気だけでなく他にも理由があった場合や、浮気をきっかけに不満が噴出したなどさまざまなケースが想定されます。
司法統計によると、離婚申立ての動機1位は男女ともに「性格が合わない」となっていることからも、浮気以外の理由も大きいのではないでしょうか。
裁判所|令和5年度 司法統計年報(家事編)第19表ー婚姻関係事件数―申立ての動機別‐
妊娠中の離婚ではストレスや経済面で苦労する人が多い
実際に妊娠中の離婚を経験した人に、苦労したことを聞きました。
【男性のコメント】
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妊娠中の離婚は非常に辛い経験でした。精神的な負担が大きく、経済的にも困難が伴いました。しかし、子供のために強く生きることを決意しました。(30代)
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新しい生活環境に適応するのが一番の苦労でした。特に経済的な不安が大きかったです。(40代)
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妊娠中の離婚で最も苦労したのは、精神的なストレスと新しい生活への適応でした。弁護士のサポートがなければ乗り越えられなかったでしょう。(60代)
男性でコメントをしてくれた人は、全員浮気をした側の人でした。
パートナーのお腹に子供がいる以上、離婚となれば認知や養育費など多くの取り決めがあるためストレスも大きいのではないでしょうか。
また、浮気が原因の1つの場合は慰謝料についての話し合いもあるかも知れません。
これから払うことになる養育費や慰謝料など、金銭面で苦労した人が多いのも納得の結果です。
【女性のコメント】
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これから子供を1人で育てていくという覚悟や知識を身につけることで苦労しました。(20代)
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妊娠中の離婚は本当に大変でした。特に経済的な問題が大きく、精神的にも辛い日々が続きました。(40代)
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妊娠中の離婚で一番苦労したのは、経済的な問題と精神的なサポートの欠如でした。一人で全てを抱えるのは非常に辛かったです。(20代)
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精神的なストレスで、体調もおかしくなった。薬等は飲めない。(20代)
女性の場合は、コメントを残してくれたのは全員浮気をされた側の人です。
離婚して子供を1人で育てていく不安を挙げる人が多くいました。
また、養育費の取り決めがあったとしても出産してしばらくは働けないなど、経済的にも不安を感じる人も多いようです。
精神的なストレスが多くても、妊娠中は薬を飲めないのも不安感に拍車をかけるのではないでしょうか。
浮気をした人もされた人も、男女ともに妊娠中の離婚はストレスや経済面で苦労する人が多いとわかりました。
妊娠中に浮気をされないための予防策を実施した人は全体の61%
妊娠中はどうしてもスキンシップが減ったり、性交渉ができなかったりと浮気されやすいと思われがちです。
そんな中、浮気をされないために何か対策を実施したかどうかを聞きました。
特に何も対策をしていない人が全体の39%、実施している対策の中で多いのは「スキンシップを大切にする」「相手に感謝を伝える」です。
ただし、男女別で見ると「特に対策をしていない」男性は46%、女性は34%と女性の方が男性よりも浮気に対する予防策を実施する傾向にあるようです。
また、対策をしていた人の意見には以下のようなものがありました。
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相手に対して感謝を伝えないと必要とされていないということで浮気されると感じたからです。(男性・30代)
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位置情報の共有を通じて、お互いの行動を確認し合うことで浮気の予防策を講じていました。(男性・40代)
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妊娠中は、愛情を言葉で伝えることが重要だと感じました。また、スキンシップも大切にするよう心掛けました。(女性・40代)
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お互いの愛情をしっかりと伝え合うことで、浮気を防ぐ努力をしていました。言葉でのコミュニケーションが鍵だと思います。(女性・30代)
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お互いのスケジュールをしっかりと確認し合い、信頼関係を築く努力をしていました。(女性・20代)
感謝や愛情を言葉で伝え合うのが大事と感じ、努力している人が多くいます。
また、言葉だけでなくスキンシップを大切にしている人もいました。
浮気をした理由の上位に「コミュニケーションが減った」が入っていることからも、浮気予防のためには言葉で伝える、スキンシップを大切にするのは有効と思われます。
他にも、位置情報やスケジュールを共有して、信頼関係を築いている人もいました。
◆当調査の利用に関して
1.当調査のデータを引用・転載する場合には、「出典:ツナグ離婚弁護士(株式会社Clamppy)」の表記をお願いいたします。
2.データを引用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/furin/135)をご記載いただきますよう、お願いいたします。
【調査概要】
■調査名:妊娠と浮気や離婚に関するアンケート
■調査対象:自分か配偶者が妊娠を経験したことがある人、現在している人
■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート
■有効回答人数:408名(回答率100%)
■調査期間:2024年6月10日~2024年6月24日
【会社概要】
社名:株式会社Clamppy
代表者:代表取締役社長 大江 剛 / 寺田 真吾
事業内容:Webマーケティング / 士業集客コンサルティング
所在地:〒104-0045 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F
電話番号:03-6226-2561 / 03-6226-2562
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