コーヒー価格高騰時代に寄り添う、新しい一手。TYPICA、リーディング企業向け限定パートナープログラムを拡充
本プログラムは、大手ロースターや飲料メーカー、カフェチェーン、商社などが参加し、ダイレクトトレードによるコーヒー取引のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を共働で推進します。

コーヒー生豆のダイレクトトレードオンラインプラットフォームTYPICA(ティピカ)は、コーヒー取引のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)をともに推進する限定パートナープログラムを拡充いたします。本プログラムは、業界経験豊富なコーヒーエキスパートチームと、TYPICAの経営陣が一体となって企画・運用するもので、参加企業のサステナブル調達にとどまらず、事業基盤強化と長期的な価値を共創するために、リアルとデジタルを統合した唯一無二の取り組みです。
近年、世界的なコーヒー価格の高騰と調達環境の不確実性が強まるなか、同プログラムはロースター、カフェチェーン、飲料メーカー、家庭用コーヒーブランド、レストラン、ホテルなど、コーヒーを主要領域とする各業態のリーディング企業に向け、各カテゴリ1社限定で提供しています。また、各社の調達部門における課題解決にとどまらず、安定した経営基盤の構築と長期的な価値共創を目的としています。
■今年度パートナープログラムの概要
TYPICAパートナープログラムは、コーヒーを主要領域とする各業態のリーディング企業に対し、コーヒー取引における安定性・透明性・経済性を飛躍的に高めるための共働価値をともに創出します。
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ダイレクトトレードの推進/世界中の生産者をご紹介し調達ポートフォリオを最適化
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不安定なマーケットからの脱却/長期固定価格による品質と価格の安定化
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オーダーメイド型の調達エコシステム開発/日本・ブラジル政府公認のサステナブル調達モデル
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先行プレビューの活用/生産地への直接見積もり機能、生成AIを活用した各種新機能のご提供
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GHG可視化・削減/IR戦略とサステナブル調達ソリューション、おかげさまの森づくりとの連携
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売上および付加価値の創出/商品企画・調達・マーケ・PRの包括的なプロポーザル作成と共働推進
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国際会議への特別招待/TYPICA主催による生産地訪問および各種イベントへの参加
対象:ロースター、カフェチェーン、飲料メーカー、家庭用ブランド、レストラン、ホテル、商社など各カテゴリのリーディング企業(※各カテゴリ1社限定)
募集締切:12月5日(金)
提供開始:2026年1月開始。1年間の取り組みを通じて価値を最大化します。
推進体制:コーヒーエキスパートチームおよびTYPICA経営陣による運営
■ 新しい国際コーヒー市場のスタンダードをつくる
TYPICAは2025年3月、日本・ブラジル経済フォーラムにおいて、両国首脳の立ち会いのもと、長期固定価格によるダイレクトトレードの第一号案件を締結しました。これは、コーヒー業界において産官連携としては歴史上初となる覚書で、世界のコーヒー市場に新たな基準を提示する大きな転換点となりました。

また、同年6月には、台湾にも本モデルを水平展開。日本国内外の大手コーヒー事業者とのパートナーシップを強化し、ダイレクトトレードへのコミットメントに基づくコミュニティ形成、GHG排出量の可視化および削減、PR・広報支援、ブランド開発などを含む、オーダーメイド型のダイレクトトレードエコシステムの開発など、各種プログラムの提供を進めています。
その中で、TYPICAが推進する「おかげさまの森づくり」への参画企業や、ダイレクトトレード・サステナブル調達に関する具体的な戦略および数値目標を掲げる企業も現れ始めました。これらの取り組みは、乱高下する先物市場への問題意識を共有する企業様とともに“良心に基づく永続的で発展的な国際コーヒー市場”の新しいスタンダードづくりを目指しており、その実現に向け着実な前進を続けています。
■ ダイレクトトレード× コーヒーエキスパート×テクノロジースタートアップだからこそできること
こうした状況を踏まえ、TYPICAは多様なバックグラウンドを持つコーヒーエキスパートが参加企業とワンチームとなり、ダイレクトトレードのための一次情報、スタートアップ企業ならではの改善スピード、そしてテクノロジー企業としての開発力などを掛け合わせ、本パートナープログラムをさらに拡充することを決定しました。
また、新たに開設されたブラジル拠点を活かした業界初の新しい取り組みに加え、生成AIを活用した調達機能の開発にも着手しており、パートナー企業様に先行提供する予定です。なお、こうした前例のない挑戦の確実性を高めるべく、高度な専門性を持つコーヒーエキスパートの採用・組織化も同時に強化してまいります。(採用情報はこちら)

