大手企業が続々導入「AI面接官」開発のVARIETAS、EU AI法に基づく対応状況レポートを公開

企業ブランドと候補者体験をさらに守る「AI面接官」へ

VARIETAS

大手企業向け 対話型AI面接「AI面接官」を開発する株式会社VARIETAS(読み方「バリエタス」)は、欧州連合(EU)にて採択された「EU AI法(AI Act)」に基づく要件を踏まえた対応状況レポートを策定し、公開しました。

採用におけるAI活用が加速する今、EU域外である日本でも、企業ブランドや候補者体験への影響を正しく理解し、倫理・透明性・安全性に配慮した体制が求められます。本レポートでは、当社がグローバル水準を踏まえた開発・運用体制を整備していることを明示し、導入企業と候補者が安心して利用できるようにすることを目的としています。

「AI面接官」の導入拡大と、求められる“透明性と安全性”

採用の初期段階における公平性や機会均等などの観点から、VARIETAS「AI面接官」の導入が国内の大手企業様を中心に急速に広がっています。

採用においては、公平性や評価精度の高さが大前提とされ、さらに透明性や説明責任、倫理的な配慮もAI導入の重要な要件となりつつあります。2024年にEUでAI法(AI Act)が採択されたこともあり、採用分野のAIにはこれまで以上に厳格な管理体制が求められ始めています。

「AI面接官」は、当社サービスの法的信頼性を高めるため、すでに国内有数の総合法律事務所である 「森・濱田松本法律事務所」によるレビューを経て、ガイドラインを策定し発表しております。

参考:プレスリリース

「AI面接官」サービス利用に関するガイドライン策定のお知らせ

〜AIに関する政府の議論状況等にも精通する森・濱田松本法律事務所によるレビューを経て、策定完了〜

ガイドラインと今回公開する対応状況レポートの関係性

今回公開する「EU AI Act(Annex III)に基づく対応状況レポート」は、上述の「AI面接官 サービス利用に関するガイドライン」の内容をベースにしつつ、EU AI Act(特にAnnex IIIに基づくAIシステムへの対応要件)との整合性の観点から、各Articleごとに、より体系的かつ法令準拠の観点で補足・整理した文書です。

「AI面接官 サービス利用に関するガイドライン」では、実際の運用において企業様や候補者が安心してご利用いただけるよう、AI面接官の考え方・役割・運用時の留意点などをご案内していますが、今回の「EU AI Act(Annex III)に基づく対応状況レポート」では、特にAI面接官のリスク管理体制・データ処理方針・評価アルゴリズムの透明性・記録保持・適合性評価の考え方などを、EU規制を踏まえ、より詳細かつ体系的にご説明しています。

EU AI法(Annex III)に基づく対応状況レポート

対応状況レポートでは、EU AI法において定められている雇用・採用分野におけるAI活用について、同法のArticle 8~33の条項に対する当社AI面接官の対応状況を整理しています。本プレスリリースでは、レポート内容の一部をご紹介します。


【レポート内容 一部抜粋】

EU AI Act(Annex III)Article 8:リスク管理システムの導入義務を規定する条項です。

これにより、AI開発者・提供者は、製品ライフサイクル全体を通じて、リスクを継続的に特定・評価・軽減するシステムを構築しなければなりません。

以下に、当社における解決策をご紹介します。

◼︎継続的なリスク管理体制:弊社ではAI面接官の開発・提供にあたり、開発初期から運用段階まで一貫してリスク管理プロセスを構築しています。具体的には、AI面接官のサービスを本番運用した後も、継続的なリスク管理と品質保証の観点から多層的なモニタリング体制を構築・運用しています。特に、AIが実環境で利用される中で発生し得る新たなリスクや問題を早期に把握し、適切な改善につなげることを目的としています。具体的な取り組みは以下の通りです。

1.月次のモニタリングレビュー会議

開発チーム・カスタマーサクセス(CS)・法務/品質管理チームが合同で、毎月1回の定例レビュー会議を実施しています。この場では以下の観点で状況を分析し、対応が必要な事項について判断を行います。

・直近1か月間の運用データにおける評価スコアの偏りや異常傾向の有無

・各顧客企業でのAI活用状況と、それに伴う人為的エラーや不適切利用の兆候

・ログデータや録画からのシステム上の動作異常・不具合の兆候

2. 候補者・企業からの問い合わせ分析
AI面接を受けた候補者や、サービスを運用する企業からの問い合わせ・苦情・違和感報告をすべて記録・分類し、定期的に内容をパターン分析しています。たとえば、「ある特定の設問に対して評価が不自然」といった声が複数回寄せられた場合は、該当ロジックを優先的にレビュー対象とします。

このように現場の生の声をリスク検知の一つのシグナルとして捉え、技術的なログ監視と合わせて定性的・定量的両面でのモニタリングを行っています。

3.評価アルゴリズムの定期チェックと臨時改修
運用中に発見された懸念点に応じて、評価ロジックの一部修正やパラメータ調整を随時実施しています。特に、以下のような兆候があった場合には、速やかに開発部門がアルゴリズム検証に着手します。

・特定属性の候補者が継続的に低評価を受けている

・一定の質問においてスコア分布が不自然に偏っている

・同様の内容に対して評価の一貫性が失われている

こうした改修は、変更内容と効果を記録した上でリリースされ、必要に応じて顧客企業にも当該改修内容を記載した説明資料を提供しています。

4.運用ルールやマニュアルの見直し
技術的な問題だけでなく、「AIの使い方に関する誤解」「意図しない運用」が現場で見られる場合には、運用ガイドラインや管理画面上の注意文言を改定します。また、ユーザー企業に対してCSから追加研修を案内するなど、システム外の運用面での改善支援も行います。

・・・

【レポート内容 一部抜粋終了】


企業と候補者の信頼に応えるAI面接官へ

今後も、AI面接官に関するガイドラインおよび対応状況レポートを定期的にアップデートし、法的要件や社会的要請に応えるかたちで、透明性・安全性・公平性の確保に取り組んでまいります。
これらの取り組みを通じて、企業様と採用候補者様の双方から、より一層信頼されるAI面接官であり続けることを目指します。

レポートダウンロード

EU AI法に基づく対応状況レポートは、導入検討企業様からのお問い合わせに応じて個別にご提供させていただいております。

  • お問い合わせ先:support@varietas.co.jp


「AI面接官」提供会社/お問合せ先

「AI面接官」に関してご興味をお持ちの企業様は、下記よりお気軽にお問い合わせください。


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会社概要

株式会社VARIETAS

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URL
https://varietas.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区上大崎 2丁目15-19 BLOCKS MEGURO708
電話番号
-
代表者名
木下隆太朗
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2019年12月