マンデラ生誕100年。伝説の指導者が残した偉大な功績を振り返る。ビジュアル愛蔵版『ネルソン・マンデラ その世界と魂の記録』10/31発売!

”マディバ(マンデラの愛称、部族の尊称)”と長年にわたり交流を続けた2人のジャーナリストが、その生涯を豊富な写真と詳細な記述でまとめあげた1冊。初公開写真多数!

株式会社西村書店

西村書店(千代田区/代表取締役 西村正徳)は、『ネルソン・マンデラ その世界と魂の記録』を10月31日に発売します。

 

ネルソン・マンデラ。その名前は、生涯をかけて人種・民族融和のため力を尽くした伝説の指導者として、歴史のなかに永遠に刻み込まれている。

本書は、マンデラと長年にわたる交流を持ち、彼の死の直前まですぐ近くで仕事を続けた数少ないジャーナリストであるベニー・グールとロジャー・フリードマンによってまとめられたものである。

特筆すべきは、まず第一に、30年以上マンデラをカメラに収めつづけたグールの素晴らしい写真である。獄中生活から釈放、ノーベル平和賞受賞、大統領就任と80歳での退任を経て、95歳で病のため亡くなる最晩年までという非常に長く波乱に満ちた期間、20世紀を代表する偉大な人物を公私さまざまな場面でとらえつづけた膨大な写真から、厳選した250点以上を掲載。そのほとんどが本書で初公開となる。また、美しい自然や文化、人々の日常を題材とする写真も多く、アフリカの魅力をビジュアルに伝える。

さらにフリードマンの文章は、南アフリカの元新聞記者ならではのまなざしでマンデラの全容を描きつくしている。導入では、この国がたどってきた歴史やマンデラ誕生当時の状況を説明。そして、国内外の政治的・社会的背景を踏まえ、時にマンデラ自伝なども引用しながら、その波乱に満ちた生涯を記している。史実への知識を深め、挟みこまれた興味深いエピソードに触れられるとともに、詳細を初めて知る新しい読者にとってもわかりやすい構成となっている。

【 目次見開き 】

 

【 目次 】
序文/はじめに/第1章 星の誕生/第2章 少年時代/第3章 革命家/第4章 裁判と試練/第5章 夜明け前の暗闇/第6章 平和的解決の世話役/第7章 国民の大統領/第8章 引退生活/第9章 終焉/人種差別法/南
アフリカ共和国/終わりに





【 見開き見本 】

■和解の使命を果たすため、マンデラは、「解放闘争は、特定の集団や人種との戦いではなく、抑圧的な制度との戦いだ」と説いて各地を回った■和解の使命を果たすため、マンデラは、「解放闘争は、特定の集団や人種との戦いではなく、抑圧的な制度との戦いだ」と説いて各地を回った

ネルソン・ホリフラフラ・マンデラは、1918年7月18日、南アフリカ・ムヴェゾで生まれ、首長の息子として育った。大学で法律を学び、黒人初の弁護士事務所を開く。その一方でアフリカ民族会議(ANC)に加入し、同志とともに反アパルトヘイト活動に身を投じた。しかし彼らの活動を危険視した当局に捕えられ、1964年、終身刑の判決を言い渡される。ロベン島などで27年以上におよぶ獄中生活を送るが、国内外からの世論の高まりを受け、1990年、釈放。1993年、国民党の大統領デクラークとノーベル平和賞を受賞。そして1994年、民主的な選挙による初めての南アフリカ共和国大統領に就任し、ついにアパルトヘイト撤廃をなしとげた。

だが、目指した世界を実現するには、彼の大統領としての就任期間は(就任当時すでに高齢だったということもあり)、5年とあまりに短かった。退任後も精力的に活動を続けたが、2013年12月5日に没し、その死後も未解決の問題は山積している。彼なら今、この世界に向けてどんな提言をするだろう。その偉業と不屈の魂、そして誠実で愛すべき人柄を振り返り、今こそ、そしていつまでも、ひもときつづけていきたい1冊。

20世紀の良心を代表するネルソン・マンデラ。その遺産を振り返るのに格好の書。 
----訳者・金原瑞人
 


【 見開き見本 】

■政界引退後も精力的に活動を続けていたが、徐々に長い道のりの終わりが近づきつつあった。最晩年、孫や娘とともに。■政界引退後も精力的に活動を続けていたが、徐々に長い道のりの終わりが近づきつつあった。最晩年、孫や娘とともに。