■ 今年度パートナープログラムの推進体制
※事業拡大に伴い、コーヒーエキスパートの採用・体制強化も進めています。

執行役員 品川亮太
東京大学卒業後、総合商社の丸紅に入社。入社後10年間一貫してコーヒー生豆およびインスタントコーヒーのトレーディングビジネスに従事し、調達から販売、需給・品質・ロジ管理を担当。ブラジルおよびベトナムへの駐在では、産地に根ざした調達体制の構築に加え、事業会社の経営や新工場の立ち上げにも携わる。2024年にTYPICAに参画し、コーヒーエキスパートチームとして中大手顧客とのコミュニケーションを担当。2025年8月より執行役員に就任し、TYPICAが実施する全オファーの執行責任を担うとともに、コーヒーエキスパートチームのマネジメントを兼任。
品川亮太の物語り:

戦略パートナー 松下翔太
立命館大学卒業後、2008年飲料・食品専門商社の石光商事株式会社に入社。入社後4年間コーヒー生豆の品質管理業務に従事。2012年中国現地子会社・石光商貿(上海)有限公司に出向・駐在し生豆流通ビジネスモデルを構築。2015年に帰任し、以降4年間日本で国内顧客へのコーヒー生豆の営業を担当。その間同時にアジア地域やブラジルといった生産国サイドとの買付・商品開発業務を歴任。2019年からは焙煎加工後のコーヒー製品の新規営業・マーケティングを担当。TYPICAでは、ソーシングDXストラテジックパートナーとして中大手の顧客とのコミュニケーションを担当している。J.C.Q.A.認定コーヒー鑑定士、生豆鑑定マスター講師。

戦略パートナー 宮垣雄太
明治大学卒業後、2014年食品・飲料・食肉を取り扱う食品専門商社の住商フーズに入社。住友商事から移管後間もないコーヒー事業に携わり、認証コーヒーを中心に買付、販売、品管、デリバリー業務に従事。2019年に酒類原料の調達販売・新規事業の抹茶輸出案件立ち上げを兼務。2021年にはTYPICAとの共働案件を推進。2023年に豚肉の調達・品質管理でニューヨークへ2年半駐在。ブラジル産豚肉の輸入立ち上げにも携わる。TYPICAではコーヒーエキスパートチームにて中大手の顧客を担当。

品質管理責任者 永井和人
2007年にカルディコーヒーファームを運営するキャメル珈琲に入社。13年間一貫してコーヒー部門に在籍。入社後は自社工場でのコーヒー生産管理、需給調整、サプライヤー管理業務に従事。2010年よりコーヒー生豆買付と品質管理を担当。2014年からは自社店舗のコーヒー販売サポートや教育業務を担当。2017年に再びコーヒー生豆買付、品質管理となり、翌年部門長に就任。生産地と消費者を結ぶコーヒーシリーズ等、新商品開発にも携わる。その後、大手ディスカウントストアでの商品開発、コーヒーマシン営業を経験。TYPICAでは、コーヒーエキスパートとして品質管理と中大手顧客を担当するとともに、アジアの登録生産者とのコミュニケーションを担当。

ブラジル拠点代表 浜名芳輝
名古屋大学大学院を修了後、2014年に嗜好飲料メーカーの味の素AGFに入社。コーヒーの焙煎技術開発や工業化、生活者嗜好解析、インスタントコーヒーの商品開発を担当。2022年に味の素社へ出向し新規事業開発を約2年間推進。2024年に家庭の事情でブラジル・サンパウロへ移住し、同社を休職。2025年よりTYPICAに参画し、コーヒーエキスパートおよびブラジル拠点代表としてブラジル事業運営、生産者コミュニケーションを担当。Qグレーダー。

