YOKOITO、PBF向け後処理装置「ASM VX1」導入により、蒸気スムージング後処理サービス提供開始
PBF方式3Dプリント品に射出成形品レベルの表面品質を実現、エンドユース適応を後押し

株式会社YOKOITO(本社:京都府京都市、代表取締役:中島佑太郎)は、Additive Manufacturing(AM)の社会実装を目指すAM事業「Yokoito Additive Manufacturing (以下YAM)」において、ASM社の樹脂PBF(粉末床溶融結合法)3Dプリンター向け後処理装置「VX1」を導入し、蒸気スムージング(Vapor Smoothing)を用いた後処理サービスの提供を開始します。
※蒸気スムージングとは、専用溶剤を蒸気化し、3D造形品の表面をわずかに溶融することで、射出成形品に匹敵する表面平滑性を実現する後処理技術です。

本機体の導入により、SLS方式(粉末焼結方式)やMJF方式(Multi Jet Fusion)などの3Dプリンターにより造形された樹脂パーツは、射出成形品に匹敵する表面平滑性を実現することが可能となります。これにより、3D造形品の外観品質と機能性が飛躍的に向上。エンドユース部品をはじめ、樹脂3D造形品の適用用途の大幅な拡大が期待されます。
本技術は、YAMが展開する「プロダクションサービス」において3Dプリント造形サービスのオプションとして提供されるほか、外部で造形されたパーツへの処理にも対応可能です。また、サービス開始時点での対応可能材料は「PA12」および「PA12ベース材料」となり、順次拡大を予定しています。
YAMは、新たな技術の積極的な提供を通じて、AMの可能性をより多くの現場に届けたいと考えています。AMがものづくりの現場に根付き、次世代のスタンダードとなることを目指し、今後も活動を続けてまいります。
お見積・ご相談は以下より受け付けております。
https://www.yam-kyoto.com/production-service/
会社概要

株式会社YOKOITO
DF(Digital Fabrication)技術を通じて、「全てのアイディアをカタチにできる社会を目指す」をミッションに2014年に創業。歯科向け及び一般向け3Dプリンターの販売事業からはじまり、研究開発分野である「新工芸舎」の立ち上げ、そして2021年10月にはAM技術の研究と普及を目指すブランド「Yokoito Additive Manufacturing」を立ち上げる。
また同年、AM技術の研究・普及、3Dプリントサービス施設として「Yokoito Additive Manufacturing Center」を京都市内にオープン。
AM技術を背景にした生産プロセスの改革により、日本のモノづくりを発展させる事業を展開中。現在、自動車・家電・コンシューマー製品等の大手メーカー・サプライヤーや全国の主要大学・研究機関をはじめとする1200以上の顧客へAM技術に関するソリューションおよびサービスを提供している。
2022年11月よりDfAMからポストプロセスを含めたAMエコシステムの提供を開始。
【YAMが提供するサービス】
・3DプリンターなどのAM関連装置導入・導入後の支援
・DfAMコンサルティング
・3Dスキャニングおよび3Dデータ作成・編集
・AM量産支援/3Dプリントサービス
・AMに関連する各種講習・教育の実施
などAMに関わるトータル支援
代表者:代表取締役 中島 佑太郎
所在地:〒600-8357 京都府京都市下京区柿本町588-22
設立:2014年3月
事業内容:Additive Manufacturingにおける、ソリューション開発事業/ツールソリューション事業/研究開発事業
資本金:7300万円
URL:https://www.yokoitoinc.com/
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