駐日ブラジル大使館とThe Chain Museumは、COVID-19パンデミックにおける支援活動として、ArtSticker Brazilをリリースいたします
駐日ブラジル大使館並びにThe Chain Museumは、日本発アーティスト支援プラットフォームArtStickerで、ブラジルのアーティストや関連機関等を対象とした「ArtSticker Brazil」をリリースする運びとなりましたので、ご案内いたします。
駐日ブラジル大使館並びにThe Chain Museumは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)世界的大流行の影響により困難に直面しているブラジルのアーティストや関連施設等を支援するべく力を合わせ、「ArtSticker Brazil」にてパートナーシップを結ぶこととなりました。パブリックコミュニケーションや文化振興におけるデジタル・プラットフォームの重要度が高まる中、本事業は日本とブラジルの二国間文化交流に対する継続的な応援活動に日本の皆様にもご参加いただくことを目的としています。
https://artsticker.app/share/events/detail/161
本取り組みではArtStickerの中で、ブラジルで最も魅力的な文化施設を複数ご紹介いたします。ArtSticker Brazilを通じて日本の皆様はブラジルの代表的な芸術作品や芸術関連施設等へのアクセスが可能になると同時に、COVID-19パンデミックにより一時的に活動を中止しているアーティストやアート関連機関等を支援できるようになります。
最初に鑑賞可能となるのは、現代美術館並びに植物園から成る名高いイニョチン・インスティテュートです。同インスティテュートは世界でも有数の野外美術館で、日本では直島や越後妻有大地の芸術祭と比較されることがあります。イニョチンは、鉱山ダムの悲劇的な決壊で死者数百人という大被害が起きたブルマジーニョ市に所在します。その惨事の後、駐日ブラジル大使館はイニョチンから初のハイレベルでの来日ミッションを主宰し、地域の精神的・物理的復興における芸術の役割というものにフォーカスした内容となりました。
ArtSticker Brazilは、リオデジャネイロから東京へのオリンピック・ブリッジ “From Rio to Tokyo” におけるブラジル大使館並びにArtStickerの継続的なコミットメントの一環です。
- コラボレーションの背景
美術館等の一時的な閉館が世界的に広がる中、The Chain Museum並びに駐日ブラジル大使館は、アーティストやアート関連機関等が直面する新型コロナウィルス大流行による困難な状況で彼らを支援するため、力を合わせる運びとなりました。
- 取り組みの詳細
- パンデミックにおける駐日ブラジル大使館
今般のパンデミックに際し、ブラジル大使館はデジタルメディアにおける取り組みを強化し、日伯文化交流を促進すると共に、両国を結ぶ伝統的な絆を更に深める主要な媒体として芸術・文化を確立させる使命を強化しています。この度、イノベーションやArtStickerのようなデジタルプラットフォームの革新的活用は、パンデミックによる困難を、(もとより12時間の時差をもつ)ブラジルと日本との地理的距離を克服する好機に転換させる可能性をも秘めています。
- イニョチン・インスティテュート
現代美術館並びに植物園から成る、世界的にも名高いイニョチン・インスティテュートは、ブラジル有数の前衛的芸術施設として確立され、2006年のオープニング以来、300万人以上の累計来場者数を誇ります。来場者に開放されている140ヘクタールの面積に23のギャラリー、1200点以上の所蔵品から成る同インスティテュートのキュレーティングや芸術制作モデルは、批評家による日本の直島や越後妻有大地の芸術祭との比較をしばしば招きます。
イニョチンは現代美術で世界的に著名なアーティストの作品を数多く収蔵しています。そこには草間彌生、高松次郎、野村仁の作品など、意義深い日本アートのコレクションも含まれます。最近、イニョチンは草間彌生の新しい特別パビリオンをオープンさせる計画を発表しました。同プロジェクトによって、イニョチンがブラジルおよび南米にて日本現代美術を広める最重要文化施設の一つとしての役割を強化することが期待されます。
しかし2019年1月、イニョチン・インスティテュートが所在するブルマジーニョ市では鉱山ダムが決壊し、数百人の死者という被害をもたらしました。ブラジルでも歴史的な大惨事となったブルマジーニョのダム決壊事故は同インスティテュートに直接的なインパクトはもたらしていないものの、イニョチンは同地域の再生および持続可能な開発における中心的役割を果たしています。
その新しい役割を担うイニョチン・インスティテュートを支援するため、駐日ブラジル大使館は2019年9月にイニョチンからの初めてハイレベルでの来日ミッションを主宰しました。同ミッションによって、日本で過疎化や災害等の被害が見られる地域の再生事業としての文化的取り組み等に関する知識の共有が可能となりました。
リオデジャネイロから東京へのオリンピック・ブリッジ “From Rio to Tokyo” のコンテクストにおいては、東京オリンピックの開催が予定されている2021年は、2011年の東日本大震災・津波災害から10年目を迎える年となることからも、災害等の被害を受けた地域の住民の精神的・物質的復興に資する文化の力というものは益々重要になると言えます。
- 「ArtSticker(アートスティッカー)」とは
https://artsticker.app/r/dl
1.あなたの心を動かす作品に出会えます
ArtStickerでは国内外のアーティストの作品を掲載しています。作品のジャンルは絵画、彫刻といった現代アートだけではなく、インスタレーション/映像/建築/写真/演劇/コンテンポラリーダンス/ファッションなど様々なジャンルの作品と出会えて、くわしい情報も見られます。キーワードで検索し探すこともできます。
2.アーティストを直接支援することができます
金額に応じた色の「スティッカー」を好きな作品に貼ることで、アーティストを直接・気軽に支援できます。今回のArtStickerBrazilにおいては、美術館に対しての支援となります。
3.感想を直接アーティストに伝えられます
支援のスティッカーをおくることで、感想をアーティストに直接伝えられます。あなたの感想に、アーティスト本人から返事が届くこともあります。今回のArtStickerBrazilにおいては、キュレーターからコメントが届くこともあります。
4.あなたの名前が作品のクレジットして残り続けます
スティッカーをおくることで、映画のエンドロールのように、作品にあなたの名前が残せます。作品のページは会期が終わっても公開はされているのでアーカイブもされます。
5.ArtSticker内であなただけの作品コレクションを作れます
スティッカーをおくることで、アートコレクターのようにコレクションを増やし・育てる楽しみもあります。
※スティッカーのお金は、アーティストの作品写真をアプリ上で利用する対価、ArtStickerを運営するThe Chain Museumの手数料、作品にかかわるプロジェクト主催者等への寄附の合計額です。
手数料は、ArtStickerの活動費として、様々なアーティストとの共同プロジェクトに役立てられます。また、作品によっては、プロジェクト主催者等への寄附を含まないものもあります。
- ArtStickerのダウンロードはこちらから
▼「ArtSticker」 iOS版
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
▼「ArtSticker」 Android版
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker
- 株式会社The Chain Museumについて
所在地 :東京都目黒区中目黒一丁目10番23号
代表者 :代表取締役社長 遠山 正道
資本金 :1億4260万円(資本準備金含む)
HP :https://t-c-m.art/
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