「世界」を身近に感じる今だからこそ読みたい！子どもも大人もゲーム感覚で国旗の意味と歴史が学べる一冊『国旗のまちがいさがし』

～国旗の歴史とトリビアをたっぷり一度に楽しめる！この夏に手にしたい一冊！～

クロスメディアグループ株式会社

2021年8月6日 11時00分

株式会社クロスメディア・パブリッシングが刊行した『国旗のまちがいさがし』は、さまざまなスポーツの大会やイベントが相次ぐいま、とても気になる「世界の国旗」と「その国の歴史」を、ゲーム感覚で自然に覚えられる、子どもにも大人にもオススメの一冊です。

この国旗の「まちがい」、あなたはわかりますか？

日本人が知っているようで知らない国旗。

「あれっ、こんな旗だっけ……？」「見たことがあるけど、どこの国のものかはっきり答えられない」など、言われてみれば、いままで「なんとなく」でしか国旗を意識していなかったという方も多いのではないでしょうか？

テレビや動画配信サービスのスポーツ中継などでよく目にしている国旗でも、どんなデザインだったか、どこの国の旗だったか、意外と答えられないものです。

本書はグローバル時代真っ只中のいま、世界の国々から厳選した40あまりの国旗の「まちがい」を入口にして、ゲーム感覚で世界各国の歴史や文化を自然に学べる一冊です。

たとえば、このオランダの国旗、どこかがちがいますが、どこかわかりますか？

オランダ国旗は、実は三色旗の「元祖」ともいわれています。フランスの三色旗は18世紀末のフランス革命から生まれましたが、驚くことにオランダの三色旗の歴史は、それより200年以上も前、16世紀後半に始まったオランダ独立戦争にまでさかのぼるのです。

ネーデルラント（現在のオランダやベルギーなどを含む地域）のスペインからの独立を目指したこの戦いでは、「オレンジ・白・青」の三色旗が使われました。

そして1581年には、ネーデルラント連邦共和国がスペインからの独立を宣言し、この「オレンジ・白・青」の横三色旗が国旗となりました。オレンジ色がオランダを表すシンボルとなったのは、このころからです。

しかし、オレンジ色の染料は色あせしやすく、当時、海洋国家として発展していたオランダでは、船に掲げているうちに海の上で見分けにくくなってしまうことから、1630年には、上で示した国旗の「オレンジ色」が「赤」へと変えられました。ここでクイズの答えになりますが、いま使われている馴染みのあるオランダの国旗はこちらです。

このように、本書には、国旗にまつわる歴史や、国旗のデザインに秘められた裏話が盛りだくさんで、好奇心と興味を掻き立てられます。

この夏に、世界の国旗を親子で楽しもう！

本書では、「まちがい」をさがすだけじゃなく、次のような国旗のトリビアもたっぷり。

・国旗の変更回数が世界一多いのは、実は日本人にも身近なあの国
・世界で唯一、国旗の「表のデザイン」と「裏のデザイン」がある国旗って？
・ブラジルの国旗の真ん中にある「青い球体」はいったい何？
・大統領就任式に間に合わせるため急いで国旗をつくったけど、意外に評判がよくて定着したある国って？

遊びながら、グローバル時代に必要な「世界の国々の教養」もいつの間にか身につきます。

国旗はその国の人々の考え方や生き方を象徴するものです。本書を推薦いただいた、明治大学教授の齋藤孝先生も「国旗を知ることは、その国の歴史を知ること」だと述べています。

また、本書の監修者で、日本旗章学協会会長の苅安望先生は、「日本では、国旗に関しては、実は大人も子どももそんなに知識量は変わらないんですよ。歴史は大人のほうが知っている場合も多いですが、デザインについては、むしろ子どものほうがよく覚えているくらいです」と話します。

児童書として刊行していますが、その内容の意外なほどの深さから、子どもだけでなく、大人が読んでも「へぇ〜」「そうなんだ」と目からウロコの落ちる一冊。お子様のいる方は、親子で一緒に楽しめますよ。

「まちがいさがし」の向こう側に、リアルな国の姿が現れます。

「この国のことをもっと知りたい」という興味の窓口として国旗に触れ、国の成り立ちや歴史を学んでみませんか？

監修者

苅安望（かりやす・のぞみ）　

日本旗章学協会会長。1949年、千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。総合商社に入社し東京本店、ニューヨーク支店、メルボルン支店食品部門勤務を経て、食品会社の取締役国際部長、顧問を歴任し2015年退職。2000年より旗章学協会国際連盟（FIAV）の公認団体である日本旗章学協会会長。北米旗章学協会、英国旗章学協会、オーストラリア旗章学協会、各会員。旗章学協会国際連盟にも投稿論文多数。著書は『世界の国旗と国章大図鑑五訂版』『こども世界国旗図鑑』（平凡社）、『世界の国旗・国章歴史大図鑑』（山川出版社）など多数。