大阪・関西万博で伝えきれないポーランドの魅力を発信する文化イベントを実施〜スローガンは「Po!land ポ!ランド」〜
5月末にはポーランドを代表するファッションデザイナー、ヨアンナ・ハヴロット展が開始

一般社団法人demoexpo(所在地:大阪府大阪市西区京町堀1-12-11 愛晃ビル4F/代表理事:花岡、以下demo!expo)と、世界にポーランド文化を発信することをミッションとするアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートは、大阪・関西万博で伝えきれないポーランドの魅力をさらに伝えるための文化イベントを、「Po!land ポ!ランド」のスローガンのもと実施することを発表いたします。大阪・関西万博のポーランド・パビリオンでは、ショパンなどクラシック音楽を中心に紹介されていますが、ポーランドにはそれ以外にも豊かな文化がたくさんあります。そこで、今回、この「Po!land ポ!ランド」のスローガンのもとアートや音楽イベントなどを実施いたします。
■「Po!land ポ!ランド」特設サイトURL(サイトオープン6月頭予定):


■スローガン「Po!land ポ!ランド」とは:
日本語の擬音語である「ポ!」に由来しており、驚きに満ちた喜びや気づきの瞬間を表しています。さらにはキュリー夫人として知られるマリア・スクウォドフスカ=キュリーが発見し、革新性、科学、そして境界を超えることを象徴する元素、ポロニウムをも連想させ、今回のプロジェクトのひとつである【アート】の展覧会のテーマとも深く紐づいています。「ランド」は英語の「land」からきており、「Po!land」は、大阪・関西万博だけでは伝えきれないポーランドの魅力をより伝えるためのアイデアの交換、文化の出会い、そして相互のインスピレーションのための空間を象徴するスローガンともなっています。ポーランドの2025年大阪・関西万博への参加は、ポーランド投資貿易庁が調整しており、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートは文化・国家遺産省の支援を受け、大阪・関西万博におけるポーランドのプレゼンスに付随する文化プログラムを担当しています。
■主催のアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートによるコメント:
私たちは、街とそこに住む人々との出会いを大切にしています。大阪で紹介されるポーランド文化が、大阪の都市構造の一部となり、そのリズム、歴史、そしてエネルギーと共鳴することを願っています。私たちは、ポーランドのアーティストが地域社会と対話し、その視点からインスピレーションを受け、共に芸術、科学、そして都市の日常生活において新たな意味を発見する空間を創り出すことを目指しています。
■【アート】
◯ポーランドで大きな注目を集めるファッション・デザイナーが初めて大阪で個展開催
展覧会「ヨアンナ・ハブロット:ウェアラブル・アート – 見えざる糸」

ヨアンナ・ハヴロットは、パリやニューヨークでも作品を発表してきた、ヨーロッパを代表するファッションデザイナーです。「ウェアラブル・アート(着るアート)」と称される彼女の衣装は、着る人の記憶や内なる声を引き出し、ファッションとアートの境界を越えようとします。今回は、着物に着想を得た作品に加え、日本とポーランドの12人の女性が彼女の衣装を纏った写真と映像を、大丸心斎橋店で展示します。沈黙していた記憶にかたちを与え、ファッションを〈可視性・記憶・力〉の言語へと変える、唯一無二の世界を展開します。作品写真はポーランドVogue誌の表紙撮影などで著名なフォトグラファー、ズザ・クラジェフスカが撮影、大きな話題となっています。【無料】
アーティスト:ヨアンナ・ハヴロット/キュレーションチーム:パヴェウ・パフチャレク、ヨアンナ・ハヴロット/テキスタイルデザイン・オブジェ:ヨアンナ・ハヴロット/写真・映像:ズザ・クラジェフスカ/彫刻:アンジェリカ・マルクル/展示構成:アニア・ヴィトコ/コンテンツ監修:マルチン・ルージツ(ウッチ中央繊維博物館)/パートナー:ウッチ中央繊維博物館/協力:大丸心斎橋店
・開催期間:2025年5月31日(土)〜6月24日(火)10時〜20時
・開催場所:大丸心斎橋店(大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1)
◯「キュリー夫人」と呼ばれた科学者にアーティストが挑む展覧会
展覧会「笹岡由梨子:ポロニア x キュリー・マジック・ラボ – 移動の力」

