東京都・低炭素(中温化)アスファルト混合物の試験施工を実施
8月31日(木)に東京都・豊島区にて、骨材の必要な加熱温度を10-30℃低下させて化石燃料消費量を抑制し、アスファルト混合物製造時のCO2排出量を削減する技術の試験施工を実施した。
東京都が推進する低炭素(中温化)アスファルト混合物の試験施工を実施した。東京都によると都が発注する工事に適用した場合、年間CO2排出量が約3,470トン削減されると試算しており、全国の自治体で初めて低炭素(中温化)アスファルト混合物を事前審査認定混合物として運用する方針を打ち出している。
※参考文献1 (令和4年6月3日報道発表資料) 参照
道路舗装に使用するアスファルト混合物は1トン製造する際に化石燃料を8-10リットル燃焼させて骨材を加熱しミキサーで石油アスファルトと混合する。中温化技術は骨材の必要な加熱温度を10-30℃低下させて化石燃料消費量を抑制し、アスファルト混合物製造時のCO2排出量を削減する技術だ。都は30℃低減にて1トン当たり2.7kgのCO2排出量削減を見込む。※参考文献2 参照
今回、東京都の低炭素(中温化)アスファルト混合物早期試験施工に至ったのは、小池百合子都知事と野口貴文東京大学教授の道路インフラにおけるCO2削減等対談の際に、都知事から紹介があったことによる。(https://youtu.be/wYi95MLP9rs) 野口教授が代表理事を務めるRRCS(一般社団法人 生コン・残コンソリューション技術研究会)会員である株式会社内山アドバンス(社長=柳内光子氏、千葉県市川市)から提供された学校法人草苑学園(理事長=柳内光子氏、豊島区)駐車場に、同じくRRCS会員の大成ロテック株式会社(社長=西田義則氏、新宿区)の合材工場にて製造した低炭素(中温化)アスファルト混合物を適用した。施工を担当したのは徳力建設工業株式会社(社長=鳥越雅人氏、豊島区)。施工確認した鳥越社長は「夏の暑い時期の舗装工事における作業環境改善にも期待できる」と述べた。
参照文献 1)https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/06/03/03.html
参照文献 2) https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/06/03/documents/03.pdf
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