ブラジル拠点 コミュニティマネージャー
ウーゴ・メスキッタ
17歳でブラジル・スル・ジ・ミナスのコーヒー農園で働き始め、コーヒーへの情熱を深める。そこで、ブラジルのコーヒーを世界とつなぐことを自らの使命とすることを決意。
19歳で奨学金を得て日本に渡り、東京農業大学で国際ビジネスの学士号と修士号を取得。日本滞在中に英語とスペイン語も習得。卒業後は商社IBC株式会社に勤務し、輸入業務に加え、新規事業開発や商品開発にも従事。2023年にブラジルへ帰国後は、地元トレスポンタスのコーヒー生産者と日本のバイヤーをつなぐサポートを開始。TYPICAではブラジルのコーヒー生産者と消費国市場の顧客との持続可能な取引関係の構築に取り組んでいる。

ブラジル拠点 コミュニティマネージャー
ジャイメ・サンチェス
ブラジリア大学で経営学、パトス・デ・ミナス大学で農業工学を専攻。2011年にAIESECでマーケティング・法人営業を経験し、2014年には世界経済フォーラムの「グローバル・シェイパーズ」に選出。2012〜16年はスタートアップ ChefsClub にて地域トレードマーケを統括したのち、全国営業を支えるデータ分析と戦略立案を担当。2016年からは特殊肥料メーカー Fertinutri のパートナー兼営業ディレクターとして、直販・B2Bパートナーシップと営業組織を統括。TYPICAでは、ブラジル・セラード・ミネイロ地域の生産者および関係者とのコミュニケーションを担う。

取締役社長 葛西龍也
大阪大学経済学部卒。1999年株式会社フェリシモ入社。同社執行役員として子会社代表、JR西日本との越境EC事業やLINEとのECモール配送事業運営、セイノーグループとの配送JV会社共同代表などの経験により、企画、輸出入、庫内作業や配送・カスタマーサポートまでの知見および多数の国際協力分野の経験も有する。TYPICAには2023年よりアドバイザーとして経営参画し、事業全体の改善を推進。2024年より同社の取締役社長に就任。ライフワークとして一般財団法人PEACE BY PEACE COTTONを設立し、代表理事としても活動中。

代表取締役CQO 山田彩音
2012年関西最大規模の焙煎所の立上げ責任者を経験し、焙煎士としてのキャリアをスタート。2014年コーヒースタートアップHOOPの創業メンバーとして経営参画し、日本初のシェアロースターを立上げ。2017年新しいダイレクトトレードのかたちを志向し、コーヒー生産地キューバを訪れる。2019年 TYPICAを創業、現在アムステルダムを拠点に世界中のコーヒー生産地を訪れている。2020年よりTYPICA株式会社の取締役に就任。2023年Forbes JAPANより日本の起業家ランキング2023 TOP20に選出。

代表取締役CEO 後藤将
2003年に起業。2009年よりソーシャル・イノベーション事業に取り組む。2012年、世界経済フォーラムGlobal Shapersに選出。2013年のサンフランシスコ駐在時に新しいコーヒーカルチャーに触れ、コーヒースタートアップの立ち上げに参画。2014年に関西学院大学の非常勤講師に就任。2020年、TYPICA株式会社を設立し代表取締役に就任。2021年、TYPICAがグッドデザイン賞BEST 100および経済産業省特別賞を受賞。2023年 Japan Venture Awardsにて中小企業長官賞を受賞。2025年、日本・ブラジル経済フォーラムにて両国首脳立ち会いのもと新ダイレクトトレードシステムに関する覚書締結を主導。NHK World Japan「Direct Talk」に出演。
【採用情報】
■ パートナープログラム受付概要
本プログラムの募集受付締切は 12月5日(金)となり、共働パートナー企業様には 2026年1月よりプログラムの提供を開始いたします。
参加をご希望の企業様は、事前ヒアリングを通じて各社様オリオジナルのサステナブル調達プロポーザルを策定いたします。詳細やお問い合わせは、TYPICA公式サイトよりご連絡ください。
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