第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)購入したお墓の種類は「樹木葬」が41.5%で3年連続シェア1位

平均購入価格は一般墓158.7万円、樹木葬69.6万円、納骨堂83.6万円

‘終活’に関するさまざまなサービスを提供する株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長COO:小林 史生、以下:当社)が運営する日本最大級のお墓の情報サイト「いいお墓」は、2022年1月に実施した「第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)」の調査結果を発表しました。
  • 実施の背景
当社が運営する日本最大級のお墓に関するポータルサイト「いいお墓」は、お墓の購入を検討している方に、適切な霊園・石材店をご紹介しており、その実績は年間約5万件に上ります。日々お墓に関するご相談を承る中で、「お墓購入の手順がわからない」、「自分たち家族にはどんなお墓が合うのか知りたい」、「自宅の近くにあるお墓を比較検討したい」などの声が寄せられています。

一生に一度ともいえる大切なお墓の購入において、お墓探しの専門家である当社ができることは、お客様センターやインターネットを介した質の高い情報の提供と、個々の状況に合わせた適切な提案です。これらを追求することで、お墓を通じた「家族のつながり」や「心のよりどころ」を創出するお手伝いをしたいと考えています。当社では、「いいお墓」を利用し、既にお墓をご購入された方の声を届けることで、これからお墓探しを始める方の一助になりたいという思いから、毎年「お墓の消費者全国実態調査」を実施しています。

*調査結果の引用をご希望の方は、こちらまでご連絡ください。
https://forms.gle/NQw6v9KEWr5HJS677
 
  • 調査概要
調査名 :第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)
調査対象:2021年1月~同年12月にお墓探しの総合情報サイト「いいお墓」経由でお墓を購入した方
調査期間:2022年1月14日(金)~1月26日(水)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:947件
*回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値が100%にならない場合があります。
*「いいお墓」経由でお墓を購入した方にアンケートを送付し、回答結果を集計しています。
 
  • 調査トピックス
1. お墓選びの三大テーマは「お墓の種類」、「自宅から霊園までのアクセス」、「金額」
― TOP3は4年間変わらず
2.お墓の主流は「一般墓」から「樹木葬」で定着
― 購入したお墓の種類は「樹木葬」が41.5%で最多、次いで「一般墓」25.8%、「納骨堂」23.4%
3.一般墓、樹木葬の購入価格は直近5年間では変化なし、納骨堂は下落傾向
― 一般墓158.7万円、樹木葬69.6万円、納骨堂83.6万円
4.平均年間管理費は一般墓7,907円、樹木葬6,027円、納骨堂11,893円
― 樹木葬では79.1%が「年間管理費はかからない」との回答も
 
  • 調査結果
1. お墓選びの三大テーマは「お墓の種類」、「自宅から霊園までのアクセス」、「金額」
TOP3は4年間変わらず

お墓選びで最重視した点を伺ったところ、1位は「お墓の種類」、次いで「自宅から霊園までのアクセス」、「金額」となりました。2019年以降、4年連続で1~3位に変動がないため、「お墓の種類」、「自宅から霊園までのアクセス」、「金額」はお墓選びの三大テーマと言えます。

また、直近5年間の変化を辿ると下記の結果になりました。

「園内の雰囲気」、「霊園の最寄り駅・バス停からの徒歩でのアクセス」は毎年上位に入っています。これらは霊園見学の際に初めて認識する人が多く、「いいお墓」にも下記の声が寄せられています。

● 緑の多さや日当たりなどの雰囲気は資料やパンフレットではわからないので、見学に行って確認できた。
● 実際に足を運んでみたら、バス停から霊園までの距離が遠く不便に感じた。

2.お墓の主流は「一般墓」から「樹木葬」で定着
購入したお墓の種類は「樹木葬」が41.5%で最多、次いで「一般墓」25.8%、「納骨堂」23.4%

 

「お墓選びで重視した点」で1位となった「お墓の種類」について解説します。

▼一般墓:2020年以降は25%程度で定着
2018年では、約半数(46.7%)が一般墓を購入していました。その後2020年は27.4%、2021年は26.9%、2022年は25.8%と、直近3年間は概ね25%程度に定着しています。一般墓は永代にわたって管理することを前提としているため、一度購入すると自身の子ども世代や孫世代のためにお墓を残すことができます。一般的に、樹木葬や納骨堂は世代ごとの購入ですが、一般墓の購入頻度は数世代に一度であることが多く、頻繁に購入するものではありません。このため核家族化や少子化が進展する現代においては、一般墓の新規購入の機会が少なくなっており、割合で見ると減少しているように感じられます。

