オモテテが unfre spot. を東京都に提供開始──トイレ個室で生理用品が取得可能に

東京都と連携し、都市インフラとして「生理ライフを快適に」

オモテテ株式会社

オモテテ株式会社 (*1) は、2025 年 8 月 26 日より、東京都との連携のもと、生理用ナプキンをトイレ個室内でスマートかつ安心して取得可能にする IoT サービス「unfre spot.」の提供を、関連施設にて開始したことをお知らせします。

東京都と連携し、生理になる人のモビリティ向上 (物理的・心理的な自由) を支える都市インフラとして、外出先のトイレ空間から「生理ライフを快適に」する社会インパクトを目指します。

 導入の背景 

unfre spot. は、東京都のスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base (以下、TIB)」への導入を通じて、公共施設における生理用品提供サービスの展開を開始しました。TIB は、東京からイノベーションを巻き起こすことを目指し、国内外のスタートアップや支援者が集う交流拠点として位置付けられています。

今回の導入は、東京都による「キングサーモンプロジェクト」への採択を受け、Plug and Play Japan株式会社 (*2、以下Plug and Play Japan) のサポートのもと実現しました。

東京都は、女性の活躍推進をはじめ、スマートシティ構想、スマートサービス、ウェルネスなど、都市の多様な課題に対応する先進的な取り組みを推進しています。unfre spot. は、生理にまつわるアクセス性と安心の向上を通じて、こうした東京都の施策に寄与する都市インフラとして、誰もが自由に過ごせる都市空間の実現に貢献します。今後も公共施設をはじめとした多様な空間への展開を視野に、社会実装を進めてまいります。

  東京都のコメント 

このたび、「キングサーモンプロジェクト」に採択されたスタートアップであるオモテテ株式会社によるサービス unfre spot. が、TIB にて提供を開始されたことを大変うれしく思います。 unfre spot. は、トイレ個室というパーソナルな空間で生理用品を提供することで、利用者の安心感や利便性を高める取り組みです。こうした取り組みは、多様な人々が自由に過ごせる都市環境の整備につながるものであり、東京都が推進するウェルビーイングや包摂的な社会の実現にも寄与するものと捉えています。 また、IoT を活用したサービスの社会実装としても意義深く、今後の公共施設や都市空間への広がりが期待されます。東京都としても、TIB にとどまらず、都内の他の施設への展開も視野に、導入拡大を検討してまいります。 東京都は引き続き、本事業を通じて、スタートアップの革新的なアイデアと連携し、社会課題の解決と都市の持続的な進化に取り組んでまいります

  unfre spot. とは 

unfre spot. は、商業施設や交通機関などの外出先で生理用品を取得可能にする、メンストレーター (女性など生理になる人) のモビリティ向上を目指した都市インフラサービスです。トイレ個室内に設置されたディスペンサーから生理用ナプキンを1枚ずつ取得できる仕組みにより、生理にまつわる「持ち歩き」や「備え」の負担を軽減するほか、急な生理など「生理用品が必要なときに手元にない」という突発的な困難にも対応します。ナプキンの提供に加え、専用アプリ内での情報提供など各種機能を通じてサービスの幅を広げ、生理になるすべての人にとっていつでも頼れる「あたり前」の存在を目指しています。

メンストレーターとは、女性など生理になる人を指す包括的な用語です。年齢や疾患などにより、すべての女性が生理を経験するわけではないこと、また生理になる人が必ずしも女性とは限らないことを踏まえ、弊社では「メンストレーター」という表現を使用しています。

キャッシュレス化の浸透や、自転車シェアリング、モバイルバッテリーのレンタルなど、製品やサービスが外出先で簡単に利用できる現代において、生理の領域にもこうしたイノベーションを起こすことで、生活利便性や旅行者の周遊性の向上を目指します。また、日本が世界的に評価される「自動販売機」や「トイレ」といったインフラの機能性と社会実装の知見を活かし、新たな公共性の高いサービスやインフラのあり方を提案します。長年変化の少なかった領域に選択肢を提示する日本発の都市インフラとして、国際的にも高いポテンシャルを持つサービスと評価されています。従来の生理用品自販機が抱えていた現金運用、設置制約、管理負担、情報発信の難しさといった課題を DX により見直し、運用効率・情報提供・ユーザー体験を包括的に改善。見過ごされてきた市場に新たな価値を提供します。

設置場所の最新情報は、各社のウェブサイトや各施設の案内ページなどをご確認ください。

 ブランド「unfre.」の由来 

「不自由 (unfree) な時代にピリオドを打つ」という強い想いを込めて命名しました。ここでの「ピリオド」にはふたつの意味があります。ひとつは「終止符」として、不自由を断ち切る意思。ふたつめは「生理」を意味し、生理にまつわる不便や不安の解消をはじめ、日常にある多様な障壁を取り除くことで、より多くの人が自由に、自分らしく生きられる社会の実現を目指すというメッセージを込めています。

オモテテ株式会社

オモテテ株式会社

「未来のあたりまえを実装する」をミッションに掲げ、生理ライフを快適にすることを目指すブランド「unfre.」の展開に取り組んでいます。その代表的なサービスである「unfre spot.」は、IoT などの先端技術を活用し、外出先のトイレ個室で生理用品を取得可能にする都市インフラであり、生理になるすべての人のモビリティを支える社会の実現を目指しています。

https://omotete.jp/


(*1) オモテテ株式会社 (本社:東京都渋谷区)

(*2) Plug and Play Japan株式会社 (本社:東京都渋谷区)

Plug and Play Japan は、米国シリコンバレーを拠点とする世界有数のアクセラレーター/ベンチャーキャピタルである Plug and Playの日本法人です

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会社概要

オモテテ株式会社

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URL
https://omotete.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
電話番号
-
代表者名
髙堰うらら
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年10月