読書教育のオンライン習い事「ヨンデミー」、VC3社・エンジェル投資家11名より約1.3億円の資金調達を実施。
アクセラレータープログラムであるG-STARTUP(グロービス)およびD2Cビジネスグロースプログラム(西日本新聞・ADKグループ)に参加し、事業拡大を目指す。
株式会社Yondemy(本社:東京都中央区、代表取締役:笹沼 颯太)は、既存株主であるXTech Venturesをリード投資家として、アコード・ベンチャーズや旺文社ベンチャーズ、そして宮本邦久氏、笠原健治氏、吉村英毅氏、大冨智弘氏らを含む個人投資家11名より約1.3億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
今回の資金調達により、読書教育のオンライン習い事「ヨンデミー」への開発投資とマーケティング投資を加速させるため、人材採用を促進し組織体制を強化し、ユーザー体験の向上やアライアンスの強化を実現いたします。
資金調達の目的と展望
Yondemyは2020年4月の創業以来、「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」というMissionを掲げ、「たのしく習えば、読書はハマる」をコンセプトとした日本初の読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を筆頭に、Podcast番組「おうち読書のミカタラジオ」(※1)・完全無料の保護者向けLINE相談窓口「教えて!ヨンデミー」(※2)・おうち読書を深める保護者コミュニティ「おうち読書のミカタひろば」(※3)など、子どもの読書体験を多角的にサポートするサービス群を提供してきました。
また現在、アクセラレータープログラムである「G-STARTUP(※4)」(株式会社グロービス)および「D2Cビジネスグロースプログラム(※5)」(株式会社西日本新聞プロダクツ, 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ, 株式会社ADKダイレクト)に参加しており、さらなる事業成長を目指しています。特に「D2Cビジネスグロースプログラム」では、ADKグループの支援を受け、タグラインのリニューアルやプロモーション動画の制作を行い、今後の事業成長の軸を策定しました(※6)。
今後は、従来提供してきたサービス群の提供価値をより強化するとともに、アライアンス等を通じて子供及び家庭との接点を拡張し、さらに読書領域から作文領域へと指導範囲を拡大する方針です。そこで今回調達した資金は、今後の事業開発や人材採用、プロダクト開発に当ててまいります。
具体的には、「ヨンデミー」の子どもUX・保護者UXそれぞれの改善や作文領域のアップセル機能や新規プロダクトの開発、主に出版業界各社とのアライアンスの促進などを目指し、BizDev・エンジニア・デザイナーなど各部門での採用を強化していきます。
※1…読書教育のYondemyがPodcast番組『おうち読書のミカタラジオ』を配信開始し、子育て家庭の悩みを幅広く深掘り!
※2…読書教育のYondemyが完全無料の保護者向け新サービス「教えて!ヨンデミー」を正式リリース!
※3…読書教育のヨンデミーが新しい保護者コミュニティ「おうち読書のミカタひろば」をオープンし、完全無料のイベントを開催!
※4…アクセラレータープログラム「G-STARTUP」、第8期採択企業が決定! 五常・アンド・カンパニー 慎氏、estie 平井氏などの豪華ファカルティを迎え、ユニコーンに向けた成長支援を加速
※5…ADKマーケティング・ソリューションズとADKダイレクトは、西日本新聞プロダクツと共同で「D2Cビジネスグロースプログラム #爆速2023」を始動
※6…ヨンデミー、新タグライン「読書は、一生モノの習い事」を公開。
Yondemyの解決したい社会課題
子どもの活字離れが指摘される昨今、2015〜2020年の5年間で小学生の1日あたりインターネット使用時間(ゲーム・動画視聴を含む)は約1時間増加(※1)しています。子どもたちは本・読書よりも手軽に楽しい娯楽に囲まれていることから、7割以上の小学生が週に1冊も本を読まない(※2)など、読書離れが進んでいます。
家庭での読書教育的活動の代表例である「読み聞かせ」は、Google検索数が直近10年間で約4倍(※3)になり、年少の子どものいる家庭の94.8%が月に1度以上「読み聞かせ」を実施している(※4)など、全国的に普及しました。一方で、日本において読み聞かせ以後のサポート、つまり「読書教育」の認知度は低く、公教育においても体系的な指導が実施されていることは稀です。国内における読書指導・体験が家庭に依存する傾向にあることが、家庭間の教育格差という社会課題を生み出す大きな要因であるという点に、当社の課題意識はあります。
元来読書教育は、「教育界のノーベル賞」と言われるグローバル・ティーチャー賞を受賞した読書教育の実践者であるナンシー・アトウェルなど、長年の経験からノウハウを蓄積した講師が教室等のオフラインの場において限定的に提供してきたものでした。しかし、当社は教育格差の是正を目指し、読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」では、教師の役割をAIにより代替し、Webアプリによってオンラインサービスとして提供を開始しました。入会後3ヶ月が経過した生徒は平均で週5冊以上本を読むようになる(※5)など、その教育実績データも蓄積されてきました。
また、読み聞かせ以後のサポートとしての「読書教育」の認知度を向上させ、手軽に家庭で実践できるノウハウを普及させるために配信を開始したPodcast番組「おうち読書のミカタラジオ」ではApple Podcast Ranking子育てカテゴリと、子育てカテゴリを含む「キッズ/ファミリー」カテゴリ全体の両方で第一位を獲得する(※6)など、子どもの読書にまつわる子育て家庭の悩みの深さを裏付ける結果となりました。
今後も「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」ことをMissionとして、「ヨンデミー」を筆頭として"読書を習う"という新しい文化を広めていくことでより多くの子どもたちに読書体験への入り口を提供するとともに、読書家となった子どもたちがより豊かな人生を歩めるような教育システムを新規サービスも含め構築していくことを目指しています。
※1…内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」より
※2…学研教育総合研究所、講談社「子どもの読書実態調査」より
※3…Google トレンドより
※4…ベネッセ教育総合研究所「幼児期の家庭教育調査(2018)より
※5…〈2周年記念〉日本初のオンライン読書教育の習い事「ヨンデミーオンライン」が教育実績データを公開
※6…『おうち読書のミカタラジオ』がApple Podcast Ranking 子育てカテゴリで第一位を獲得!
