グッドイヤー タイヤ原料に大豆油を使用
2017年8月29日 ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー (以下グッドイヤー/CEO: リチャード・J・クレーマー)は、アメリカの大豆振興団体(USB : United Soybean Board)から支援を得て実現した新たなタイヤ技術を発表し、ユニークなイノベーションの「種」の収穫に乗り出しました。
グッドイヤーは、大豆油を原料とする新たなゴム化合物を初めて商業的に使用することで、ドライ路面、ウェット路面そして冬季天候におけるタイヤの性能を強化します。「グッドイヤーにとって、技術革新とは消費者の需要に応える高品質のタイヤを開発し、新技術によるソリューションを提供し続ける原動力です」と、グローバルマテリアルサイエンス部門ディレクターであるEric Miznerは述べています。
グッドイヤーは、大豆油を使用することにより、気温が変動する中でもゴム・コンパウンドの柔軟性を維持し、その結果、タイヤにとって重要な路面グリップ性能の維持と強化を実現する新たな方法を開発することに成功しました。
また、グッドイヤーによる試験では、大豆油を使用したゴム・コンパウンドの場合、タイヤの製造で使用されるシリカ化合物との混合がより容易になることが明らかになりました。これにより、生産効率が向上し、エネルギー消費を低減することが期待できます。
グッドイヤーは、本プロジェクトにおいてUSBと協力してきました。USBとは、米国内の大豆農家すべてを代表する財団であり、農家がディレクターを務め、チェックオフプログラム(組合費天引きで行うプログラム)による投資の監視を行っていますが、グッドイヤーは、大豆油のタイヤへの利用に取り組むにあたり、USBから開発資金援助を得ています。
今回、グッドイヤーは、タイヤ生産における大豆油の商業的利用に着手しましたが、これは米の籾殻に由来するシリカの利用や、消費者向けタイヤでのカーボンファイバーDuPontTM Kevlar®の採用などと同様に、グッドイヤーの最新技術革新の取り組みのひとつと言えます。
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤ会社です。従業員数は約6万5000人で世界21か国、47の拠点を展開しています。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2ヶ所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発しています。グッドイヤーと製品の詳細情報はwww.goodyear.com/corporateをご覧ください。
≪日本グッドイヤー株式会社≫
日本グッドイヤー株式会社は1952年創立。国産および輸入品のグッドイヤーブランドのタイヤを、補修用タイヤ市場で販売しています。日本グッドイヤー関連会社の日本ジャイアントタイヤ株式会社は、土木建築車両用・重機用オフロードタイヤを兵庫県たつの市の工場で生産しています。又グッドイヤーは日本において航空機用タイヤのマーケティングと販売も行っています。日本グッドイヤー株式会社とその製品について、ホームページで詳しい情報がご覧頂けます。
日本グッドイヤー株式会社ホームページ www.goodyear.co.jp/
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