分散ストレージを用いたweb3受託開発サービス、「furehako Build」を提供開始

Casley Deep Innovations株式会社

Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ、本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F/研究所:東京都文京区本郷 代表取締役 砂川 和雅、以下、「当社」)は、分散ストレージ技術を用いたweb3受託開発サービス「furehako Build」を提供開始することをお知らせします。

米国における現物ビットコインETFの承認をはじめ、世界の政策当局による暗号資産規制の整備や市場改革が進む中、web3市場は本格的な成長期に突入しています。この巨大な潮流の中で、データの永続性・透明性・セキュリティを担保する「分散ストレージ」の重要性はますます高まっており、当社はこの核心技術を用いて、あらゆる企業の挑戦をテクノロジーで強力に支援してまいります。

なぜ今、「分散ストレージ」が不可欠なのか

生成AIの急速な進化と社会実装により、人類が扱うデータ量は爆発的に増加しており、このトレンドは今後さらに加速することが確実視されています。企業活動から日常生活に至るまで、管理するべきデータは指数関数的に増え続けています。

しかし、そのデータの受け皿となる従来の中央集権型データセンターを無尽蔵に増設し続けることは、もはや持続可能な選択肢とは言えません。データセンターの建設と維持には、莫大なコストと広大な土地だけでなく、膨大な電力消費と冷却のための水資源が必要となり、環境への負荷が世界的な課題となっています。ESG経営やサステナビリティが重視される現代において、「増え続けるデータを、どこに、どのように安全に保存するのか」という問題は、全産業が直面する喫緊の課題です。

そこで新たなパラダイムとして注目されるのが、弊社が提供する分散ストレージです。

分散ストレージは、大規模なデータセンターを新たに建設する代わりに、世界中の個人や企業が持つコンピューターの空きストレージという膨大な未活用リソースをネットワーク化し、暗号化技術を用いてデータを安全に保存します。このアプローチは、AI時代のデータ爆発に対する環境負荷の少ない現実的な解決策であると同時に、web3の理念を実現する上で、多くのメリットを提供します。

新サービス「furehako Build」について

当社が新たに提供を開始する「furehako Build」は、弊社が独自開発した分散ストレージ「furehako®」をベースに、豊富なシステム開発を展開する法人向けのweb3受託開発サービスです。データ管理だけでなく、ハードウェアとの連携や高いセキュリティを誇るネットワーク通信の開発を組み合わせたシステムを構築できる点が最大の強みです。

製品紹介LP:https://furehakobuild.jp/

導入事例について

当社は分散ストレージ技術を単なるデータ保存庫として捉えるのではなく、各産業の固有課題を解決する戦略的基盤と位置づけています。以下に、当社の技術を活用した具体的な導入事例およびユースケースの一部をご紹介します。

1. IoTデバイスの個体管理とデータ保護

MaaS対応 ドライブレコーダーシステム: 一台一台の車両にユニークIDを付与し、個体を確実に管理。走行データや映像データをリアルタイムで暗号化し、改ざん不可能な形で分散ストレージへ全量保存します。これにより、事故時の正確な証拠保全はもちろん、MaaS(Mobility as a Service)における新たなデータ活用サービスの創出を支援します。

防犯カメラ個体管理システム: 防犯カメラにユニークIDとウォレットアドレスを紐づけ、カメラのなりすましを防止。撮影された映像は暗号化され、分散ストレージに記録されるため、後から映像を差し替えるなどの改ざんが不可能です。スマートシティや重要施設のセキュリティを根底から強化します。

ドローン機密通信システム: ドローン機体の個体管理と、飛行データ・撮影データのリアルタイム暗号化伝送を組み合わせ、セキュアな運用を実現します。インフラ点検や測量、警備といった重要ミッションにおいて、機体の乗っ取りやデータ漏洩といったリスクを完全に遮断します。

2. 通信インフラの高度化

機密通信ネットワーク: VPN等のトンネル通信技術と分散ネットワークを融合し、通信経路そのものを秘匿化します。企業間の機密データ交換やリモートアクセスにおいて、盗聴や改ざんが極めて困難な、最高レベルのセキュア通信環境を実現します。

Starlink連携 災害対応・BCP通信網: Starlink衛星通信システムと当社の分散ネットワーク技術を組み合わせ、地上インフラに依存しないレジリエントな通信基盤を構築します。山間部や離島、通信インフラが寸断された災害現場でも、安定したデータ通信と情報共有を可能にします。

高可用性 分散ストレージ基盤: 既存のNAS(Network Attached Storage)基盤に当社の分散ロジックを組み込むことで、データの安全性と可用性を飛躍的に向上させます。複数拠点でのデータ同期と冗長化を自動で行い、単一障害点(Single Point of Failure)を排除した、堅牢かつセキュアなストレージ環境を低コストで構築します。

当社は、今後も最先端のディープテックを通して、あらゆる産業の事業課題を解決・推進するサービスを提供し、経営理念に掲げるCSV : Creating Shared value (共益価値の創造)に基づいて経済的価値と社会的価値の両立を目指して参ります。

■Casley Deep Innovations(キャスレーディープイノベーションズ)株式会社について

代表者   :代表取締役 砂川 和雅

本社所在地 :東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F

研究所所在地:東京都文京区本郷(東京大学前)

事業内容  :ディープテック領域のシステム開発 / プロダクト開発事業

      web3.0、XR、AI、画像解析等、先端技術領域に関する研究開発・コンサルティング等

      プロジェクトイネーブルメント®事業

売上高:13.5億円(2024年3月期)

URL:https://www.casleydi.co.jp/

お問い合わせ先:https://www.casleydi.co.jp/contact/

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会社概要

Casley Deep Innovations株式会社

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URL
https://www.casleydi.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
渋谷区恵比寿4丁目20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1階
電話番号
-
代表者名
砂川和雅
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年04月