三重大学と共同でリカレント教育プログラムの構築・提供を推進することが決定 ―テクノロジーで、商いをアップデートする。創業150年の老舗食堂発ベンチャー企業EBILAB―

社会人のリスキリングを通してデジタル人材の育成・輩出に貢献/プログラム推進のための「クロスアポイントメント協定」を三重大学と締結

有限会社ゑびや

 株式会社EBILAB(エビラボ/本社:三重県伊勢市/代表取締役:小田島 春樹/以下 EBILAB)は、国立大学法人三重大学(所在地:三重県津市/以下 三重大学)と連携し、同大のリカレント教育センターが主催するリカレント教育プログラムの構築・提供を共同で推進しています。

左:本プログラムイメージ/右:三重大学キャンパスイメージ左:本プログラムイメージ/右:三重大学キャンパスイメージ

 この度EBILABが三重大学との連携に基づき推進するのは、同大のリカレント教育センターが主催するリカレント教育プログラム『リカレント教育講座 DXによる中小企業の事業再構築・新事業創出を担える人材の育成』(以下 本プログラム)の構築ならびに提供です。
 本プログラムは、文部科学省が募集した『DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業「カテゴリーⅡ. DX分野等リスキルプログラムの開発・実施」』で採択された(※1)ものです。大学が、地元企業、リスキリングに注力している企業等と連携し、就業者を主たる対象に、応用基礎的なDX分野の能力を育成しリスキリングの推進、キャリアアップを後押しします。政府におけるデジタル人材育成の取組とも連携し、社会に不足するデジタル人材を輩出する仕組みの構築を図るものです。
 EBILABは、三重大学、三重県商工会議所連合会、三重県デジタル社会推進局とともに本プログラムの「事業実施委員会」を構成し、本プログラムに対する地域ニーズ把握、成果検証に加え、広報、受講生募集、成果の横展開に係る戦略の検討、企画・実行に携わります。これに際して、2022年9月に、三重大学と「クロスアポイントメント(※2)協定」を締結し10月から実施をしております。EBILABに所属する職員(1名)が、EBILABと三重大学の双方が持つ実績や特性を活かしながら、両者の業務の推進、向上に努めることとなりました。
 EBILABでは今後も、当社の知見、技術、実績を活かせる分野において積極的な産学官連携に取り組み、自社事業として講演/教育・研修プログラムを提供することで、わが国におけるデジタル人材の育成・輩出とそれを通じた企業や社会の課題解決に貢献してまいります。

※1 詳細については、三重大学HP(https://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2022/06/dx-dx.html)ご参照ください。
※2 クロスアポイントメント制度とは、研究者等が大学、公的研究機関、企業の中で、二つ以上の機関に雇用されつつ、一定のエフォート管理の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発及び教育に従事することを可能にする制度です。(経済産業省HPより)
 
  • 『リカレント教育講座 DXによる中小企業の事業再構築・新事業創出を担える人材の育成』について
 本プログラムは、デジタル化に必要な基礎的な知識とスキルに加え、プロジェクトマネジメント能力を併せ持ち、中小企業が抱える諸問題を解決できる人材の育成を目指すものです。中小企業が抱える生産性向上、事業再構築、新事業創出などのニーズに対して自ら課題を設定し、デジタルスキルを活用して課題解決や社内外のプロジェクトを推進できる人材に必要な知識や技術と経験(実行力)を習得できるDXリスキルプログラムとなります。
 プログラムの開発には、三重大学が推進するプロジェクトマネジメント教育およびサンドイッチ方式の教育システム(※3)を活用。これらは同大の大学院地域イノベーション学研究科において既に実践されており、毎年定員の5割程度の社会人(経営者や就業者)を受け入れています。その修了生は、県内の中小企業などで経営改革、生産性向上、新事業や新製品創出などを推進する人材として活躍しています。
『リカレント教育講座 DXによる中小企業の事業再構築・新事業創出を担える人材の育成』概要
開講時期:2022年9月~2023年2月末(6ヶ月)
総授業時間:60時間(実時間数)
募集人数:先着30人(プログラム知識がない方も可)
募集期間:募集終了
受講料:5万円
主なカリキュラム:DX経営講座、データサイエンス基礎、データエンジニアリング基礎、地域イノベーション学基礎、プロジェクトマネジメント基礎、知的財産マネジメント基礎、プロジェクトマネジメント演習、実践(データの取得、分析、課題解決等)、現場見学 等
カリキュラムの到達レベル:「Microsoft社 Power BIデータアナリスト Associate」「Microsoft社 Azure Data Engineer Associate」
詳細URL:三重大学 リカレント教育センターHP(https://recurrent.mie-u.ac.jp/


