出産前後の悩みを産婦人科医にスマホで相談「産婦人科オンライン」
医療リソースの地域格差が広がる中、地方における産科医師数の不足は深刻です。産科医療過疎地域を含む全ての地域で、妊娠期〜産後という心身の不安が大きい時期に、適切な医療サポートを受け、安心して出産を迎え、育児ができる社会を目指します。
産婦人科オンライン(https://syounika.jp/obstetrics)は、月・水・金の18時〜22時の間、10分間の予約制で産婦人科医・助産師に相談できるサービスです。
・「妊娠中の食事や服薬について教えて欲しい。ネットで調べてもいろんな情報があって分からない。」
・「産後2か月になるけれど気分の落ち込みがひどく、泣き止まない子どもに無力感がある。」
など妊娠中のご自身に関する悩みやお腹の赤ちゃんについて、出産のこと、そして産後の心身の悩みまで幅広い相談に、専門家が対応します。
相談方法は、メッセージチャット、音声通話、動画通話から選択できます。
※本サービスは遠隔健康医療相談サービスであり、医療行為ではありません。診断や薬の処方はできません。
<サービスイメージ>
<産婦人科オンライン(テストサービス)利用者の声>
・フルタイムで働いているので気になったときにすぐに病院に行くのは難しく、このサービスがあるととても心強いと感じました。
・なかなか子どもを預けて産婦人科に出向くことはできないので、よかったです。
●出産後は「小児科オンライン」で産前産後の切れ目ないケアを実現
また、「産婦人科オンライン」には姉妹サービス「小児科オンライン」(https://syounika.jp/)があります。
出産後、お子さんの成長・発達・病気などについて相談がある場合は、「小児科オンライン」を利用し、同じくスマートフォンで小児科医に相談が可能です。
小児科オンラインは2016年5月にサービス提供開始後、自治体の住民向けサービスや企業の福利厚生サービスなど、主に法人向けに展開。埼玉県横瀬町、鹿児島県肝属郡錦江町、長野県白馬村、小田急電鉄株式会社などに導入されています。
●広がる医療過疎地域と取り残される妊婦の不安
2015年の報告(※1)では、人口当たりの分娩施設の産科医師数は2倍以上(若手医師では5倍以上)の自治体間格差が存在し、30か所以上の二次医療圏では「常勤医師のいる分娩取り扱い病院」がないという状況です。かかりつけの診療所が夜間に閉まっており、どこに相談していいか分からない。このような孤独感や不安が妊娠中や産後の女性に及ぼす影響は小さくないと思われます。
また、昨今「産後うつ」の実態が明らかになりつつあり、これまでの想定を上回る女性が悩まされていることがわかっています。
これは、社会的リスクの高い妊婦のみならず、リスクが低いと考えられる妊婦でも、十分なソーシャルサポートを受けられないままに出産を迎えてしまっていることが原因の一つなのではないかと、私たちは考えています。
どこにいても、妊娠中から十分なサポート受け、安心して出産・子育てを迎えられるように。
産婦人科オンラインは、スマートフォンを通じて妊娠期から産後の女性をサポートします。
●法人契約でのサービス提供を予定
「産婦人科オンライン」は、社会サービスとして「全ての利用者に無料で届ける」ことを目標としています。
そのため、法人ごとにご契約いただき、法人様が費用をお支払い、利用者(自治体の住民様や企業の社員様)は無料で利用できるというスキームでサービスを提供します。
導入にご関心のある企業様・自治体様を募集中です。サービス詳細や費用体系等、お気軽にお問い合わせください。
●お問い合わせ先:株式会社Kids Public
本社:東京都千代田区神田小川町1−8−14 神田新宮嶋ビル4階
TEL:03-4405-9862
E-Mail:contact@syounika.jp
設立日:2015年12月28日
代表者:代表取締役社長 橋本 直也(小児科医)
事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。遠隔健康医療相談サービス「小児科オンライン」(https://syounika.jp/)産婦人科オンライン(https://syounika.jp/obstetrics)及び小児医療メディア「小児科オンラインジャーナル」(https://journal.syounika.jp/)を提供。
実績:第6回 健康寿命をのばそう!アワード厚生労働大臣賞を受賞 / 第11回キッズデザイン賞経済産業大臣賞を受賞 /Tech Crunch Tokyo 2016のスタートアップバトル優勝
※1 平成26年度「持続可能な周産期医療体制の構築のための研究」報告書
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