「話しても変わらない」――7割が関係改善を諦める夫婦のリアル
株式会社SUI(本社:東京都台東区、代表取締役:片岡武志)は、夫婦関係に関する実態を明らかにするため、全国の既婚者を対象にアンケート調査を実施しました。
本調査では、「夫・妻との現在の関係性」に関する設問を通じて、全国の既婚者における夫婦仲の現状を把握するとともに、関係改善に対する意識や行動の実態を明らかにしています。
意外と少ない?既婚者の5人に1人が「夫婦関係が悪い」と回答

全国の35~59歳の既婚男女2000名を対象に「現在の夫婦関係」について質問したところ、全体の約8割が「良好」または「どちらかといえば良好」と回答しました。一方で、約2割が「悪い」または「どちらかといえば悪い」と回答しており、一定数の夫婦が関係に課題を感じていることが分かりました。
“あきらめ夫婦”が7割 関係改善を望まない人の多くは女性

夫婦関係が「悪い」「どちらかといえば悪い」と回答した人のうち200名に追加アンケートを実施。「夫・妻との関係性を改善したいと思いますか?」の質問には約7割が「関係を改善したいと思っていない」と回答しました。
さらにそのうち約5割は“離婚したい”“諦めている”など、すでにパートナーへの期待を失っている状態にあることが分かります。

男女別では、男性の方が関係改善に前向きな傾向がみられる一方、「改善したいと思っていない」と回答したのは女性が多い結果となりました。
6割以上が夫婦間の問題を「解決しようとしなかった」 “我慢”や“静観”を選ぶ人が多数

夫婦関係の改善や悩みの解決に向けて、これまでどのような行動を取ったかを尋ねたところ、「何もしなかった(我慢した)」が50.5%、「何もしなかった(様子をみた)」が13.5%となり、あわせて64%が具体的な行動を取っていないことが分かりました。
一方で、行動を起こした人の中では、「夫・妻と話し合いをした」(13.5%)が最も多く、「自分の態度や言動を変えた」(8%)「自分の家族に相談した」(8%)が続く結果となりました。
なぜ“何もしない”夫婦が多いのか?――背景にあるのは「恥ずかしさ」と「どうしていいか分からない気持ち」
なぜ「何もしなかった」人がこんなに多いのでしょうか?
「何もしなかった人が多いのは、“あえてする必要がなかった”とか、“うちは大丈夫”と思いたい気持ちがあるからかもしれません。でも実際には、“どうしていいのか分からない”“どこに相談していいのか分からない”という人が多いのではないかと感じます」と語るのは、これまで2万件以上の夫婦問題や離婚相談に対応してきた、夫婦関係カウンセラーのひらたえりさん。
他にも以下の理由も考えられるそう。
-
カウンセリング=病気の人が行くもの と思っている
-
“こんなこと相談していいのかな”と、自分の中で線を引いてしまう
-
家のことを他人に話すことに抵抗がある
-
“家庭内がうまくいっていないのは自分のせい”という恥ずかしさ
では、問題があるにもかかわらず行動せず、我慢を続けてしまうとどうなるのでしょうか。
「“ちょっと悩んだらいつでも来てください”とよく伝えるのですが、悩みを抱えすぎてしまうと、カウンセラーでもどうにもできない“手遅れ”なケースに発展してしまうことも。ひたすら我慢を続けるうちに心身に不調が出たり、最終的に離婚につながってしまったりすることも少なくありません」
8割がカウンセリングを受けることに抵抗 「人に話したくない」「諦めている」人が多数


夫婦関係の悩みを解消や、関係を改善するために「カウンセリング」や「夫婦カウンセリング」を利用することについて尋ねたところ、「利用したくない」「どちらかといえば利用したくない」と回答した人がそれぞれあわせて約8割にのぼりました。

一方で、実際に利用したことがある人は16%に留まり、専門家に頼ることへの心理的ハードルの高さや、パートナーに対する諦めの気持ちがうかがえます。
実際に「利用したくない」を選択した人からは「第三者が介入しても改善が見込まれそうにないため」(56歳女性)「人に話したくない」(39歳女性)「変わらないと思う」(38歳男性)「それぞれの性格が急に変わるわけではないし、諦めている」(49歳女性)といった回答が寄せられました。
関係をあきらめる前に 夫婦カウンセリングが関係改善のきっかけに
多くの夫婦が問題を抱え込み、悩みを深めてしまうそんな現状が明らかになりました。
しかし、世界各国の研究や臨床データでは、夫婦問題に関するカウンセリングの明確な効果が示されています。
-
9割のカップルが関係改善を実感
-
離婚リスクが20~30%低下

今回のアンケートでも、「カウンセリングを利用したことがある」と回答した人からは、「本音が聞けた」(38歳・男性)「自分は間違っていないと確認できて良かった」(50歳・女性)など、自分や相手の気持ちを整理することで前向きな変化を感じた声が寄せられました。
“自分の生活を良くしたい”と思ったときこそ、カウンセラーに頼ってほしい
「ちょっとした悩みは、心の“かすり傷”のようなもの。でも、かすり傷のような小さな傷でも痛いですよね。だからこそ、“少し気になる”“少ししんどい”と感じた段階で、自分の心に敏感になってほしいんです」とひらたさんは言います。
「多くの方が、“第三者に話すのは勇気がいる”と感じていますが、もう少し早い段階で相談できていれば、不調や離婚を避けられたケースもたくさんあります」
ひらたさんは、カウンセラーの役割をこう表現します。
「私たちは、例えば救急のように何かがあってから動くのではなく、事故や事件が起きる前からも動けます。なので、良くしたいと思った瞬間に頼ってほしい。
たとえ夫婦関係の改善を望んでいないとしても、関係性が悪いことで少なからずストレスは感じ続けているはずです。“自分の生活を少しでも良くしたい”という思いがあれば、もっとカウンセラーに期待して相談してみてください」
話すことで、関係が変わる。夫婦関係専門のオンライン相談『夫婦の悩ミカタ』
株式会社SUIでは、ミドル世代の悩みに特化したオンライン相談サービス「悩ミカタ相談室」を運営しています。
その中でも、夫婦関係に悩む方に向けて新たに立ち上げたのが、夫婦関係専門のオンライン相談サービス「夫婦の悩ミカタ」です。

「夫婦の悩ミカタ」には、夫婦問題や家族関係の相談に強みを持つ公認心理師や臨床心理士などの専門家が多数在籍。
相性を確かめながら安心して相談できるよう、最大3名まで50%OFFで利用できる特別プランも用意しています。
つらくて不安な気持ちを、ひとりで抱え込む必要はありません。
関係に悩んだときこそ、専門家と一緒に自分、そして夫婦の“これから”を考えてみませんか?
【調査概要】
調査手法 :インターネットリサーチ
調査地域 :全国47都道府県
調査対象 :35歳~59歳の既婚者(男性:1000、女性:1000/30代:400名、40代:800名、50代800名)
調査期間 :2025年8月21日~25日
有効回答数:2000サンプル
※本アンケート結果を引用する場合は『夫婦の悩ミカタ』URL(https://nayamikata.jp/married-couple/)を使用してください。
【会社概要】
会社名 :株式会社SUI https://sui.co.jp/
所在地 :〒110-0005 東京都台東区上野 1-3-3-101
設立 :2016年12月8日
事業内容:マーケティング支援事業 / ソーシャルマーケティング事業 / 教育事業
<お問い合わせ先>
電話 :03-4530-9251 MAIL:contact@soctama.jp 担当:岡
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
