１１月２３日「なんば広場」が誕生！社会実験を開始

― 難波駅前が、人中心の空間へと変貌します ―

南海電鉄

2023年11月8日 14時30分

　戎橋筋商店街振興組合（理事長：菊地正吾）、なんさん通り商店会（会長：木村次郎）、南海電気鉄道株式
会社（社長：岡嶋信行）、株式会社髙島屋（社長：村田善郎）、株式会社丸井（社長：青野真博）で構成される
「なんば広場マネジメント法人設立準備委員会（以下、準備委員会）」は、大阪市が事業主体となり官民が連携
して整備を進めてきた「なんば広場」を供用開始し、11月23日（木・祝）から社会実験を実施します。

「なんば広場」は、「大阪のおもてなし玄関口」がコンセプト。世界を惹きつける観光拠点「ミナミ」にふさわしい、
上質で居心地の良い空間の創出を目指し、難波駅前が「人中心」の歩行者空間へと生まれ変わります。
また、同広場はイベントなどを開催するスペースとしても活用し、まちの賑わいを創出し地域回遊の拠点とな
ることを目指してまいります。新たな「ミナミのシンボル」として、これから賑わいを見せる「なんば広場」にぜひご
注目ください！

※「なんば広場」は、社会実験中の仮称です。

「なんば広場」について

１．概要

「なんば広場」は、大阪市と地域関係者が官民一体となって進める「なんば駅周辺における空間再編推進事業」の一環として整備されました。今回の供用開始と同時に「社会実験」を開始し、広場の利活用における課題や、清掃・警備等の管理面での課題の抽出・検証を行います。

※これまでの社会実験や工事の概要等はこちら：http://www.namba-hiroba.jp/index.php
※なんさん通り（南北）の整備を含めた「なんば駅周辺における空間再編推進事業」の完了は、2025年3月下旬を予定しています。

２．供用・社会実験開始日
11月23日（木・祝）

３．なんば広場が目指す姿

2017年に官民で策定した、難波駅前の歩行者空間化を実現するための指針となる（※1）「なんば駅周辺道路空間の再編に係る基本計画」、及び2022年に大阪市が策定した(※2)「なんば駅周辺における空間再編推進事業整備プラン」に基づき、「なんば広場」では以下の空間づくりを目指して社会実験を行います。
（※1）　http://www.namba-hiroba.jp/pdf/kihonkeikaku.pdf
（※2） http://www.namba-hiroba.jp/pdf/nambaseibiplan2023.pdf

①人のまちミナミの中心として、居心地よく安心感のある空間

観光やショッピング、待ち合わせの際に気軽に利用できるベンチの設置や、四季折々の姿を見せるサクラやケヤキなどを植樹。世界を惹きつけるミナミの回遊拠点として、心地良い空間づくりを目指します。また、夜間は照明が広場を美しく彩り、上質感・落ち着き感を感じさせる空間を形成します。

2021年社会実験時の広場

夜間情景イメージ

②ミナミ・大阪・関西を回遊するための魅力・情報の発信拠点

ステージを設けたイベントなどで活用できる「利活用スペース」として賑わいを創出します。また、「発信・
回遊の拠点」としての空間を提供することで、以下の実現を目指します。

１．なんばエリアの既存の魅力を発信する・エリアのブランド価値向上

２．新しい文化・プレイヤーを創出する・応援する

３．広場のみでなく、エリア全体の回遊性向上・経済効果につなげる

※広場の活用を希望される場合のお問い合わせ先や、広場の利活用ルールについては、こちら（http://www.namba-hiroba.jp/）をご確認ください。

2016年社会実験時の利活用の様子

イベント実施時のイメージ（出典：大阪市計画調整局・建設局）

＜広場で開催予定の催事例＞
・11月25日(土)、26日(日)道頓堀リバーフェスティバル（主催：（一社）大阪活性化事業実行委員会）
・11月30日(木)～戎橋筋商店街体験博（主催：戎橋筋商店街振興組合）
・12月 2日(土)～大阪・光の饗宴コアプログラム御堂筋イルミネーション（主催：大阪・光の饗宴実行委員会）
・大阪光の饗宴エリアプログラム大阪ミナミ光マッセ！（主催：Mプロジェクト実行委員会）
※関係者協議により変更となる可能性があります。

③安全・安心な空間の創出

清掃活動や警備員の配置・防犯カメラ設置等の防犯対策を実施。また、難波駅周辺で長らく課題であった放置自転車に対しては、周辺と一体的に対策を行い、誰もが安心して利用できる空間を目指します。

【参考①】「なんば広場」誕生までの経緯
（なんば広場改造計画公式サイト：http://www.namba-hiroba.jp/）

大阪ミナミの中心に位置する難波駅前は、国内外からの多くの来街者が行き来する場所ですが、駅前空間の大半が車に占められ、東側のなんさん通りは歩道が狭く多くの自転車が放置されるなどの課題がありました。
この現状を改善するため、２００８年に地元発意で難波駅周辺における空間再編の検討を開始し、２０１１年には難波駅周辺の町会、商店街、企業が参加した「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」（現在２６団体で構成）が設立され、まちづくり構想を策定しました。
そして、２０１６年・２０２１年の２度の社会実験を経て、２０２２年から難波駅周辺の歩行者空間化の工事を進めてまいりました。そしてこのたび、先行完成を迎えたなんば広場にて、同協議会から付託を受けた準備委員会が主体となり、新たなシンボル空間の創出と世界を惹きつける回遊拠点づくりを目指し、官民連携での社会実験を開始します。