今最も注目される若手日本人アーティストのひとり笹岡由梨子が、科学と「移動」の関係に焦点を当てたアート作品を大阪の歴史的建造物である中央公会堂にて展示します。世界的な科学者として活躍したマリ・スクウォドフスカ=キュリー(一般的には「キュリー夫人」と呼ばれる)の人生を手がかりに、知識が国境を越えて広がるあり方を表現します。笹岡が自らの身体データを用いて、科学の発展が個人にもたらす影響やその代償を可視化するなど、歴史と現代、個人と社会をつなぐ視点から、科学の本質に迫ります。【無料】
アーティスト:笹岡由梨子/キュレーター:パヴェウ・パフチャレク/写真/映像:トマシュ・コシェヴニク/音響:ダニエル・コニュシュ/協力:PHD Group、Tama Plants/パートナー:ワルシャワ・マリア・スクウォドフスカ=キュリー博物館、産業教育開発財団
・開催期間:2025年6月15日(日)〜7月5日(土)11時〜19時 ※休館日:6月24日(火)
・開催場所:大阪市中央公会堂(大阪府大阪市北区中之島1-1-27)
・関連イベント:6月21日(土)午後(予定)中央公会堂内にて
◯ポーランド若手アーティストと日本のアーティストとの協働展
展覧会「SOU #15 野原の上で – On the field」


[第1弾]ワルシャワ出身の二人の若手アーティスト、エディタ・フルとルジャ・リトワの作品を紹介する展覧会。両アーティストの作品は高さ2.5メートルに拡大され、日常的な都市交通の空間の中で、アートと直接触れ合う機会を提供します。本展は、One Art Projectが2018年より実施しているSOUシリーズの一環であり、公共空間に現代アートを展示することを目的としています。【無料】
アーティスト:エディタ・フル、ルジャ・リトワ/共同主催:アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート、One Art Project、茨木市
・開催期間:2025年3月30日(日)~9月27日(土)
・開催場所:JR総持寺駅(茨木市)
[第2弾]
ポーランドからはエディタ・フルとルージャ・リトヴァ、日本からは松井千絵と黒宮菜々が参加するこの展覧会では、異なる文化的背景を持つ女性アーティストたちの作品における共通点と相違点に目を向けます。ポーランドでは芸術を個人と共同体のアイデンティティを構築する場として扱う一方、日本は文化を消費の要素として捉え、芸術が時に表面的になることがあります。この展覧会は、女性がともに見て、考えてきた共通の体験のもと、芸術を通して国境を超える可能性はあるのか?と問いかけます。【無料】
アーティスト:エディタ・フル、ルジャ・リトヴァ、松井智惠、黒宮菜菜/共同主催:アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート、One Art Project、茨木市/企画実施:One Art Project/パートナー:ポーランド投資貿易庁/内容監修:パヴェウ・パフチャレク(AMI)、加須屋明子
・開催期間:2025年6月28日(土)~7月13日(日)
・開催場所:福祉文化会館(茨木市)
◯ポーランド語の100の単語を楽しむ絵本の展示
展覧会「クォーク、象、ピエロギの驚くべき国」

アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートが長年にわたり日本でポーランドの文化と言語を広めてきた活動の成果を披露する展示です。このプロジェクトの出発点は、ベストセラー書籍「Quarks, Elephants & Pierogi: Poland in 100 Words」の日本語版であり、ポーランドの文脈やビジュアルが豊富に掲載されています。これはポーランド語に関する唯一の日本語書籍で、100のテキストで構成されており、「愛」「聖人のお祝い日」「母」「科学」「自由」「知性」などポーランド語の単語を取り上げています。各単語には、マグダレナ・ブルジンスカによる興味深いイラストが添えられています。【無料】
ビジュアルコンセプト、グラフィックデザイン、イラストレーション、構成:マグダレーナ・ブルジンスカ/パートナー:大阪ナレッジキャピタルアソシエーション
・開催期間:2025年10月3日(金)~23日(木)
・開催場所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル
◯ポーランドで活躍する日本人作家の初回顧展
鴨治晃次展「不必要なもので全体が混乱しないように」
1959年以来、ポーランドに住み、制作活動をおこなう鴨治晃次は、1960年代以降のポーランド戦後美術の主要な潮流を築いたアーティストグループに属しています。母国である日本での初めての個展となる本展では、1960年代から最新の創作まで、禅の哲学とシンプルさ、調和の概念に触発されたミニマルなアート作品によって、彼の制作活動の全体像を紹介するものです。【無料】
アーティスト: 鴨治晃次/キュレーター: マリア・ブルェヴィンスカ/主催: 文化国家遺産省、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート、ワタリウム美術館、ザヘンタ国立美術館/協力: Fundacja Razem Pamoja/パートナー: ポーランド広報文化センター/広報サポート: ポーランド投資貿易庁
・開催期間:2025年4月8日(火)~6月22日(日)
・開催場所:ワタリウム美術館(東京都渋谷区神宮前3-7-6)
■【音楽】
◯ポーランドの最新の音楽シーンを紹介、日本のバンドとも共演
サウンド・カルチャー:ポーランド×日本ミュージック・フェスティバル
大阪の中心地、活気あふれる難波にて、ポーランドのオルタナティブとジャズ音楽シーンを紹介するコンサートを開催します。オルタナティブ音楽の様々な潮流を代表するポーランドのアーティストたちが、日本のミュージシャンと共演し、独創的なアートの協働を生み出します。プログラムには、レトロソウルとファンクに影響を受けたバンド、クラヴォ、ベースギターの 達人 キンガ・グウィ、そしてショパンの作品を革新的な方法で解釈する実験的なバンドマウェ・インストゥルメンティが登場。予測不可能な集団ミッチ&ミッチも来阪し、エンニオ・モリコーネの作品にインスパイアされた最新プロジェクトと、このイベントのために特別に用意されたプログラムを披露します。【無料】
アーティスト: クラヴォ、キンガ・グウィク、マウェ・インストゥルメンティ、ミッチ&ミッチ
・開催期間:2025年10月4日(土)〜5日(日)
・開催場所:難波駅周辺(大阪府大阪市中央区難波5)
◯世界的巨匠と日本の若き名手が共演する夢のコンサートツアー
シンフォニア・ヴァルソヴィア 日本ツアー
世界的に有名なポーランドのオーケストラ、シンフォニア・ヴァルソヴィアが、2025年大阪・関西万博への参加に合わせて、日本への特別な芸術の旅に繰り出します。ツアーでは、東京、大阪、名古屋、京都の最も権威あるコンサートホールで7公演を行います。フレデリック・ショパンのピアノ協奏曲に加え、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ、ベートーヴェン、モーツァルト、ドヴォルザークの作品も演奏され、ポーランドの音楽的感性とクラシック音楽の普遍的な言語が融合した曲目を披露します。このプロジェクトの独自性は、シンフォニア・ヴァルソヴィアが、巨匠イヴォ・ポゴレリッチを含む国際的なソリストたちとの共演によって際立っています。彼らは、ショパンコンクールへの参加で知られる日本の若き名手、小林愛実と反田恭平とも共演します。オーケストラは、オーストリアの巨匠クリスティアン・アーミングの指揮の下で演奏します。
指揮: クリスティアン・アルミン/ソリスト: イヴォ・ポゴレリッチ、小林愛実、反田恭平/パートナー: シンフォニア・ヴァルソヴィア
・開催期間:2025年10月4日(土)~12日(日)
すべてのイベントの詳細は「Po!land ポ!ランド」特設サイトをご確認ください。
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