【日本総合福祉アカデミー学校機能構築プロジェクト事例vol.1】分校プログラム導入1年後　職員定着率１００％実現!

―株式会社メディカルケアシステム　2017年9月より業務提携 ―

株式会社ガネット

2018年12月20日 15時00分

日本総合福祉アカデミー『学校機能構築プロジェクト』とは。

超高齢社会に突入している日本が抱える高齢者の介護問題。国が推進している“地域包括ケアシステム”の促進や介護従事者の地位向上による人材不足の解消を図るため、介護資格取得を推進するプログラムです。職員定着率100％を成し遂げ、大幅な採用コスト減を達成させて、施設運営に大きく貢献しております。介護現場では高いレベルの技術が求められてくる中、強力な支えとなって事業展開するガネットの取り組みを企業様の導入効果や実際に体験された方の声と共にお届けしていきます。

第一弾は、2017年9月20日（水）より業務提携をしている株式会社メディカルケアシステム（所在地：神奈川県横浜市、代表取締役米山渉）が2018年4月より開校している介護人材育成のための分校にて導入した「学校機能構築プロジェクト」の導入から1年経った今、取組みがどうなっているのかをお届けします。

【介護業界を取り巻く環境】

平成28年10月1日から平成29年9月30日までの１年間の介護職員・訪問介護員の離職率は16.2％、平成29年度において介護職員の不足感を感じる事業所は66.6％(前年62.2%)で4年連続して不足感が増加しているという結果に。高齢者の増加、高齢者福祉施設の新設、職員採用に苦戦するという現状におかれております。
※公益財団法人介護労働安定センター　「介護労働実態調査」より

【分校プログラム導入】

株式会社メディカルケアシステム　実務者研修修了者　20名　退職者０名　⇒　定着率１００％
今後もさらに受講者を増やして、定着数増加させると共に、定着率100％を達成し続ける事を期待!

【実務者研修実施風景】

経管栄養
演習を中心に正確な知識を学習
「消化器系の仕組み」「経管栄養とは」
「消化・吸収とよくある消化器系の症状」
「子どもの経管栄養について」
「経管栄養を受ける利用者から家族の気持ちと対応」
「経管栄養の演習」

喀痰吸引
演習を中心に正確な知識まで学習
「呼吸の仕組み」「喀痰吸引とは」
「人工呼吸器と吸引」「吸引を受ける利用者から家族の気持ちと対応」
「喀痰吸引に生じる危険」
「喀痰吸引で用いる器具・器材の仕組」「喀痰吸引の演習」

救急蘇生
演習を中心に正確な知識を学習
「心肺蘇生法の手順」
「胸骨圧迫・ＡＥＤ（自動体外式除細動器）の手順」
「気道遺物除去の手順」
演習形式で学習

報告会を実施

株式会社メディカルケアシステムでは、株式会社ガネットとの業務提携して、1年経ったところで管理者層経営者層、各施設の施設長・副施設長）が集まる場において、報告会を実施しました。
厚生労働省の発表によると2025年度には34万人以上の「介護職員の受給ギャップ」が生じます。東京都では3.5万人、神奈川県でも2万人以上になる見込みとなっております。その穴埋めをすべく、政府は外国人労働者の受入れ拡大を目指し、昨今メディアでも騒がれております出入国管理法改正案の提出し、議論が繰り返しされております。事業拡大を図っていく一方で、人材確保と人材育成は表裏一体の課題となっております。

【報告会の様子】

【受講者の声】

・講義では、講師の方が「ありがとうと言われない様なケアを心がける」と話していたのがとても印象に残っています。私たち介護士は、入居者様のケアをさせて頂くことで、入居者様から頂く「ありがとう」というお言葉を励みに仕事に励んでいる所があると思いますが「入居者様は本当は人のお世話になりたくない、自分の事は自分でやりたいと思っている」と講師の方が話され、感銘を受けました。入居者様の見えない所で入居者様が生活しやすいようにお手伝いさせて頂くのも一つの介護の在り方なのだと学ばせて頂きました。

・介護の理念についてじっくりと考え、寄り添う介護の大切さを改めて強く感じることが出来ました。特に印象深かったのは、講師の方が介護過程についてとても熱心に教えて下さった事です。実務者研修を受講できて、本当によかったと感じています。引き続き、自ら勉強し、介護福祉士国家試験にも挑んでまいります。

