エイシング、新たに“異常検知向け”エッジAIアルゴリズム技術を開発中
〜“指先大”マイコンへ実装可能なエッジAI技術力を新たな領域へ展開〜
■ますます加速する工場の自動化、省人化とその課題
近年生産ラインの自動化や、管理の効率化、ロボットとの協働による省人化といった工場のDXは大きなトレンドとなっており、この流れは昨年から続くコロナ禍によってさらに加速しています。工場のDXは確実に進展しており、製造過程のデジタルへの置き換えは今や多くの製造業で取り入れられているだけでなく、メンテナンスの効率化を目指してAIによる異常検知を行うケースも増加しています。現在の異常検知システムは機器や設備から収集したデータをクラウド環境などに集約し、データの処理自体はクラウド側で行うものとなっています。しかし、このようなクラウドを活用した異常検知システムには、導入を妨げる要因として、新規端末を設置する必要があるほか、データの通信/保管コストやセキュリティリスク、また機器や設備の経年変化に伴うAIモデル自体の再構築の手間など、多くの課題が存在します。
■長年のエッジAIアルゴリズム研究開発ノウハウを異常検知領域へ展開
エイシングは、ARM社製CortexM0相当のマイコンにも搭載可能な独自エッジAIアルゴリズム技術であるAiiRシリーズを新たに拡充すべく、これまで培ってきた軽量なAIの開発経験を活かし、クラウド接続を必要とせずエッジ側省リソース環境で、かつ環境の動的変化にも追随する異常検知を実現するエッジAIアルゴリズム技術の開発を行っています。データを取得する機器/センサーそのものを知能化し、異常時のデータのみを管理者に届けることで、新規端末の設置コストやデータの通信/保管コスト、AIモデル再構築などのメンテナンスコストを削減し、製造業に向けた新しいセキュアなソリューションの提供を目指します。現在取り組んでいるエッジ側での異常検知技術の開発をはじめ、当社では今後も"エッジAI"の普及を目指し、さらなる革新的なAIアルゴリズムの研究・開発を一層推進してまいります。
※ 「AiiR® (AI in Real-time) 」シリーズについて
「AiiR®(AI in Real-time)」は、エイシングが独自開発する、クラウド接続を必要とせずエッジ(導入機器)側で独立してリアルタイムな学習・予測を行うことができるAIアルゴリズム技術です。高精度、軽量かつ環境の変化を逐次学習可能という特長を持ち、製造業やモビリティ業界を中心に実装が進んでいます。この他にも、市場のあらゆるニーズに応える当社独自のAIアルゴリズム技術の研究開発を進めることで、「ものづくり」における課題を解決してまいります。
株式会社エイシング
長年にわたる機械制御とAIに関する研究成果を基に2016年12月設立。2018年8月「大学発ベンチャー表彰2018~Award for Academic Startups~」における、経済産業大臣賞を受賞。2018年3月「起業家万博」にて総務大臣賞、 2017年2月株式会社日本総合研究所主催 「未来2017」最終選考会にて日本総研賞など、数多くのベンチャーアワードを受賞。
代表取締役CEO:出澤 純一
所在地:東京都港区赤坂6丁目19番45号赤坂メルクビル1F
設立:2016年12月8日
資本金:899百万円(資本準備金を含む)
コーポレートサイト:https://aising.jp/
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