創発プラットフォーム-御厨政談「菅政権の最後を論じ合う!!」

御厨貴(東京大学)、清水真人(日本経済新聞)、松井孝治(慶應義塾大学)の論客3名が、自民党総裁選の陰に隠れた感のある菅政権の最後を論じ合い、Live配信します。何故、こんな状況になったのか!? 

政治もメディアも、今や自民党の新総裁選挙一色の感があります。つい先日まで菅総理の一挙手一投足を取り上げて、突っ込んだり、批判したりしていたのが、遠い昔のような感じです。更に、最近になって、菅政権は仕事師内閣で、発信は下手だったが多くの成果を残してきた・・という人も出てきています。
しかし、我々は踊り過ぎてはいないでしょうか? 結局、菅政権は、それまでの安倍政権と何が同じで、何が違っていたのか? 菅政権の政策は客観的に考えると、どう評価されるべきなのか? 菅政権の末期の退陣劇では何が起きたのか? これらを正しく理解し、評価しておかなければ、単に選挙の顔を変えただけで終わる可能性がありますし、一部の方々が言われるように、「政策は良かった」というのであれば、「顔を変えることで、良かった政策まで変更される」可能性もあります。
この討論では、菅政権の末期に起きたこと、それは何故で何が正しく、何がおかしかったのか? 菅政権は、本当はどう評価されるべき政権だったのか? これらを正しく理解するために、学界、メディア、そして政界に通じる論客3名が討論し、お伝えします。 

討論はLiveで、下記からご視聴が可能です。

9月20日 13時より こちらをクリックしてご覧ください

https://www.youtube.com/playlist?list=PLQmlile5uE0ST4Yac7-ZVuWY2SxP2W2uY

さて、自由民主党総裁選挙は、9月17日告示、9月29日投開票ということで、今やネットも含め、世の中は、この話題一色と言う感があります。言うまでもありませんが、9月3日に菅総理が「総裁選挙と新型コロナウイルス対策の推進は、両立が難しい。自分はコロナ対策に専念したいので、総裁選は不出馬を決めた。」と発表したことが、この騒ぎの様相を大きく変えました。

しかし、この発表を文字通り受け取っている人は殆どいないでしょう。何故ならば、この発表の直前の1~2週間の間は、菅総理の総裁選再出馬を前提に、「総理は衆議院鵜選挙を前倒しで行うつもりだ」、「自民党幹部人事を刷新するようだ」といった話が飛び交っていたのですから。実際に8月末には、幹事長交代について総理が二階幹事長に伝え、本人がこれを容認したと発言しています。
ということは、直前まで菅総理は、総裁選出馬を目指していた訳で、この突然の転換の背景に何があり、また、それは、日本の政治・政策にどのような影響を与えるのでしょう?

総理の「不出馬宣言」によって、出馬が既定路線であった岸田文雄氏に加え、今まで一匹狼的存在であった河野太郎氏が立候補を固め、更に新顔の女性候補2人、すなわち高市早苗氏と野田聖子氏が立候補したことで、総裁選自体は最近にない盛り上がりを見せています。一国のリーダーを決める選挙ですから、この盛り上がり自体は悪いことではありません。しかし、菅総理が「何故退陣を余儀なくされたのか」、「菅総理の政策は、本当はどう評価されるべきなのか」、「安倍前政権と菅政権では何が違ったのか」といった点を正しく考え、議論しておかないと、目先の新しさだけで政権が選ばれ、結果として「正しかったはずの政策」までが方向転換を迫られ、結果として国全体が不幸になる可能性も否定できません。

この論戦では、今までに多くの政治舞台を、その近くから、或いは、政権内に身を置いて観察し、経験してきた論者3人に「菅政権の幕引きをどう考えるべきなのか?」を1時間、徹底的に討議して頂きます。

 

 

 

