東芝テックとyousual、香りのマーケティング活用に関する実証実験を開始
~香り販促のデジタル化で店頭での購買を検証~
柔軟剤や芳香剤などの消費財メーカーでは、多くの製品について店頭に香り見本を設置していますが、香りをテストする消費者の行動や、テストしたことによる行動変容の把握が難しく、香り見本の設置と消費者の購買行動との因果関係が見えにくいという課題があります。
また現状の香り見本は、製品の香りを基材に付した容器が設置されている形が一般的であり、視覚と連動した店頭訴求等は行われていません。さらに消費者が手にとって利用するタイプが主流であるため、消費者の接触、取り扱いに起因する破損容器の交換や、メーカーごとの香り見本の管理など、小売店の手間が生じています。
私たちは今回、小売店における消費財メーカーの香り見本のデジタル化と、消費者への店頭における手軽で楽しい香り体験の提供、消費財メーカーおよび小売店への香り販促物の管理工数削減や消費者行動の定量的な分析を実現するソリューションの提供に向けて、実証実験を開始します。
また将来的には、デジタル化された香り見本をサイネージなどの視覚デバイスやカート型セルフレジやスマホ型POSレジと連携し、消費者の店頭における新たな香り体験の創出を推進してまいります。
<実証実験について>
■実施店舗
munit河原町OPA店
※実施店舗「munit」について
小売プロモーションを長きにわたり行っている株式会社スコープ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横山繁、以下「スコープ」)が運営しているバラエティショップです。スコープが保有する小売における販促企画力・制作ノウハウを活かした売場の提供により、本実証実験を効果的に推進します。
■実施開始予定
2023年8月23日(水)
■内容
<消費者行動データ収集>
店頭にサイネージ、香料噴射器、タッチパネル、センサーなどを組み合わせて香り見本をデジタル化し、足止め効果や利用率などの消費者行動データを収集します。
<販促効果分析>
収集した消費者行動データとPOSデータを掛け合わせ分析することで販促効果を検証します。
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