【投資先アップデート】rayout株式会社が台本や事前打ち合わせは無しの「採用YouTubeチャンネル」を開設
当社の投資先であるrayout株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:吉田壮汰、以下rayout)は、2024年10月25日、社員が等身大で社内情報を発信する「採用YouTubeチャンネル」を開設しました。本チャンネルは求人情報だけでは伝わらない社員のリアルな姿や社内文化を発信し、より多くの求職者にrayoutの魅力を伝えることを目的としています。
背景・エビデンス
スタートアップは、知名度が低いため、「安定性」や「条件面」で大企業と比較され、結果的に応募者を集めることが難しいという課題を抱えています。特に、大企業のようなブランド力がなく、リスクを避けたいと考える求職者にとってスタートアップは選択肢に入りにくい傾向があります。また、会社の魅力を伝えるためのカジュアル面談を行ったとしても、社内の文化や働く環境のリアルな側面を十分に伝えるのは容易ではありません。そのため、入社後に求職者の期待と実際の働き方とのミスマッチが生じることがあります。
さらに、近年の売り手市場の影響により、求職者に選ばれるための採用活動には多大なリソースとコストがかかり、特にスタートアップにとっては採用プロセスの効率化と費用対効果の最適化が課題となっています。特に、競争力のあるオファーを作り、求職者の心をつかむには、従来の採用手法以上の工夫が必要です。
こんな調査結果が‥‥
Indeedの2024年版「Workforce Insights Report」:
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Indeedの2024年版「Workforce Insights Report」によると、求職者の74%以上が企業を調査する際に給与情報を求めていることが示されています。これにより、求職者が企業のウェブサイトやSNSなどを活用して積極的に情報を収集する傾向が増えていることがわかります。
企業文化と求職者トレンド:
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最近の調査では、求職者が応募する企業を選ぶ際に、企業文化や価値観がますます重要な要素になっていることが示されています。Glassdoorの過去の調査によれば、特にミレニアル世代やZ世代の求職者は、給与や福利厚生よりも企業のミッションや文化、職場環境を重視する傾向があります。このトレンドは、若い世代が自分の価値観に合った企業文化を選ぶことを重要視しているという一般的な傾向と一致しています。
引用/Glassdoorによるリサーチ: Glassdoor Research
ソーシャルメディアの採用における役割:
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CareerArcなどの研究によると、多くの企業が採用戦略の一環としてソーシャルメディアを活用していることが示されています。LinkedIn、Twitter、YouTubeなどのプラットフォームを利用した雇用主ブランドの強化と透明性の確保が、企業が求職者と直接つながり、企業文化の本質を伝える手段として重要になっています。このような動向は、従来の広告から、より動的でコンテンツ重視のエンゲージメントへと採用戦略がシフトしていることを示しています。
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引用/CareerArcブログ: CareerArc Blog
現代においては、求職者が企業の情報を収集する手段が増え、求人票や企業の認知度だけではなく、「求職者をいかに惹きつけるか」という側面が採用成功の鍵を握っています。SNSや動画などを通じて、企業の等身大の姿やカルチャーに触れたいと考える求職者が増えており、企業が自らの文化や働き方を透明に発信することで、カルチャーマッチが重視されるようになっています。この流れに対応できないスタートアップは、優秀な人材の採用に苦戦する可能性が高まるでしょう。
目的
当社の投資先であるrayout社は創業6期目のスタートアップです。背景・エビデンスでも記載のあった通り、これまでも知名度が低いために採用活動に課題がありました。この課題を解決する1つのsy普段として、求職者に対してリアルな会社の魅力を伝える手段として、社員自らが社内の情報を発信するYouTubeチャンネルの開設に至りました。
【 rayout公式 採用チャンネル 概要 】
チャンネル名 |
rayout採用チャンネル |
アカウント名 |
@rayoutRECRUITch |
リンク |
コンテンツ内容
本チャンネルでは、台本や事前打ち合わせを行わず、社員たちが「働き方」「給与」「社内ビジョン」などの求職者が気になるテーマを正直に語っています。また、rayoutの強みである「コミュニケーションデザイン」や「制作DX」に関連するトピックについても動画を通じて発信していく予定です。
SNSプロモーションサービス「Recruit & Fans」について
rayout社では、求職者や社員を自社のファンにする為のSNSプロモーションサービス「Recruit & Fans」の提供も行っております。
①求職者のインサイトに沿った内容を
②等身大の目線で発信していくこと
が本サービスのコンセプトです。一方的且つ形式張った情報発信ではなく、求職者が気になることを第三者目線でざっくばらんに知ることができるディレクターズカットスタイルで、お客様の企業の魅力発信を支援しています。
予算に応じた投稿頻度・活用するSNSの選定から、投稿パターン・クリエイティブの決まりなどの投稿ルールの策定、撮影や編集、質感のブラッシュアップ、活用方法の提案まで、ワンストップで伴走。さらに、Youtubeやtiktokを得意とする動画クリエイターをお客様の表現したい動画イメージに合わせてアサインいたします。
rayout社はこれまで、PRやブランディング領域で400社以上、プロジェクト数にして1,700件以上の様々な企業課題を解決してまいりました。豊富なケーススタディと経験を強みに求職者や社員のインサイトを言語化し、「ただ雰囲気の良いコンテンツを作る」のではなく、どのようなコンテンツが実際の採用計画に反映できるかまでを設計いたします。
詳細はこちらよりお問い合わせください。
【エンジェルラウンド株式会社について】
会社名 :エンジェルラウンド株式会社
代表者 :大越 匠
事業内容:エンジェルラウンドに特化したベンチャーキャピタルファンドとスタートアップ起業家だけの完全招待制オンラインコミュニティ「UooVo(ウーボ)」の運営
お問合せ:info@angel-round.com
当社が運用しているファンドは、スタートアップ起業家の多様なキャリア形成とEXITの選択肢をIPOだけでなくスモールEXITにもフォーカスできるよう「アーリー投資 × 最小限のファンドサイズ」というファンドコンセプトにしています。
これまでのスタートアップ投資におけるEXITでは、IPOまたは大型M&Aをメインの目標にすることが多くありました。当ファンドの投資先にはIPOを視野に入れながら、同時にスモールなEXITも見据えられるようにしていきたいと考えています。
詳細は以下プレスリリース参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000126206.html
また、投資先は「ソリッドベンチャー」に特化して投資をしております。Jカーブモデルのスタートアップに投資するVCファンドが多い中、ソリッド的な売上や利益を薄くても出している企業に投資するVCファンドはほとんどありません。
弊社ファンドは堅実な事業を持ちながら、常に新しいチャレンジを模索しているソリッドベンチャーに寄り添う方針を持っています。
【rayout株式会社について】
2019年4月創業。コミュニケーションデザイン事業では、最適なコミュニケーション戦略のプランニングから制作や運用までワンストップで遂行。また、制作進行を担うPMのために開発したツール「MiLKBOX」は、制作会社をはじめ、広告代理店や事業会社の制作チームにも導入いただいております。
ホームページ:https://rayout-inc.com/
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