Ø  討論者―1



Ø  御厨 貴     東京大学・東京都立大学 名誉教授
(みくりや たかし) 財団法人 創発プラットフォーム 評議員/上席顧問

Ø  略歴
⁃         1975年       東京大学法学部卒業 同助手
⁃         1989年       ハーバード・イェンチン研究所客員研究員(- 1991年5月)
⁃         1999年       政策研究大学院大学教授
⁃         2002年       東京大学先端科学技術研究センター教授
⁃         2007年       TBS「時事放談」キャスター(~2018年)
⁃         2010年       サントリー文化財団理事
⁃         2011年       東日本大震災復興構想会議議長代理(~2012年)
⁃         2016年       「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」座長代理(~ 2017年)
⁃         2017年       サントリーホールディングス株式会社取締役
⁃         2018年       紫綬褒章受章

Ø  著書等
Ø  『オーラル・ヒストリー――現代史のための口述記録』(中公新書、2002年)
Ø  『ニヒリズムの宰相―小泉純一郎論』(PHP新書、2006年)
Ø  『安倍政権は本当に強いのか-盤石ゆえに脆い政権運営の正体』(PHP新書、2015年2月)
Ø  『平成風雲録-政治学者の時間旅行』(文藝春秋、2018年9月)
Ø  『天皇退位 何が論じられたのか-おことばから大嘗祭まで』(中公選書 2020年3月)
Ø  『日本政治史講義』(牧原出 との共著)(有斐閣 2021年6月)
このほか著書多数

Ø  討論者―2
 


Ø  清水 真人        日本経済新聞社 編集委員
(しみず まさと)   

Ø  略歴
⁃         1964年京都府出身。東大法学部(政治コース)卒、日本経済新聞記者に
⁃         現職は編集委員。首相官邸、自民党、財務省、外務省など永田町と霞が関の取材経験は30年を超す。
⁃         政治と経済、政と官を「越境」し、統治システムや政策決定過程を多角的に分析する。

Ø  著書等
⁃         「官邸主導~小泉純一郎の革命」(2005年、日本経済新聞出版社刊)
⁃         「財務省と政治~『最強官庁』の虚像と実像」(2015年、中央公論新社刊)
⁃         「消費税~政と官との十年戦争」(2015年、新潮社刊)
⁃         「平成デモクラシー史」(2018年 筑摩書房刊)。
など。このほかにも著多数。1990年代から政治改革、橋本行革、司法制度改革、地方分権改革などが次々に進められた壮大な「統治構造改革の政治史」を描く。
 

Ø  討論者―3
Ø  松井 孝治              財団法人 創発プラットフォーム 理事(兼)主幹研究員
(まつい こうじ)    慶応義塾大学 総合政策学部 教授
 



Ø  略歴
⁃         1960年     京都府出身
⁃         1986年       東京大学教養学部卒業後、通商産業省(当時)入省。その後、大臣官房、通商政策局

         (APEC)、首相官邸出向などを経て2000年に退職
⁃         2001年       参議院議員(2期)
         内閣官房副長官、参議院内閣委員長などを歴任。「新しい公共」の概念を提唱する。
⁃         2013年       参議院選挙に出馬せず、政界引退
⁃         2013年から 慶応義塾大学 総合政策学部 教授

Ø  著書等
⁃         「この国のかたちを変える」 PHP研究所 2007.6
⁃         「総理の原稿-新しい政治の言葉を模索した266日」 平田オリザ・松井孝治  岩波書店 2011.4
⁃         「官を酷使する「政治主導」の歪み」 清水真人、牧原出、松井孝治 中央公論(2018.6.)
⁃         「「七人の侍」に学ぶ公務員制度改革論」 中央公論 2021.2
⁃         「ブラック霞が関改革待ったなし」 千正康裕・松井孝治 正論 2021.3
⁃         「「新しい公共」の国家をめざせ」 Voice 2021.7)
                                   など、著書・論文多数。



 

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