2018年の中国及びグローバル市場におけるベストセラースマートフォン トップ10機種

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、2018年の中国市場及びグローバル市場におけるベストセラースマートフォンのトップ10機種ランキングを含む、自社のMarket Pulseサービスによる最新調査を発表致しました。
2018年は世界中で混乱した経済となり、世界中、そして中国で製造業各社は苦しみ、経済成長率は下降線を辿りました。その為、スマートフォン市場に変動が起きた現象も驚くべきものではありませんでした。年末には通常に戻りましたが、記録コンポーネントの価格は高騰し、昨年の下期には売上が極端に低下しました。そんな中、新型iPhoneは、より高い顧客価値と革新性の追求を諦めたかのように市場に映りました。全体的な景気が下降気味となったことに加えて、製品の魅力が薄れたことで、多くの消費者は携帯の機種変更を遅らせる判断をしました。テクノロジーに関する独立調査会社として、カウンターポイント社は2018年のスマートフォン市場の出来事と市場の変化を注視し、この厳しい環境下でスマートフォン業界はどういった行動を取ったのか、中国市場あるいはグローバル市場で、際立ち、消費者の心をつかんだメーカー及び機種は何か、フラグシップ機種の中でベストセラートップ10に入ったのはどの機種か、また、その売れ行きはどうかといった内容に関して、カウンターポイント社のMarket Pulseサービスをベースに主なポイントと考察をまとめました。

【 2018年の中国スマートフォン市場 】
中国は世界最大のスマートフォン市場ですが、その中国としても2018年は厳しい年となりました。2018年のベストセラートップ10機種の詳細な分析は以下の通りです。

出典: Counterpoint Market Pulse 2018
  • 2018年のスマートフォン市場では、Huawei(サブブランドのHONORを含む)が売上でリードしていたものの、OPPOの5機種がトップ10に入るなど、同社の強さを示している。実際、2018年に最も売れたスマートフォンはOPPOのR15だった。これは販売サイクルが3月の投入から年末までだったことが大きな要因を占める。さらに、ノッチディスプレイ、デュアルカメラ、スマートフォン自体の薄さも人気を高めた。
  • OPPOのA5は2018年下期にデビューしたにも関わらず、毎月ほぼ200万台を販売して3位にランク入りした。カウンターポイント社の調査では、2018年下期の中国経済は引き続き減速傾向だった為、消費者は携帯電話のアップグレードに実利を求めた。消費者は1,500人民元(約US$220)以下のスマートフォンをさらに強く求めるようになった。そうした層に対して、ノッチスクリーンのOPPO A5はお買い得な機種となった。
  • Appleの業績は2017年と同様、2機種がトップ10入りを果たした。2機種の顔ぶれも昨年同様である。まずiPhone Xは依然として高級機種での絶対王者となった。この機種のノッチディスプレイには批判もあるが、全体的なユーザーエクスペリエンスとブランド力によって、iPhone Xは消費者の間に根強い人気がある。iPhone 8 Plusが6位にランク入りしたのは、Appleのブランドとシステム全体の使い勝手が良い評価を得たことを示している。
  • Vivoは、サッカーFIFAワールドカップのスポンサーとなる等、2018年はマーケティングに膨大な経営資源と努力とを注いだ。その結果、2機種がトップ10の座を確保した。X21は売上で第5位である。筐体に対するスクリーンのサイズが際立って大きいことをはじめ、カメラのインテリジェントな最適化、ゲーム、AIアシスタントのJovi AIツール群が、X21のユーザーエクスペリエンスを優れたものにしている。Vivo Y85はOPPO A5と似たポジショニングの商品である。
  • Xiaomiのランキング上の位置も2017年と代わり映えしない。Note 4Xの代わりにRedmi 5 Plusだけがトップ10の昨年と同じ位置に入った。Xiaomiの他の機種はトップ10に入らなかったものの、Xiaomi 8シリーズの出荷は、カメラの改良の効果もあって、ほぼ4百万台に達し、トップ30入りしている。
  • HuaweiとHONORは、いずれもトップ10には入らなかったが、6機種がトップ10のすぐ後ろにランクされている。これらの機種は、低・中・高価格帯をそれぞれターゲットにしており、ラインナップ全体でメリットが出るようにしている。HuaweiとHONORは、ハイエンドにP20などを、ミドルエンドにHuawei Nova2s、HONOR V10、HONOR 10を、そしてローエンドにはHONOR 7X、HONOR 9 Youth Editionなどを提供している。

【2018年グローバルのスマートフォン市場】
グローバル市場でのベストセラースマートフォンでは、Appleがトップ10を牛耳っています。Appleとその競合各社の昨年のパフォーマンスは以下の通りです。

出典: Counterpoint Market Pulse 2018
 
  • Appleはベストセラーのトップ10のうち6個を獲得して、ランキングを支配している。2017年に登場したiPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusを合わせて1億に近い販売台数である。また、新たに登場したiPhone XS MaxとiPhone XRは、それぞれ1,600万台販売された。その一方で、同じ新機種でもiPhone XSは販売地域によっては難しいポジショニングの機種となってしまい、トップ10入りはならなかった。その代わりにiPhone 7がいくつかの国でコストパフォーマンスが高い機種と認知された結果、売上が伸びた。
  • SamsungのS9とS9 Plusは引き続き先進国、特に北米と欧州で引き合いがあり、トップ10入りした。わずか1,300人民元(約US$190)に値付けされたGalaxy J6はインドや東南アジアなどの新興国で依然としてホットな機種となっている。
  • XiaomiにとってはRedmiが売り上げに大きく貢献した。主力機種Redmi 5Aはほぼ2,000万台を2018年に販売した。値ごろな価格(わずかUS$70)によって、インドネシアやインドなどの低価格市場でおさえている。トップ10入りは果たせなかったものの、Redmi Note 5の売れ行きは極めて良い。
  • Huaweiには1,300万台売れたP20 liteのようなベストセラー機種がいくつもある。しかし、惜しくもトップ10には入らなかった。
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【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均15年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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