※3 「基礎研究能力の養成」と「研究開発のプロジェクトマネジメントの養成」に関する2つの専門講義を実施しています。特別研究ではR&D教員とPM教員が協力して1人の学生を指導し、「プロジェクトマネジメントができる研究開発系人材」の養成を行います。
 

  • EBILABと三重大学の連携実績
 EBILABは三重大学と連携し、2018年度から開始されている「実践データサイエンティスト育成プログラム」に深く関わり、本年度も6月~11月の期間、同大の大学院生(社会人学生を除く)を対象とした同教育プログラム「実践データサイエンティスト育成プログラム」の構築・実施にも携わっています。同プログラムは、名古屋大学を幹事校とする、岐阜大学、広島大学、三重大学の4大学による共同事業「データサイエンティスト育成事業」に基づき名古屋大学主催で開講している「実践データサイエンティスト育成プログラム」の三重大学版と言える内容で、実世界データの解析を実施しながらの課題解決をテーマに演習も交えたプログラムとなっています。
 同プログラムは、機密保持及びプログラムスケジュールの都合により、社会人学生の方にはご参加いただくことができませんでしたが、この度参画する『リカレント教育講座 DXによる中小企業の事業再構築・新事業創出を担える人材の育成』は社会人の方を対象としたもので、新たなニーズに応える内容となっています。

実践データサイエンティスト育成プログラム カリキュラム実践データサイエンティスト育成プログラム カリキュラム

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  • 三重大学 リカレント教育センターに関するコメント
 三重県唯一の国立総合大学である三重大学は、平成16年度の法人化以降、地域社会の発展や活性化に向けて課題解決等に取り組み、特に平成28年度からの6年間は国家政策である「地方創生」に地方国立大学として本格的に取り組んできました。
 令和4年度からは、これらの実績を基盤としつつ、更なる発展を図るため、人材育成においては、社会のニーズに合ったリカレント教育を構築・提供するため、「三重大学リカレント教育センター」を4月に新設しました。本センターは、学長・理事の直接的なガバナンスの下に置き、企業や自治体のニーズに合ったオーダーメイド型リカレント教育プログラムを構築することを特色のひとつとして、主に三重地域圏の企業・自治体に提供いたします。
 三重大学で行われている講義には、基礎的学問から時勢の最先端をいくもの、地球のコアにかかる学問から宇宙までと、その学問コンテンツは多種多様の拡がりがあり、その講義コンテンツを可能な限り、“学びたい人”や“学ばせたい人”のオーダーに沿って、オーダーメイド型のリカレント教育プログラムとして“組み合わせて”学んでいただこうとするものと、もうひとつは好評を得たオーダーメイド型のリカレント教育プログラムをレディーメイドのものとして学んでいただくコースなどをご用意いたします。
 また、本センターで今後繰り拡げられるであろう様々なリカレント教育プログラムには、本学の地域イノベーション学研究科で独自に開発され培われたPM(プロジェクト・マネジメント)教育を随所に鏤め、学んだものを実践に活かせるプログラムを取り揃えますので、みなさまどうぞ三重大学のリカレント教育にご期待いただきたいと存じます。
三重大学リカレント教育センター長
尾西 康充
 
