「アオアシ奨励金」第2回実施決定のお知らせ
この度、2024年に「アオアシ奨励金」の第2回を実施することが決まりましたのでお知らせします。
「アオアシ奨励金」は、漫画「アオアシ」の作者・小林有吾先生と認定NPO法人love.fútbol Japanが開設し、日本で経済的な貧困や社会格差によりサッカーを続けることが困難な子どもと家族を支え、子どもたちがサッカーを継続できるように、奨励金給付を通じて応援する制度です。
条件に該当する小学6年生から高校3年生を対象に、ひとりあたり奨励金20万円〜30万円を給付し、学費やサッカーの費用(月謝や部費、用具購入費、交通費、食費、合宿・遠征費、医療費等)をサポートします。
2023年の第1回では日本各地の中学生、高校生、大学生の男女約10名を応援しています。
第2回は2024年1月中旬より応募を開始します。条件や応募方法など詳細は、ホームページをご覧ください。
▷「アオアシ奨励金」ホームページ
<小林有吾先生のメッセージ>
「アオアシ」の作者、小林有吾です。
去年に引き続き、24年度もアオアシ奨励金を実施させていただきます。
第1回の選考に関わったとき、子供たちや、その親御さんからの文章を読んで、非常に胸が苦しくなりました。
サッカーを続けるためにお金のことでこれほどまで苦しんでる人たちがいるのかと、ショックを受けました。
一緒に選考に関わった現プロ選手の方々も同じような思いで、文面に涙をされた選手もいらっしゃいました。
高校サッカーでも、クラブのサッカーでも、女子サッカーでも、僕らが目にするのは華やかな試合のときだけです。
でもそこに子供を送り出すまでに、大変な苦労をされた家族もあるということ。
また、金銭的な理由で送り出すことができなくなった家族もいること。これを思い知りました。
サッカーのおかげで、漫画家人生が変わった僕としては、そこにわずかでも救える手があるならばそうしたいと思います。
第2回目をやらない考えはありませんでした。
子供にサッカーを続けさせることに苦しんでらっしゃる親御さん。
サッカーを続けたいけど、親御さんの困った顔を見たくないと思ってる子供たち。
「第2回アオアシ奨励金」に、ぜひ応募してください。
小林有吾
<概要>
名称 :アオアシ奨励金
実施期間 :2024年1月中旬〜2025年2月末(約1年間)。
内容 :日本で、経済的な貧困や社会格差によりサッカーを続けることが困難な子どもたち・家族を支え、子どもたちがサッカーを継続できるよう奨励金を給付する。
対象者 :日本全国の、経済的または社会的な理由でサッカーをしたくても諦めている、続けることが困難な小学6年生〜高校3年生の男女(学年は2024年3月時点)。国籍問わない。
奨励金給付額:小学6年生〜中学2年生:一律20万円
中学3年生〜高校3年生:最大30万円
奨励金の用途:学費およびサッカーにかかる費用(入会金、月謝・部費、用具購入費、公共交通機関の交通費、遠征費・合宿費、医療費、食費)
定員 :最大10名
奨励金の原資:小林有吾STUDIO・1846からの拠出金
主催 :小林有吾STUDIO・1846
運営 :認定NPO法人love.futbol Japan
<漫画「アオアシ」について>
小学館「ビッグコミックスピリッツ」にて連載中。
https://bigcomicbros.net/work/6196/
<経済的な貧困等によるサッカーの機会格差の現状について>
love.fútbol Japan は、2021年から日本で本分野に対しての活動「子どもサッカー新学期応援事業」に取り組んでいます。コロナ禍や物価高の影響もあり弊会に支援を求める子ども人数はこの2年間で3倍に増加し、今年初めて300人を超えました。現状、子どもたちを取り巻く課題は、経済面、相談環境、社会の理解の課題などが挙げられます。受益世帯のうち60%が世帯年収が200万円以下、35%が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されています。また、28%の子どもが家計を心配しサッカーを辞めると保護者に伝えた経験がある一方、53%の世帯が「相談をしたくても相手がいない」状況にあり、頼ることのできる相手や居場所を必要とされています。一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にあります。そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性があります。
支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていません。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と対応が今まさに必要とされています。
<「子どもサッカー新学期応援事業」について>
love.fútbol Japanは、2021年より日本で、経済的な貧困や社会格差を理由に、サッカーをしたくても諦めている、続けることが困難な子どもたちを対象とする活動「子どもサッカー新学期応援事業」を富樫敬真選手(サガン鳥栖)、小林悠選手、家長昭博選手(川崎フロンターレ)、山本摩也選手(INAC神戸)、宮澤ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッドWFC)などサッカー選手20名以上とともに取り組んでいます。サッカーの費用に使える奨励金給付、用具寄贈、孤独に対する心の繋がりを育てるサッカー選手との交流を提供し、これまで3年間で1300万円以上の奨励金を給付し、40都道府県子どもたち約1,100人に応援を届けてきました。
▷2023年度 日本での活動実績はこちら
https://www.lovefutbol-japan.org/posts/45669146
<団体概要>
love.fútbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組むNPO法人です。地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営をおこなっています。
団体名:認定NPO法人love.futbol Japan
設立:2018年1月12日
代表理事:加藤遼也
公式HP :https://www.lovefutbol-japan.org/
1% FOOTBALL CLUB :https://onepercentfc.com/
【問い合わせ先】
love.fútbol Japan 広報部
MAIL: team@lovefutbol-japan.org
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