【Duolingo Language Report 2022 発表】2022年の調査テーマは、『語学学習は世界をどう繋げるか』 ウクライナ侵攻後、日本でも侵攻後1カ月で学習者が昨年比1,700%増加

世界で最も語学学習が長かった日本。最もコツコツと学習しているのは新潟県民 学習方法は「動画」、「教本」、「アプリ」と、低コストで自分のペースでできる学習方法が人気

Duolingo, Inc.

世界でもっともダウンロードされている無料語学アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo, Inc. (本社所在地:Pittsburgh, USA,以下Duolingo)は、語学学習の動向を調査した年次レポートである『Duolingo Language Report 2022』(以下、DLR2022) を発表しました。さらにDLR2022と連動して、母国語が日本語、かつ現在語学学習をしている各都道府県の男女を対象に、日本国内の語学学習動向に関する年次調査『日本国内における語学学習に関する調査』 (以下、国内調査) も実施しましたので、以下にレポートの一部を報告します。
※本調査結果をご利用いただく際は、必ず『Duolingo Language Report 2022』調べと明記ください。
レポート全体はこちらからダウンロードしてご覧ください:https://drive.google.com/file/d/1riLgJcqGMNrxLzo7V6WkDxdkiq_7930x/view?ths=true
  • 主な調査トピックス

◆DLR2022
 ● 世界中でウクライナ語の学習者が急増。日本でも、侵攻後1カ月で1,700%増と急増。語学が世界を繋ぐ架け橋に。
 ● 日本の新規の語学学習者の動機は「学校」が最多。「旅行」は旅費の高騰、世界的なインフレの高進などにより伸び悩んだが、他国より比較的高い結果に。
 ● 世界で最も長時間語学を学習している国は「日本」。23歳以上のほとんどの世代で学習者が多い結果に。
 
 ◆国内調査
 ● 半数近くがこの1年で語学学習へのモチベーションが向上。海外旅行への兆しが見えてきたことや、海外のコンテンツを見るためなど、海外との繋がりが主要な理由に。
 ● 日本で最も学習されているのは「英語」、次いで「韓国語」。最も英語を学習しているのは「滋賀県」、韓国語は「大分県」
 ● 学習頻度は「週1~2日」が最も多い結果に。週の半分以上学習している人が最も多かったのは「新潟県」。
 ● 語学学習費用はほとんどかけない人が過半数。「動画」、「教本」、「アプリ」と費用がかからず、自分のペースでできる学習方法が人気。
  

  • 【『Duolingo Language Report 2022』 調査結果】(一部抜粋)

 本年度の調査テーマは『語学学習は世界をどう繋げるか』 (How language learning connects the world.) 。2022年は新型コロナワクチンの接種が進んだことで、行動制限が緩和され、かつてのようなイベント開催や仲間たちとのパーティ、そして海外への渡航もできるようになりました。一方、2月に起こったロシアによるウクライナへの軍事進攻は国際関係における大きな出来事でした。本調査では、コロナによって閉ざされた『国境の再開放』とそれに伴う海外渡航の制限の緩和、そして社会情勢が学習者にどのように影響したかを調査しています。
 
 ◆2022年、世界的にウクライナ語の学習者数が成長。日本では侵攻1か月後には1,700%増。
 ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、世界で130万人以上のDuolingoユーザーが連帯感を示すべくウクライナ語の学習を始めました。多数の避難民を受け入れた周辺国のみならず、日本、アルゼンチン、ベトナムなど地理的に離れた地域でも顕著な伸長を見せました。特に侵攻開始直後から3月下旬にかけて大幅に伸長しました。世界が連携し、支援しようという意思が語学学習にもあらわれた結果となりました。
 
 日本でも、ウクライナ語の学習者数は侵攻1か月後には前月比1,700%増となりました。2021年の調査でDuolingo対応言語全40言語中38位であったウクライナ語は、2022年は14位へと急上昇しました。
 
 ◆学習者数が最も多い言語は世界・日本で「英語」。「日本語」は世界で学習者が多い言語5位
 絶対数として学習者数の多い言語の1位は「英語」であり、2位以下は「スペイン語」、「フランス語」、「ドイツ語」と続きました。世界共通語の「英語」と公用語とする国が比較的多い言語が上位を占める中で、「日本語」は昨年同様に5位にランクインしました。日本以外ではほとんど使用する機会がない言語であるにも関わらず、日本語が上位にランクインしていることから、世界の日本の文化への関心の高さがうかがえます。下の2枚のマップ『2022年の最も人気のある言語の世界分布』と『2022年の2番目に人気のある言語の世界分布』から、中国、台湾、東南アジアの他に、ネパールやスリランカなどでも南アジア地域でも日本語が学ばれており、高い人気がうかがえます。


 
 ◆日本の新規の語学学習者の動機は、「学校」が最多。「旅行」も需要回復に伴い、他国より高い結果に
 日本の新規学習者が2022年に語学を学び始めた動機について調査したところ、「学校」が20%と最多となりまし
 た。海外大学進学希望者などが受験する、Duolingoのオンライン英語能力テスト「Duolingo English Test」 の日
 本人受験者数も前年比20%以上増加しています。子どもに教えたり、学んでほしいということを意味する「家族」
 が17%、「旅行」は13%となりました。旅行は旅費の高騰、世界的なインフレの高進などにより想定したよりは伸び悩んだものの、他国より比較的高い結果となりました。
 
