《イベントレポート》【高校サッカー×教育】“スポーツは考える力を育む”をテーマにした大会を佐賀市にて開催

〜サッカー+課題発見力・課題解決力・プレゼンテーション力も磨かれた新スタイルの大会に〜

株式会社SPLYZA

2023年8月22日 11時00分

「スポーツは考える力を育む」をコンセプトに、アプリケーション開発でスポーツ×教育の支援を行う株式会社SPLYZA（所在地：静岡県浜松市、代表取締役：土井寛之、以下「SPLYZA」）は、佐賀県立鳥栖工業高校サッカー部(所在地：佐賀県鳥栖市、監督：三浦一輝、以下「鳥栖工業高校」)と共同で「スポーツ×教育」をテーマに、高校サッカーの大会「#スポーツは考える力を育む SPLYZA CUP 2023」を2023年7月26日（水）から28日(金)の３日間で佐賀市にて開催いたしました。
本大会は、サッカーの試合だけではなく、試合終了後にはSPLYZAが提供するSPLYZA Teams※を活用した分析プレゼン大会にて“考える力”での競争を促し、3日間でサッカーのプレーに加えて分析力・プレゼン力に大きな成長が見られた大会となりました。
大会詳細はこちら
【URL】https://products.splyza.com/teams/event/20230726.html

【大会概要】

空き校舎になった小学校を活用した合宿施設「SAGA FURUYU CAMP」と佐賀市立富士山村広場を会場として、鳥栖工業高校(佐賀県)・有明高校(熊本県)・早鞆高校(山口県)・岡山龍谷高校(岡山県)サッカー部が集まり、サッカーの試合とSPLYZA Teamsを活用した分析プレゼン大会を開きました。

【分析プレゼン大会】

各チーム事前に決めたテーマをもとに、試合終了後はSPLYZA Teamsで当日の自分たちの試合映像を見ながら、KPT法※を用いた振り返りとプレゼンテーションを実施、2日間の総合評価で最優秀チームには「SPLYZA賞」を表彰しました。

全チームが初めてのプレゼンテーションでしたが、「話す姿勢」「時間の使い方」「話の構成」が1日で劇的な成長が見られました。特に、SPLYZA賞を獲得した鳥栖工業高校サッカー部Aチームのプレゼンテーションは、前日の振り返りを踏まえ、最初に話す内容を提示したり、改善箇所は具体的な例を交えながら前後比較していたりと話の構成や話し方に工夫が見られました。聞き手にとってもわかりやすく、”伝わる”の意識が加わった発表でした。

サッカーのプレーだけでなく、社会に出てから必要な課題発見力、課題解決力、プレゼンテーション力も磨かれた大会になりました。

*KPT法とは・・・Keep/Problem/Tryの枠組みで行う振り返りの手法

【参加選手からのコメント】

自分たちで課題を発見し解決する力をつけられたことでチームが一つになったと思う。
分析会を通して、他のチームの分析の着眼点を学べた。良いところを真似していきたい。
1人だとわからないことも、大人数の視点で見ることでたくさんのアイデアがあり、今まで気がつかなかったことに気がつけた。
戦術も着眼点もそれぞれ異なり、各チームの特徴が出ていて面白かった。
プレゼンをするときは事前に話したいことを考えて内容を理解していないと説明できずに難しかった。でも考えて言語化したことで、次の日に自分たちの課題を改善することができたのでやっていて楽しかった。
今後就職活動をするにあたって、相手に伝えることの難しさを学んだ。この経験を活かしていきたい。

【大会後の変化】

佐賀県立鳥栖工業高校サッカー部　監督：三浦一輝氏

選手の振り返りの仕方に変化が見られました。

これまでもSPLYZA Teamsを使った映像の振り返りの中で、「課題発見(Problem)」から「解決策(Try)」を出すアウトプットは行っていましたが、大会以降は「継続したいこと(Keep)」を発見する選手が増えました。

課題点だけでなく、自チームの強み・継続していきたい点にも気がつけるようになったのは、分析会でKPT法を学んだことが活かされていると感じます。

「情報を得る(見る/聞く)→理解する→話す」が苦手な子が多いですが、社会に出てからはこの能力が非常に重要になります。

このような社会に出てから必要となる、考える力・伝える力を身につけるきっかけをサッカーを通して与えられるような新たな大会で、選手たちにとっても非常に良い経験になりました。

【参加チーム】