今回の引受先一覧(順不同)
-
XTech Ventures
-
アコード・ベンチャーズ
-
旺文社ベンチャーズ
-
宮本邦久氏(エンジェル投資家)
-
笠原健治氏(株式会社MIXI 取締役ファウンダー)
-
吉村英毅氏(株式会社ミダスキャピタル 代表パートナー)
-
大冨智弘氏(エンジェル投資家)
-
長野貴浩氏(エンジェル投資家)
-
上杉健太郎氏(株式会社Techne 代表取締役)
-
山邉圭介氏(シュゼット・ホールディングス 専務 コーポレート戦略本部長)
-
小田部崇弘氏(株式会社ファランクス 代表取締役社長)
-
藤井正明氏(株式会社インサイト 会長)
-
麻生要一氏(株式会社アルファドライブ 代表取締役兼CEO)
-
他1名
Yondemy採用情報
YondemyではBizDevやCOO候補事業責任者、エンジニア、デザイナーなど様々なポジションで採用を強化しています。現在は役員/社員3名・学生インターン29名・副業2名という組織構成ですが、明確に事業・組織のフェーズが変わるこのタイミングで、強力に事業を推進できる経営幹部候補・コアメンバーを探しています。
詳細は下記をご覧ください。
投資家よりコメント(一部)
XTech Ventures 安岡 浩太
前回に引き続き、リード投資家として追加投資をさせて頂きました。認知度の低い読書教育の啓蒙活動に四苦八苦しながらも着実に事業を成長させているYondemyチームを引き続き尊敬しております。読書は、生きていく上で必要な全てのコミュニケーションや仕事の根源となる極めて大切なものだと思っております。そんな中、小学生の1日あたりインターネット使用時間は増加の一途を辿り、7割以上が週に1冊も本を読まないなど、状況は深刻です。日本のあらゆる産業を底上げして行くために、読書教育は大きく貢献してくれると、大袈裟ではなく強く信じております。誠実かつ泥臭く変革しようとするYondemyチームを、出版業界の皆様も力強く応援頂いており、事業として開花し認知拡大するのは目前です。私も、引き続き、全力でご支援して行きたいと思います。
アコード・ベンチャーズ 鈴木智也
子どもへの読み聞かせ実施率は極めて高いものの、動画アプリ等の普及により不足しつつある「読む力」向上のためのソリューションだと直感しました。読む力の向上は、学校の授業や宿題への取り組み意欲にも繋がり、子ども教育の底上げ、ひいては日本の国力増強にも寄与する可能性を大いに秘めていると確信しています。また、曜日に左右されにくい新しい習い事の選択肢として「読書」が確立する可能性や、さらには、ソリューション自体のグローバル展開やデータおよび生成系AIを活用したコンテンツ展開等、ビジネスアップサイドにも大きな期待を寄せております。
旺文社ベンチャーズ 岡崎佑樹
読書を習い事として捉え、子どもたちの成長を促すというユニークな発想と、笹沼さんはじめチームの皆さんのユーザーにしっかり寄り添う活動、サービスの発展に大きな期待を寄せております。
我々旺文社は、未だ多くの課題を抱える「教育」「出版」という二つの業界で長年にわたり活動してきました。数多く存在するEdTechスタートアップの中でも、教育と出版物の両面にアプローチしているスタートアップは非常に珍しく、その課題をともに解決していく同志として、また、いち本好きとして、ご一緒できることを嬉しく思っております。
宮本邦久(エンジェル投資家)
この度、ヨンデミー社に投資させて頂きました。社長の笹沼さんは、まだとてもお若いのに、私よりも考えが大人で、素晴らしい人格者だと思いました。この人でダメならそれはもう仕方ない諦める!そう思えた魅力が笹沼さんにはありました。事業よりも人に投資させて頂いたというのが率直なところです。
事業も、この事業をやるなら笹沼さんしかいない!そう思える事業の解像度で、お子さんをお持ちの私の周囲の方々にも薦めてみましたが、皆さん「素晴らしいアプリ!」と有料化されていきましたので、この事業のポテンシャルを肌で感じ取ることができました。エコノミクスもすでにPMF直前まできており、ピアノや水泳と並んで「読書」が「習い事」の1つとしてこれから定着していくことを期待しています。
今後はデジタル広告やリアルの認知活動を通じて、一気に規模を拡大していく大切な時期に入りますので、どうかお身体に気を付けて、これからの飛躍を期待しております。