  • EBILABの「講演・教育事業」について
 DXや最新技術について体系的に学ぶことができる講演や教育・研修プログラムの提供を通して、企業・団体・自治体等がDX人材の育成やデータ活用を推進するサポートをしています。
 講演や教育・研修プログラムの内容は、企業・団体・自治体等の課題やニーズに合わせ、カスタマイズして提供。テーマは、「今日から実行できる店舗改善策」から地方創生、最先端テクノロジーまで幅広く対応します。
 EBILABの母体であるゑびや自体が、数年前までは“手切りの食券”と“そろばん”を使っている地方の老舗飲食店の一つに過ぎませんでした。そんなゑびやですが、2016年にデータやデジタルを活用した事業改革・DXを敢行し、事業再建に成功。結果、サービスやホスピタリティの面でより多くのお客さまにご満足いただけていることはもちろん、従業員や地元生産者の方々にも喜んでいただける状態へと生まれ変わることができました。
 こうした実体験に基づきDXや事業創出等の分野に確かな専門知識、経験、情熱を持ち、講演実績やメディア出演が豊富なEBILABメンバーが、教育・研修プログラムの企画・開発から実施における講師までトータルでサポートします。

過去のEBILABメンバーによる研修プログラムや講演の模様過去のEBILABメンバーによる研修プログラムや講演の模様

▼EBILABの「講演・教育事業」に関する詳細は、下記URLをご参照ください。
 URL:https://ebilab.jp/recruit-education/
▼サービス紹介動画『1分でわかるDX人材育成事業【EBILABサービス紹介】』は、下記URLからご覧ください。
 URL:https://www.youtube.com/watch?v=kd5UG4GKaK8
▼講演ならびにイベント出演実績については、下記URLをご参照ください。
 URL:https://ebilab.jp/category/seminar_event/
 
  • 三重大学基本情報(令和3年4月1日現在/(※)については令和2年5月1日現在)
大学名:国立大学法人三重大学
学生数(※):学部5,907名(男3,507名 / 女2,400名)、大学院1,189名(男894名 / 女295名)、附属学校生徒等1,172名
外国人留学生(内数)(※):学部32名(男25名 / 女7名)
大学院:109名(男63名 / 女46名)
理事・監事:8名(理事6名/監事2名)
教員数(大学教員)(※):751名(教授239名 / 准教授194名 / 講師80名 / 助教229名)
教員数(附属学校教員)(※):88名
職員数(※):1,204名 *職員数には、休職者及び育児休業者を含まず、任期付職員(代替職員)を含む。
卒業生(累計)(※):1,744名(85,059名)
蔵書数:940,451冊(令和4年4月1日現在)
所在地:上浜キャンパス 〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577
 
  • 株式会社EBILABについて

 「EBILAB」は三重・伊勢で100年を超える老舗食堂「ゑびや」の経営メソッドから生まれたサービス産業のためのシンクタンクです。
 サービス産業のための飲食・小売り向け店舗分析ツール「TOUCH POINT BI」をはじめとした分析サービスの提供により、店舗のコンディションを可視化するデータを自動で収集・分析することで、効率的で収益性の高い店舗運営の実現をサポート。また、コロナ禍の新たな取り組みとして、飲食店における「混雑予報AI」、遠隔接客システムである「WEB来店」や空間や建物内の「3D構築」などの新規事業を立ち上げております。
 
  • 会社概要
社 名:株式会社EBILAB
本 社:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者:代表取締役 小田島 春樹
設 立:2018年6月4日
資本金:6,000万円
TEL:0596-63-6364
FAX:0596-63-5222
事業内容:飲食店向けクラウドサービスの開発・販売・サポート
URLhttps://ebilab.jp/

社 名:有限会社ゑびや
本 社:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者:代表取締役 小田島 春樹
設 立:1994年1月
資本金:500万円
TEL:0596-63-5135
営業時間:9:30~17:00
定休日:無休
事業内容:老舗店舗の運営・販売
URLhttps://www.ise-ebiya.com/

※有限会社ゑびやと株式会社EBILABの関係性について
有限会社ゑびやは三重県伊勢市にある老舗の食堂。「ゑびや」にて自社開発を行った来客予測ソリューションを活用した経営で、数年間で飛躍的に利益率を増加させました。「株式会社EBILAB」はこの来客予測ソリューションを他社提供するためのシステム開発・コンサル業部門の“新規事業”として2018年に生まれました。

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会社概要

有限会社ゑびや

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URL
https://ebilab.jp/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
三重県伊勢市宇治今在家町13
電話番号
0596-24-3494
代表者名
小田島春樹
上場
未上場
資本金
500万円
設立
1994年01月