Verbex、バングラデシュ政府と国家規模のAIサービス・インフラ整備に向けたMOUを締結
〜音声AIを国民の生活を支える社会インフラへ。アジア各国の言語・データ・業務に対応する音声対話AIプラットフォームの展開を加速〜

株式会社Verbex(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森下将憲、以下「Verbex」)は、2026年10月28日、バングラデシュ人民共和国政府のICT Division(郵政・電気通信・IT省)と、同国におけるAIサービスおよびAIインフラ整備に向けた協力に関する覚書(MOU)を締結しました。
本MOUは、ベンガル語の音声・テキストAIプラットフォームを中心とした行政・産業向けAIサービスの構築、国内GPUデータセンター、AIモデルの現地学習・推論環境、AI人材育成基盤の整備などについて、実現可能性の調査と具体的な事業化に向けた協議を進めるものです。
本件は、同日に東京で開催された「日本・バングラデシュ経済フォーラム」において披露されました。
今回のMOUを、各国が自国の言語、データ、AI基盤を主体的に管理・運用する「ソブリンAI(Sovereign AI)」の実現に向けた重要な取り組みと位置づけ、国や地域ごとのニーズに応じたAIプラットフォームの展開を推進していきます。
音声AIを、企業の業務だけではなく国民の生活を支える社会インフラへ
音声対話AIはこれまで、コールセンターや予約受付、問い合わせ対応など、主に企業の特定業務での活用が進んできました。
一方、音声AIには、文字入力や複雑な画面操作を必要とせず、誰もが自分の言葉でデジタルサービスを利用できる可能性があります。
例えば、電話を通じてAIと自然に会話するだけで、行政サービスについて相談したり、必要な手続きを進めたり、農業や事業活動に必要な情報を得たりすることができれば、デジタルサービスへのアクセスのあり方は大きく変わります。
今回のバングラデシュ政府とのMOUは、こうした音声AIの可能性を、国家規模の国民向けサービスへと広げることを目指す取り組みです。
国民向けの大規模なAIサービスには、自然な会話品質に加え、多様な話し方や利用環境への対応、正確な情報処理、行政システムとの安全な連携、安定したサービス運用など、幅広い技術・運用能力が求められます。
Verbexは、今回の構想を通じて、こうした国家規模のサービスに必要な技術・事業体制の強化を進め、将来的にはさまざまな国や地域の言語・社会環境に適した音声対話AIプラットフォームの展開を目指します。
AI活用の拡大とともに重要性を増す「ソブリンAI」
また、生成AIの社会実装が進むなか、各国において、自国の言語や制度に適したAIを活用し、重要なデータや計算基盤を自国の管理下に置く「ソブリンAI」への関心が高まっています。
特に行政や金融、社会インフラなどの領域では、AIの性能に加えて、データの保護、運用の継続性、国内での処理や管理、個別業務への適合性などが重要となります。
また、AIを社会全体に普及させるためには、各国の言語や文化、利用環境に応じたインターフェースが欠かせません。
Verbexは、独自の音声認識(STT)・音声合成(TTS)技術とリアルタイム対話制御技術を保有し、外部の大規模言語モデル(LLM)を含む多様なAI技術を柔軟に組み合わせられるプラットフォームを開発してきました。
特定のAIモデルやクラウドサービスに依存することなく、各国の言語、セキュリティ要件、運用環境に応じて構成を最適化できる技術基盤を強みとしています。
Verbexは、この技術基盤と業務実装の知見を活かし、企業向けの音声対話AIサービスに加え、各国・地域の要件に応じたAIサービスおよびAIインフラの構築を支援することを目指します。
バングラデシュ政府とのMOUを通じ、国家規模のAI活用に向けた協力を推進
今回のMOUでは、バングラデシュ政府とVerbexが、同国におけるAIの社会実装と国内AI基盤整備に向けた協力を検討します。
主な協力領域は以下のとおりです。
・ベンガル語AIプラットフォーム: 音声・テキストを通じて国民が行政サービスなどを利用できるプラットフォームの構築
・行政・産業へのAI活用: 行政手続き支援、農業情報の提供、中小企業の事業運営支援など
・国内AIインフラ: GPUデータセンター、AIモデルの現地学習・推論環境、安全な行政システム連携基盤の整備
・AI人材育成: 国家AIトレーニングセンターの整備と、現地のAI人材・運用体制の育成
