Airbnb、共同創設者兼CPOのジョー・ゲビア主導による、イノベーションのデザインスタジオ「Samara」の設立を発表
第1弾プロジェクトとして、日本の地方コミュニティ活性化のための 「吉野杉の家」プロジェクトを始動
世界最大手のコミュニティ主導型マーケットプレイスのAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー、以下:Airbnb)の共同創設者兼CPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)であるジョー・ゲビア(Joe Gebbia)は、2016年8月2日(※米国カルフォルニア州サンフランシスコ時間)、様々なイノベーションを起こすプロジェクトを起案・遂行するための専門デザインスタジオ「Samara(サマラ)」を社内に設立したことを発表しました。「Samara」の着想は、同じく共同創設者である、ブライアン・チェスキー(Brian Chesky)、ネイサン・ブレチャージク(Nathan Blecharczyk)の協力のもと生まれたもので、今後、Airbnb内でデザインとエンジニアリングの専門家が一体となってこれまで以上に斬新なアイデアを追求し、Airbnbコミュニティの新たな領域を模索する最先端のサービスを開発していきます。
ロードアイランド・スクールオブデザイン出身のジョー・ゲビアは、これまで常に情熱を持って、デザインと、デザインが持つ新たな未来をもたらす力に取り組んできました。今回、新たにAirbnb社内に設立したデザインスタジオ「Samara」は、Airbnbの価値やビジョンを新たな領域に広げていくためのサービスやアイデアを開発することをミッションとしています。「Samara」では多彩なバックグランドを持つ専門家が結集し、建築からサービスデザイン、ソフトウェアエンジニアリング、さらには新たな経済モデルまで、さまざまな分野での可能性を徹底的に掘り下げていきます。
「Samara」の設立について、ジョー・ゲビアは次のように述べています。「私たちは互いに支え合う社会こそ健全なコミュニティであると確信しており、そのための新たな道筋を作り出そうとしています。SamaraはAirbnbがコミュニティ主導型マーケットプレイスのパイオニアとしてこれまで8年間に渡って培ってきたノウハウをより実験的に応用し、拡大を続けるAirbnbのコミュニティを中心として、人と人の結びつきや商業、社会を変えていくためのサービスを生み出していくための場となります。」
「Samara」はすでに始動しており、第1弾として地方コミュニティの活性化の一助とすべく「吉野杉の家」プロジェクトを立ち上げています。日本の著名なデザイナーである原研哉氏がディレクターを務める展覧会「HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION」にて、東京を中心に活動する建築家、長谷川豪氏とのコラボレーションによって設計・建築された「家」は、ホストとゲストとの間でより深い絆を生み出すことのできる建物を実現したものです。展覧会終了後、この「吉野杉の家」は奈良県の吉野町に移設され、地元コミュニティによる管理のもと、Airbnbを通じて宿泊予約できるようになります。
ここにゲストが訪れることによって、若者の流出に悩む地方の伝統文化の継承を支え、この地域の未来に貢献することができます。
「吉野杉の家」プロジェクトを通じ、「Samara」はコミュニティとゲストが滞在するスペースとを融合する新たな方法を作り出しました。この家は最終的に地域コミュニティによって運営されることで、地域にとって金銭的なメリットをもたらすことを目指しており、Airbnbとしても初の試みです。今後、Airbnbのチームは「吉野杉の家」プロジェクトを成功に導くためのモニタリングを続け、地域コミュニティの活性化のために、世界中で同じように過疎化を課題とする地方にこのモデルを広げていくことを検討しています。
●「Samara」ホームページ http://samara.airbnb.com/
<Airbnb(エアビーアンドビー)について>
2008年8月創業のAirbnbは、世界中のユニークなお部屋をネットや携帯で掲載・検索・予約できる信頼のコミュニティ主導型マーケットプレイスです。アパートを1泊でも、お城を1週間でも、ヴィラを1ヶ月でも、Airbnbはあらゆる価格帯で世界190ヶ国以上34,000以上の都市で人と人とをつなぎ、ユニークな旅行体験を叶えます。世界一流のカスタマーサービス、成長中のユーザーコミュニティを抱えるAirbnbは、簡単に空き部屋を世界数百万人と結びつけるプラットフォームです。https://airbnb.com/
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