一般墓は基本的に将来的に他の方と合祀されることがないため、手厚い供養ができ、家族のつながりをより強く感じることができる点が魅力です。一般墓の購入者の声によると、一般墓は近年「心のよりどころとなり、故人と今を生きる人々をつなぐ」役割を担っていることが伺えます。

 


▼樹木葬:4年間で16.6ptの増加
樹木葬は1999年に初めて登場したと言われる比較的新しい種類のお墓です。樹木葬を購入した方は、2018年から2022年の4年間で16.6ptの増加となりました。樹木葬の新規開園数は年々増加傾向にあり、実際に「いいお墓」への樹木葬の登録数は同期間で約1.8倍に増加しています。また、2020年に初めて樹木葬が1位となって以降、3年連続で樹木葬が1位を獲得しており、お墓の主流が一般墓から樹木葬に移ったとも言えます。樹木葬の購入者の声によると、跡継ぎがいなくても寺院や霊園がお墓の管理をしてくれる点を魅力的に感じています。生涯未婚率や核家族化が進行する日本のニーズを捉えており、樹木葬は今後ますます注目を集める存在となっていきます。


▼納骨堂:20~25%の安定した支持
直近4年間で20~25%程度を推移し、安定した支持を得ています。納骨堂の購入者の声によると、樹木葬と同様に跡継ぎがいなくても安心して購入できることに加えて、室内にあるため天候に左右されずに気軽にお墓参りができる点が魅力です。また、近年はICカードで操作すると遺骨が参拝スペースまで自動的に運ばれてくる「自動搬送式納骨堂」も都市部を中心に注目されています。


3. 一般墓、樹木葬の購入価格は直近5年間では変化なし、納骨堂は下落傾向
一般墓158.7万円、樹木葬69.6万円、納骨堂83.6万円

 

「お墓選びで重視した点」で3位となった「金額」について解説します。


▼一般墓の平均購入価格
158.7万円となり、3年連続で下落しているものの、直近5年間を鑑みると概ね165万円程度を推移しています。一般墓の購入にかかる費用は主に「墓石代」、「土地利用料」、「その他諸経費」を合算したものが総額となります。今回の調査結果では、墓石代110.6万円、土地利用料57.7万円と、2018年以降大きな金額変動はありませんでした。使用する墓石の量や所有権を保持する区画面積によって価格が決まるため、基本的にはお墓の区画が大きいほど費用は高く、小さいほど安価になります。一方で近年は「永代供養付き一般墓*」のような、相場よりも安価に購入ができる一般墓も登場しています。今後は、比較的新しい特徴を持つお墓が与える影響も注目していく必要があります。

*跡継ぎが途絶えてお墓の維持管理が難しくなった際に、納められていた遺骨を永代供養墓に改葬できる一般墓のこと。

▼樹木葬の平均購入価格
69.6万円でした。概ね70万円前後で推移しており、直近5年間においての相場は安定していると言えそうです。樹木葬はプレート状の墓石を使用することもありますが、一般墓と比較すると墓石の量が少ないため墓石代をおさえることができます。実際に本調査においても37.9%の方が「墓石代はかからなかった」と回答しています。樹木葬は近年のお墓の主流であり、消費者のニーズを捉えていることから、特出した価格競争は起きていません。

▼納骨堂の平均購入価格
79.4万円で、直近5年間では最も低い価格となりました。相場は下落傾向にあると言えそうです。要因の1つに、1人用の納骨堂を設ける動きが活発になっていることが挙げられます。新型コロナウイルスにより死や別れを身近に感じるようになったことで、おひとりさま終活への関心が加速し、「自分のための納骨堂を生前に購入したい」という意欲が高まっていることが背景です。1人用の納骨堂は、これまでのスタンダードである2~4人用の納骨堂よりも安価で購入することが可能なことから、平均価格が下落傾向にあります。

4.平均年間管理費は一般墓7,907円、樹木葬6,027円、納骨堂11,893円
樹木葬では79.1%が「年間管理費はかからない」との回答も

 