マンデラが“ウブントゥ”という考えを象徴していたことも確かでしょう。つまり、人類はだれもが相互依存の関係にあることをよく理解していたのです―黒人と白人、ユダヤ教徒とイスラム教徒、富める者と貧しき者、迫害する者とされる者。だから、大統領に就任し、生涯にわたる反アパルトヘイト闘争が正しかったと証明できたときにも、勝ち誇ることはありませんでした。彼を投獄した人々への恨みを露わにすることもありませんでした。それどころか、敵味方の区別なくみんなをテーブルにつかせ、食事をふるまうだけでなく、心から寛大で思いやり深く接したのです。
-----デズモンド・ツツ名誉大主教(序文より)

●著者・訳者紹介
[写真]ベニー・グール(Benny Gool)
マンデラと親交のあった数少ないフォトジャーナリストのひとり。南アフリカ報道写真家賞など受賞多数。個人的なクライアントに、故ネルソン・マンデラ、デズモンド・ツツ名誉大主教、アメッド・カスラーダ、オプラ・ウィンフリーや「エルダーズ」〔世界の指導者による組織〕など。その仕事は南アフリカだけでなく国際的にも広く出版・展示されてきた。現在はオリックス・マルチメディアのディレクターとしてケープタウンを拠点に活動している。
[著]ロジャー・フリードマン(Roger Friedman)
ジャーナリスト。南アフリカの元新聞記者でアパルトヘイト政策から民主主義への移行について執筆。1996 年、グールとともに真実和解委員会に関する報道をし、翌年より2度の重要な全国調査をもとに人種に関する考え方を特集記事『True Colours』にまとめる。2000 年、グールとマルチメディア制作会社を設立、ネルソン・マンデラの財団や博物館などと活動。デズモンド・ツツ名誉大主教、デズモンド&リア・ツツ・レガシー財団との活動も長年おこなう。
[訳]
金原瑞人(かねはら・みずひと)
1954 年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、YA(ヤングアダルト)小説、一般書、ノンフィクションなど500 点以上。訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『さよならを待つふたりのために』『月と六ペンス』『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924 年』、エッセイ集に『サリンジャーに、マティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』、監修・著書に『13 歳からの絵本ガイド YAのための100 冊』(小社刊)など。
松浦直美(まつうら・なおみ)
愛知県出身。アジア・アート・アーカイヴ、『ART iT』編集部を経て、翻訳家として活動している。訳書に『世界のアート図鑑』、「ヒミツの子ねこ」シリーズ、『新編シアーズ博士夫妻のマタニティブック』『日めくりマタニティブック』がある。



■『ネルソン・マンデラ  その世界と魂の記録』 ■2018年10月23日発行 
■ISBN 978-4-89013-793-0 ■定価:本体4600円+税
■ベニー・グール写真 ロジャー・フリードマン著 金原瑞人/松浦直美 訳
■B4変型タテ・上製・304ページ ■発行・発売:西村書店
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/12032



【 好 評 既 刊 】
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■『芸術の都 ロンドン大図鑑 英国文化遺産と建築・インテリア・デザイン』
■ISBN 978-4-89013-769-5 ■定価:本体6500円+税
■フィリップ・デイヴィース著 デレク・ケンダル写真 加藤耕一 監訳
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/8911




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■『スピルバーグ その世界と人生』
■ISBN 978-4-89013-721-3 ■定価:本体3800円+税
■リチャード・シッケル著 大久保清朗/南波克行 訳
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/4522




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■『マララさん こんにちは 世界でいちばん勇敢な少女へ』
■ISBN 978-4-89013-954-5 ■定価:本体1200円+税
■ローズマリー・マカーニー文 西田佳子 訳
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/3274



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■『イクバル 命をかけて闘った少年の夢』
■ISBN 978-4-89013-986-6 ■定価:本体2200円+税
■キアーラ・ロッサーニ文 ビンバ・ランドマン絵 関口英子 訳
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/9371

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業種
情報通信
本社所在地
新潟県新潟市中央区旭町通1-754-39
電話番号
025-223-2388
代表者名
西村正徳
上場
未上場
資本金
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設立
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