【海士町役場】【交流×継承】後鳥羽院遷幸八百年記念事業23年ぶりに「牛突き大会」
23年ぶりに海士町で牛突き大会が開催されます。
海士町長(大江和彦)が委員長を務める後鳥羽院顕彰事業実行委員会では、10月16日(日)、後鳥羽院遷幸八百年記念事業として、「牛突き大会」を行います。800年前の後鳥羽上皇遷幸に始まる隠岐の牛突きが隠岐神社創建60年の平成11年に行われて以来、23年ぶりに800年の節目に海士町で開催されます。
- 隠岐の牛突きの始まり
承久の乱で敗れた後鳥羽上皇は、承久3年(1221)8月5日の夕刻、京都から遠く離れた海士の崎地区にご到着に
なりました。その夜は崎の三穂神社にお泊りになられ、翌日、行在所(現在の源福寺跡)にご到着されたと伝承されています。行在所に向かわれる途中、牧で子牛が角を突き合わせているのをご覧になり、大変喜ばれたことから島民が上皇をお慰めするために「牛突き」を始めたと伝わっています。
ゆかりのある日や命日などに行われていましたが、海士町では残念ながら明治の終わりにすたれてしまいました。しかし、今でも隠岐の島町では牛突き文化が継承され、年3回の本場所大会が行われています。
今回の記念大会は隠岐の島町の全隠岐牛突き連合会の協力のもと、隠岐神社外苑に土俵を作り、勝負牛突きを
含めた三番を行います。
- 日程10月16日(日) ※荒天順延
突き牛奉納神事(11:30~12:00 隠岐神社)
内容:牛突き大会の成功祈願と化粧回し授与式祭典を行い、神前で奉納牛に記念化粧回しの授与
牛突き大会(12:30~14:00 隠岐神社外苑)
内容:勝負牛突きを含めた三番を行います
※その他、記念大会を奉祝し、「キンニャモニャ踊り」「詩吟」「餅投げ」等を行う予定です
主催:後鳥羽院顕彰事業実行委員会
協力:全隠岐牛突き連合会 /(一社)隠岐の島町観光協会 / 隠岐神社 / 隠岐神社奉賛会 / 海士町教育委員会 / 海士町
- 今後予定されている800年関連事業
令和4年(2022) ※この他にも計画中
・隠岐神社例祭にあわせ、桜の苗木記念植樹10/15(土)
※平成27年度の海士町子ども議会で提案があった、
「100周年をむかえる隠岐神社の桜を未来に残していこう」の提案者も参加
・奉納将棋10/23(日)
・和歌・短歌・俳句合同シンポジウム10/30(日)
・NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」トークライブin隠岐11/27(日)
- 海士町(島根県隠岐郡)
持続可能な島づくりを目指して海士町は、「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた挑戦を続けています。
これからも引き続き、島の歴史や伝統文化を「継承」し、島に根付いた半農半漁の暮らし、地域の絆や信頼から生まれる支え合いの気持ちを大切にしながら、「団結」して、みんなでしゃばる(方言:強く引っ張るの意)島づくりを目指していきます。
海士町らしい価値観
「ないものはない」(なくてもよい、大事なことはすべてここにある)
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