リガクとスペラファーマが新しい医薬品開発の支援に向けた包括的協業を開始

リガク・ホールディングスのグループ会社である株式会社リガク(本社:東京都昭島市 代表取締役社長:川上 潤、以下「リガク」)とスペラファーマ株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:岩城 慶太郎、以下「スペラファーマ」)は、それぞれの先進的な技術と豊富なノウハウを駆使し、医薬品開発の加速と革新を実現するための包括的な協業を開始しました。

リガクが提供する電子回折統合プラットフォーム「XtaLAB Synergy-ED」をスペラファーマの受託分析で活用することで、お客様の新薬開発を総合的にサポートします。

                                                              

スペラファーマ株式会社 代表取締役社長:岩城 慶太郎(左)、株式会社リガク 代表取締役社長 川上 潤(右)

「XtaLAB Synergy-ED」は、微小結晶や微量の結晶性粉末などの構造を解析する3D ED/MicroED(※1)と呼ばれる技術を搭載しています。さらに、原子レベルでの構造決定ができる高い分解能を持っており、有機化合物などの詳細な分子構造を明らかにすることが可能です。

現在、医薬品業界ではスペラファーマが世界で唯一「XtaLAB Synergy-ED」を活用した受託ビジネスを展開しており、リガクはスペラファーマが実施する受託分析の技術サポートを行います。

さらに、両社共同で「XtaLAB Synergy-ED」の技術を活用した研究を進めるほか、装置の活用方法や分析技術に関する情報を積極的に発信してまいります。 

本協業によって医薬品開発の現場をさらに力強くサポートし、医療の未来を切り拓くための重要な役割を担います。

※1:Three-Dimensional Electron Diffraction/Microcrystal Electron Diffractionの略称。電子回折を用いた結晶構造解析の手法

【共同研究・活用事例】

タイトル:Detection of Hydrogen Atoms Using Only 3D ED/MicroED and Contribution to Structure Determining Salts or Cocrystals

Journal: Crystal Growth & Design. 2025, 25, 1, 129–135

URL:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.cgd.4c01421 ※英語・要会員登録

【リガクグループについて】

リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む先端的な分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951年の創業以来、90か国以上でお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。世界で2,000名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。詳しくはrigaku-holdings.comをご覧ください。

【スペラファーマについて】

大阪市淀川区・十三地区において、医薬品のCMC研究(原薬プロセス化学、製剤研究開発、分析試験法開発)と治験薬製造に特化したCDMOとして2017年7月に設立されました。豊富な経験と実績を有するエキスパート研究陣が、フレキシブルに連動しながら医薬品の開発初期から申請に至る各開発段階で、お客様のニーズに合ったハイレベルなサービスやソリューションをワンストップで提供しております。詳しくはhttps://www.spera-pharma.co.jp/をご覧ください。

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ビジネスカテゴリ
医薬・製薬
キーワード
医薬品医療協業
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会社概要

URL
https://japan.rigaku.com/ja
業種
製造業
本社所在地
東京都昭島市松原町 3-9-12
電話番号
-
代表者名
川上 潤
上場
東証プライム
資本金
-
設立
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