てんかん患者ご家族と創るプラットフォーム「nanacara(ナナカラ)」を運営するノックオンザドアが、ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンドが発行するインパクトレポートに掲載
- ヘルスケア領域での社会的インパクト評価を公表 -
てんかん診療をICTでサポートする患者・家族向けアプリ「nanacara」を運営するノックオンザドア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:林泰臣、以下ノックオンザドア)は、一般財団法人社会変革推進財団(代表理事:大野修一、以下、SIIF)と株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(代表取締役 青木武士、以下、CMV)が発行する「ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンドvol.4 2022インパクトレポート」に当社のインパクト評価が掲載されました。
- ■てんかん領域の課題解決に取り組む背景と意義
また、てんかんは乳幼児期に発症することが多く、発作の頻度が高いとそれによる発達障害が出る可能性もあり、家族も含めて不安の大きい疾患です。発作を抑えるためには承認されている24種類の抗てんかん薬から患者の発作種類や状況に合わせた薬の組み合わせと量の調整が必要であり、そのためにも患者の発作の正しい記録を医師が把握する必要があります。
しかし、いつ起こるかわからない発作に対して、 患者・家族が発作に対応しながら咄嗟に正確な記録をつけることは難しく、なかなか医師に 十分な情報を伝えることができません。医師側も、患者から正確な情報の聞き取りができないなか診療方針を決めなくてはならないリスクを抱えています。
また、てんかんの専門医は都市部に集中しているため、診療の地域格差も課題となっており、患者に合わせた適切な診療が早期に受けられない課題も抱えています。
- インパクトレポートに取り組む目的
企業価値を示す際に、資本的価値は会計指標として可視化する事が可能ですが、より重要な社会的インパクトとして社会的価値を表現する事が企業としての課題になっていました。昨年に続き、SIIF、CMVの協力の下、インパクト指標の定義、測定、事業活動の可視化を行い企業価値の可視化を実施、インパクトレポートとして対外への好評を行いました。
難病患者・ご家族の想いと力が世の中を変えられる世界になるよう、「難病の方とそのご家族を世の中の光に」という理念の実現と共に、企業価値向上と共に突き進めて参りたいと思います。
- ■社会課題解決に向けての道筋
・患者家族
日々の記録が正確かつ容易になり、家族内で情報共有できることから特定の家族への負担を軽減。治療効果や生活の質の向上が期待できます。さらに、これまで紙に記録した情報とスマートフォンのカメラ等で撮影した動画情報などを合わせて医師らに伝えねば ならず煩雑でしたが、動画も含めてnanacaraで記録した内容を直接はもちろんのこと、日本全国どこにいても、医師と共有でき、コミュニケーションが円滑になります。
また、自分に合った治験の情報を早期に把握できることで、第3の治療方法として治験の検討・参加が安心して行なえます。
・医師・医療機関
正確な患者情報を把握でき、患者や家族とのコミュニケーションが円滑となるうえ、担当医師が自身の治療成績を統計的に把握することが可能となります。また、地方部の一般医が、都市部の専門医と遠隔で繋がり診療に関するアドバイスを得られることで、日本全体のてんかん診療の質の向上につながると期待できます。
・製薬会社
新薬の上市には多額の開発費がかかりますが、nanacaraと連携することで、患者・家族のニーズや臨床上の課題を個人情報を秘匿したデータベース上から効率的に把握し、期待される新薬イメージを表出できます。対象の関係者らに対しても効率的に情報を届 けられ、治験での被験者(患者)とのマッチングも含めこれまでよりもスムーズな新薬開発が期待できます。
※下記URLよりデータ版をご覧いただけます
URL:https://www.siif.or.jp/wp-content/uploads/2022/06/SIIF_HNFF2021_mihiraki_final.pdf
- 【nanacaraとは】
詳細情報 : https://nanacara.jp/
<ダウンロードはこちらから>
https://nanacara.onelink.me/rDen/61b2498f
- 【nanacara for Doctorとは】
詳細情報 : https://nanacara.jp/fordoctor/
【会社概要】
社名 ノックオンザドア株式会社
https://knockonthedoor.jp/
所在地 東京都新宿区市谷八幡町2−1DS市ヶ谷ビル3階
設立 2018年7月18日
代表者 代表取締役 林泰臣
事業内容 患者・家族向け支援プラットフォームを軸にした事業開発、事業支援
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