 ◆世界で一番、語学学習に時間をかけている国は「日本」
 学習時間を調査したところ、世界で最も平均学習時間が長い国は「日本」という結果となりました。“真面目で勤勉”なイメージを持たれることが多い日本人なので、イメージ通りともいえるかもしれません。また、『語学学習は世界をどう繋げるか』 (How language learning connects the world.) という点では、日本にとって語学を学ぶことで世界との繋がりを維持できる術として、語学学習に重きを置いていることもうかがえます。
 
 語学学習時間の長い国
 1位: 日本
 2位: ベラルーシ
 3位: ハンガリー
 4位: ロシア
 5位: チェコ
 
 詳細はこちらをご覧ください。
 https://blog.duolingo.com/2022-duolingo-language-report/
 
 DLR2022 調査概要
 本調査は2021年10月1日から2022年9月30日までの間にDuolingoで言語を学習した学習者の情報が含まれています。データは学習者のプライバシーを確保するため、国別または言語別に集計されています。国別の集計は、国際的に認識されている独立した自治権を持つ組織に基づいています。また、学習者のプライバシー保護の観点から、ランキングには、Duolingoの学習者数が5000人未満の国は含まれていません。
 ※本調査結果をご利用いただく際は、必ず『Duolingo Language Report 2022』調べと明記ください。
 
  

  • 【日本国内における語学学習に関する調査】(一部抜粋)

 日本国内の語学学習動向を探る年次調査『日本国内における語学学習に関する調査 』では、Duolingoのユーザーに限らず、日本における語学学習の動向を調査しています。都道府県ごとの傾向も明らかになりました。
 
 ◆この1年で半数近くの人が語学へのモチベーションが向上しているという結果に
 過去1年の語学学習のモチベーションの変化を質問したところ、「上がっている」「どちらかと言えば上がっている」を合算すると半数近く (46.8%) がモチベーションが向上しているという結果となりました。「変わらない」は41.1%で、「どちらかというと下がっている」「下がっている」を合算した結果は12.1%程度です。モチベーションが高まった理由として「海外旅行に行ける兆しが見えてきたから」「SNSに触れる時間が増え、海外のコンテンツも見るから」など、多くが海外との接点の増加を挙げています。モチベーションが下がった理由を聞いてみると、「生活の変化で余裕がなくなったから」(42.5%) が最も多い結果となりました。


 ◆学習頻度は「週1~2日」がボリュームゾーン。最もコツコツと学習しているのは「新潟県」
 語学学習の頻度について質問したところ、最も多い回答は「週1~2日」 (29.7%) となりました。都道府県別の動向をみると、週の半分以上 (「毎日」「週5~6日」「週3~4日」の回答の合算) 勉強している人が多いのは「新潟県」となりました。新潟県では「毎日」を選択した回答者が30%と最も高くなっています。


 ◆語学学習にはほとんど費用をかけない人が過半数。動画、教本、アプリなど自分の時間でできる学習方法が
 人気。

 語学学習に毎月どのくらいの費用をかけているかについて質問したところ、「ほとんどお金をかけていない」(50.6%)が過半数となりました。次いで多いのが「~3,000円以下」(17.8%)で、この2選択肢で7割近くを占めました都道府県別の動向では、お金をかけている選択肢 (「ほとんどお金をかけていない」以外の選択肢の合算)を選択した人の割合が高かったのは「愛知県」「北海道」「大阪府」などでした。特に高額な費用(1万円超)をかけていたのは「北海道」で、北海道では「50,001円~100,000円程度」を選択した人の割合が7.3%と全国平均を大幅に上回り、2位以下に5%近い差をつけました。


 【【日本国内における語学学習に関する調査 調査概要】】
 調査対象:母国語が日本語かつ、現在語学学習をしている各都道府県の男女
 調査期間:2022年10月20日 - 10月27日
 調査方法:インターネット調査
 有効回答人数:5,134名
  

  • Duolingoについて

 Duolingoは、世界中の誰もが楽しくアクセスできるように設計された無料のオンライン学習プラットフォーム。科学的に証明されたひとくちサイズのレッスンで、英語だけでなく、中国語、スペイン語、フランス語など、42言語、合計100種類以上のコースを提供しています。日本版では英語、中国語、韓国語、フランス語の4か国語を提供しており、今後学習可能な言語数を増やしていく予定です。
 世界で最も人気のある語学アプリです。学習者同士で競い合う、ポイントを獲得してレベルアップなど、ゲーム感覚で学習できるように設計されています。また、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング練習すべてを含む1セットを約5分程度で受講できるため、外出先や忙しい人でも気軽に継続できる設計になっています。さらに、Duolingo English Testを開発し、世界で4,000以上の教育機関で受け入れられている言語資格の認定オプションを、学習者が手ごろで便利に受験できる方法で提供しています。
 Duolingo Official Website:https://ja.duolingo.com/info

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会社概要

Duolingo, Inc.

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URL
https://www.duolingo.com/press
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷 渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号
-
代表者名
Luis von Ahn
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年08月