・今回の実務者研修で最も思い知らされた事は、私達が如何に今まで自分本位（介護士主体）の支援を行ってきたかということです。３大介護（排泄、食事、入浴）だけではなく、様々な支援を行う際に介護士の都合にて支援をしていました。今回の研修では、今一度初心に戻れて、利用者様本位の介護を心掛けていきます。

「実務者研修」の実施目的

１．「働き続けたい」職場づくり
　　管理職層（有資格者）にも率先して参加してもらい、最新の介護技術を見直す機会創出。
　　※中には10年以上前に介護福祉士を取得している管理職も参加。
　　グループ演習の際は、講師が主導し、役職役割の垣根を越えた意見交換の場を創出。
２．「働いてみたい」職場づくり
　　職員に「学び」を提供。経験だけの「学び」ではなく、学術的な知識を修得できる「学び」から
　　“やりがい”“満足”“達成感”を得てもらい、モチベーションＵＰやキャリアパスの一環とする。
３．みなとみらいに「介護の学びの場」をつくる。
　　高齢者比率が高まり続ける中で、「介護」「認知症」等々は益々身近なものとなってきております。
　　地域の人たちが専門的な学習ができる仕組みつくりも介護事業者として、必要になっている。

業務提携により得られた効果・実績
㈱メディカルケアシステム　担当　玉野様より
「当社では人材不足を解消する為に闇雲に採用コストをかけるのではなく、人材の定着（離職防止）の観点から教育に力を入れております。介護の現場では医療の知識も求められるようになり、3年以上前に介護福祉士を取得した人たちは、医療の学習はできておりません。管理や指導する側が正しい知識と技能を持っていないと、現場でのＯＪＴが成立しません。また、職員同士のコミュニケーションを活発化させる意味でも、研修には管理者層からパートさんまで参加できるようにしております。その結果、お互いに「昔はこんな事、教わらなかった」や「ここで得た知識を施設で活かそう」と前向きな言葉が多く出るようになりました。採用活動の場でも、この取り組みに共感頂き、当社を選んで頂く方が増加しております。」

【株式会社メディカルケアシステム会社概要】
会社名　：株式会社メディカルケアシステム
代表者　：代表取締役米山渉
設　立　：2004年4月
所在地　：〒220-0012　横浜市西区みなとみらい4-6-2　みなとみらいグランドセントラルタワー3F
URL　　： http://www.medicalcare-group.com

【会社概要】
会社名　：株式会社ガネット
代表者　：代表取締役社長　藤田達也
設　立　： 2008年2月4日
資本金　： 2,000万円
事業内容：介護事業―全国100校をほこる日本総合福祉アカデミーの運営
　　　　　　　　　　介護人材の教育プラットフォームの「Gケアネット」開発・運営
　　　　　　　　　　医療・福祉業界向け資格付与、教育コンサルティング
　　　　　　　　　一般企業向け「介護離職低減プログラム」の販売・運営
　　　　　人材事業―新卒採用コンサルティング・アウトソーシング、各種就活リアルイベントの開催
　　　　　　　　　　採用ツールの企画・制作、学生向け情報発信サイト「ジョビー」の運営
所在地　：〒150-0043　東京都渋谷区道玄坂2-10-7　新大宗ビル1号館7F
URL　　： http://gannet.co.jp/

【日本総合福祉アカデミー　横浜みなとみらい校】
開講予定　　2019年4月開講　実務者研修（定員　20名）
　　　　　　2019年7月開講　実務者研修（定員　20名）
受講資格　　ぜひ横浜周辺にお住まいの方はご参加ください。
　　　　　　無資格・未経験の方でも参加できます。
　　　　　　介護業界で働いていない方も大歓迎です。
受講内容　　通信レポート学習と8日間通学になります。
　　　　　　修了者には介護福祉士受験要件の１つとなっている修了証が発行されます。
場所　　　　〒220-0012　横浜市西区みなとみらい4-6-2　みなとみらいグランドセントラルタワー3F
　　　　　　みなとみらい駅（徒歩2分）、横浜駅（徒歩11分）、桜木町駅（徒歩13分）
　　　　　　横浜でも屈指の好立地で、学習環境も抜群のロケーションです。㈱メディカルケアシステム本社の
　　　　　　会議室で研修は行います。