Verbexは本構想に関連して、今後5年間で総額7,000万〜1億米ドル規模の投資・資金調達計画を提案しています。
なお、本MOUは協力に向けた意向を確認するものであり、個別事業の実施、資金調達、投資の実行を確約するものではありません。今後、実現可能性の調査や必要な承認・正式契約に向けた協議を進めていきます。
国家規模のAIサービスへの挑戦を通じ、各国展開に向けた技術・事業体制を強化
国や地域によって、利用される言語や制度、業務システム、AIに求められるセキュリティや運用環境は異なります。
Verbexは、自社開発の音声認識・音声合成技術と対話制御技術を保有しながら、外部AIモデルや各種インフラを柔軟に組み合わせるオープンなアーキテクチャを特徴としています。
今回のバングラデシュにおける構想は、これらの技術を国家規模の多様なサービスへと発展させるための挑戦です。
国民向けの大規模なAIサービスの実現を目指す過程で、言語への最適化、AIモデルの運用、システム連携、セキュリティ、継続的なサービス改善などに関する技術・事業体制を強化していきます。
さらに今後は、各国の政府機関や企業、通信事業者、システムインテグレーター、AIインフラ事業者などとのパートナーシップを視野に入れ、それぞれの市場や社会環境に適した音声対話AIの導入・運用を支援する体制の構築を目指します。
株式会社Verbex 代表取締役 森下将憲 コメント
「私たちは、音声AIが今後、企業の業務効率化だけでなく、誰もが日常的に利用する社会のインフラになっていくと考えています。
これまでデジタルサービスを使うためには、画面を操作し、文字を読み、必要な情報を入力することが当たり前でした。しかし、AIと自然に話すだけで情報を得たり、手続きを進めたり、サービスを利用したりできるようになれば、デジタルサービスのあり方そのものが変わる可能性があります。
今回のバングラデシュ政府とのMOUは、そうした未来を国家規模で実現するための挑戦の第一歩です。
Verbexは、バングラデシュで生まれたAI技術を基盤に、日本で企業・自治体の高度な業務要件に対応する音声AIの実用化を進めてきました。
日本の企業が求める高い品質や信頼性、複雑な業務への対応力を磨くことは、世界のさまざまな市場で通用するAIサービスをつくることにつながります。
だからこそ、私たちは日本を単なる販売拠点ではなく、グローバルな経営と事業開発の中核として位置づけています。
一方で、国や地域によって言語も、制度も、求められるサービスも異なります。各国のニーズに合わせてAIを設計し、実際に使われるサービスとして届けるためには、さらなる技術力と事業実装力が必要です。
今回の取り組みを通じて、そのための技術・事業体制を強化し、アジアを中心に、世界のさまざまな企業や政府機関、パートナーとともに、音声AIが人々の仕事や生活を支える社会の実現に挑戦していきたいと考えています。」
今後の展開

Verbexは、本MOUに基づき、バングラデシュ政府との協力体制の構築、実現可能性調査、具体的な事業計画の検討を進める予定です。
また、日本市場では引き続き、企業・自治体における音声対話AIの導入と運用を推進し、サービス品質や業務実装力のさらなる向上に取り組みます。
今後、日本へのグローバル本社機能の移転を進めるとともに、アジア各国をはじめとするグローバル市場への展開に必要な技術・事業体制を強化してまいります。
株式会社Verbexについて
Verbexは、「声で世界をつなぐ」をミッションとして、独自の音声対話技術を研究開発しているAIスタートアップです。
STT(Speech to Text)/TTS(Text to Speech)/Speech Engineなど音声対話に必要な機能やデータのトレーニングメソッドを独自研究開発し、極めて自然で低遅延な対話を実現するため音声AIプラットフォームを提供しています。
経営メンバーはバングラデシュと日本のシリアルアントレプレナーがチームを組んでおり、国際ハイブリッドなスタートアップとして、アジア・日本発の音声AIの実用化を推進しています。
すでに日本を含む25カ国で56件の特許を保有し、独自技術の研究開発を進めながら、グローバルな事業展開を見据えて活動してきました。
WEBサイト:https://verbex.ai/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社Verbex 沖津
Email:contact@verbex.ai
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