吉村英毅(株式会社ミダスキャピタル 代表パートナー)
Yondemyの未来志向なビジョンと教育格差の解消へのコミットメントに深い共感を抱き、彼らの使命に賛同しています。教育プラットフォームを通じて創造力を伸ばし、社会に新しい風をもたらす可能性に期待を寄せ、彼らとともに未来を築く一端を担えることを嬉しく思います。現代社会の急激な変化に適応し、子供たちに柔軟性や創造力を養うことは極めて重要です。Yondemyは個々のポテンシャルを引き出し、多様性を尊重した教育を提供しています。これにより将来のリーダーやイノベーターが輩出され、社会全体が前進することを期待しています。
大冨智弘(エンジェル投資家)
子どもたちが読書を通じて豊かな心を育むことを使命とするYondemyのビジョンに、深く共感しております。特に、AIを駆使して子ども一人ひとりの興味やレベルに合わせた本を推薦するアプローチは、読書の楽しさとその重要性を伝える上で革新的であり、これが私の出資の決め手となりました。Yondemy、そして笹沼氏に対しては、このユニークなサービスを通じて、世界中の子どもたちが読書の喜びを見つけ、知識と想像力を豊かにすることを切望しています。
会社概要
会社名:株式会社Yondemy
代表者:代表取締役 笹沼颯太
設立日:2020年4月13日
所在地:〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目5−20 東京建物八重洲さくら通りビル 1階
事業内容:読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」の開発・運営等
事業内容
-
子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」
-
完全無料の保護者向けLINE相談窓口「教えて!ヨンデミー」
-
読書教育を通じて教育の『見方』をアップデートし、おうち読書の『味方』になるPodcast番組「おうち読書のミカタラジオ」
-
おうち読書を深める保護者コミュニティ「おうち読書のミカタひろば」
「ヨンデミー」
「ヨンデミー」は、「読書は、一生モノの習い事」をテーマに、AI ヨンデミー先生のサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリによって、子どもが読書にハマるオンライン習い事です。月額定額制で小学生を中心にご利用いただいております。特徴は、①AIによる子ども一人ひとりの好み・レベルに合わせた選書、②本の楽しみ方を1日3分で学べるミニレッスンを土台とした習慣化支援、③キャラクターとの冒険やバッジ・レベルアップなどのゲーミフィケーションです。おうち読書をサポートすることで、子どもたちが「楽しく・たくさん・幅広く」本を読めるようになる成長を実現しています。
「教えて!ヨンデミー」
「教えて!ヨンデミー」は、完全無料・会員登録なしで、保護者さまがLINEのチャットでヨンデミー講師に直接相談し放題のサービスです。ヨンデミーオンライン公式LINEアカウント上にて提供しており、友だち追加後は相談受付に加え、家庭で気軽に実践できる読書教育のノウハウやコツの発信、無料で参加できる限定ワークショップやセミナーの開催情報を受け取ることができます。
「おうち読書のミカタラジオ」
「おうち読書のミカタラジオ」は、読書教育を通じて教育の『見方』をアップデートし、また保護者さま同士でおうち読書の話をシェアして、おうち読書の『味方』になるPodcast番組です。Apple Podcast Ranking子育てカテゴリと、子育てカテゴリを含む「キッズ/ファミリー」カテゴリ全体の両方で第一位を獲得しています。
「おうち読書のミカタひろば」
「おうち読書のミカタひろば」とは、おうち読書に取り組む保護者が、お互いに体験談・お悩み・解決のヒントをシェアしながら読書教育の良さを深めていく空間です。完全無料で参加できる保護者向けのイベントでは座談会やライトニングトークなどを通じて他の家庭のリアルなおうち読書事情を知ることができ、またコミュニティ限定のLINEオープンチャットでは保護者同士のおすすめ本紹介・感想交換などを通じて、日々の子育ての悩みやヒントを共有することができます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像