お墓の初期費用は墓石代、土地利用料、その他諸経費から構成されますが、購入後には維持費として年間管理費がかかることもあります。


▼一般墓
平均年間管理費は7,907円でした(「管理費はかからない」と回答した18.4%を除く)。一般墓は運営母体によって管理費の相場が異なるため、管理内容をよく確認する必要があります。一般的には公営霊園、民営霊園、寺院墓地の順に多額になります。

公営霊園:自治体が運営しているため、園内の清掃や水道整備などを目的とした比較的低い管理費が設定されています。
民間霊園:公営霊園と比較すると、休憩所や法要施設などの共有スペースの管理や植栽の手入れが充実しています。また、送迎バスの運営により利便性が向上するサービスを展開する民間霊園もあり、公営霊園よりも管理費が高い傾向にあります。
寺院墓地:寺院の格式によっては3万円を超えるケースもあります。一般的には公営霊園や民間霊園よりも高額になる場合が多いですが、葬儀や法要などを取り仕切ってもらえることがメリットです。

▼樹木葬
平均年間管理費は6,027円(「管理費はかからない」と回答した79.1%を除く)で、一般墓や納骨堂よりも安価な結果となりました。樹木葬は一区画あたりの面積がコンパクトで、他の人と1つのシンボル(樹木や草木)を共有するなど、運営母体の管理負担も大きくありません。このため近年は年間管理費がかからない樹木葬も増えてきており、本調査でも約8割が「管理費はかからない」と回答しています。

▼納骨堂
平均年間管理費は11,893円(「管理費はかからない」と回答した39.3%を除く)で、一般墓や樹木葬よりも高額な結果となりました。納骨堂は室内にあることが多いため、建物の修繕やメンテナンス、清掃費など、館内を清潔に保つための費用がかかります。また、近年注目を集めている「自動搬送式納骨堂」は、定期的なシステムメンテナンスを行う必要があるため、ロッカー式や仏壇式などの納骨堂と比較すると年間管理費が高額になる傾向があります。
 
  • まとめ
毎年実施している「お墓の消費者全国実態調査」は今年で13回目となりました。初めて調査を行った2010年には91%が購入していた一般墓ですが、樹木葬や納骨堂などの多様化を受け、2022年は25.8%と過去最少の構成比にとどまりました。

一方で1999年に登場した樹木葬は、長い年月を経て2020年、初めて最も選ばれる存在になりました。未婚率や核家族化が進む日本において、樹木葬や納骨堂のような「跡継ぎ不要のお墓」は消費者のニーズを捉えていることが伺えます。

お墓のトレンドは毎年のようにめまぐるしく変化するものではありません。しかし高齢化や核家族化、生涯未婚率上昇などの社会課題を受けて、樹木葬のように長い年月をかけてじっくりと変化し、その後一定期間以上継続しています。

昨今は消費者のニーズを汲み取った「跡継ぎ不要の一般墓」や「LEDなどのテクノロジーを活用したお墓」など、多様化が進んでいます。お墓の形は変わりつつも、「今を生きる人の心のよりどころ」であることに変わりはありません。本調査が、これからお墓の購入を検討する方の一助となることを願っています。
 
  • 回答者について

 

 

  • 鎌倉新書について
1984年に仏教書の出版を目的として創業しました。現在は終活・供養関連のポータルサイト「いい葬儀」、「いいお墓」、「いい仏壇」、「いい相続」など13のサービスを運営しています。「明るく前向きな社会を実現するため、人々が悔いのない人生を生きるためのお手伝いをする」ことを使命として、終活のあらゆる課題を解決する”終活インフラ”を標榜しています。お金のこと(遺言・相続など)、からだのこと(介護・終末期医療など)、家族のつながり(葬儀・お墓など)の希望や課題を解決し、高齢社会を活性化することが、未来の希望になると考えています。

会社名  :株式会社鎌倉新書
設立   :1984年4月17日
市場区分 :東京証券取引所市場第一部(証券コード:6184)
本社所在地:東京都中央区京橋2丁目14-1 兼松ビルディング3階
代表者  :代表取締役社長COO 小林 史生
資本金  :10億4,342万円(2022年1月31日現在) 
URL   :https://www.kamakura-net.co.jp/
 
  • 鎌倉新書が運営する主なサービス(グループ会社含む)

 

▼サービスURL
いい葬儀  :https://www.e-sogi.com/
いいお墓  :https://www.e-ohaka.com/
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いい介護  :https://e-nursingcare.com/
いい不動産 :https://i-fudosan.com
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