【宅建試験、つまずくポイントって?】2回以上挑戦した合格者に聞く!55.1%が、不合格理由として「基礎知識の不足」を実感
〜受験指導校での学習で特に良かったこと、約半数が「試験に出やすいポイントがわかった」と回答〜
法律資格専門の受験指導校『伊藤塾』(塾長 伊藤真)を運営する株式会社法学館(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤 真輝)は、当社で宅建士試験の講座を運営する中で活用するために市場調査として、宅建士試験に2回以上挑戦し資格取得した方107名を対象に、宅建試験学習の課題に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
01|1回目の宅建士試験が不合格だった理由、55.1%が「基礎知識が不足していた」と回答
02|不合格だった1回目受験時の学習方法、「市販の教材での独学」が73.8%で最多
03|1回目の不合格後、受験指導校に通学して合格した人の約半数が、「試験に出やすいポイントの理解」に効果を実感
■調査概要
・調査名称:宅建試験学習の課題に関する実態調査
・調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
・調査期間:2025年1月7日〜同年1月8日
・有効回答:宅建士試験に2回以上挑戦し資格取得した方107名
※ 合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社法学館」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■1回目の宅建士試験が不合格だった理由、55.1%が「基礎知識が不足していた」と回答
「Q1.宅建士の試験において、1回目の受験で不合格だった主な理由は何だと思いますか。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「基礎知識が不足していた」が55.1%、「効率的な勉強ができなかった」が44.9%、「覚えるポイントがわからなかった」が39.3%という回答となりました。
・基礎知識が不足していた:55.1%
・効率的な勉強ができなかった:44.9%
・覚えるポイントがわからなかった:39.3%
・試験の傾向がつかめていなかった:34.6%
・時間配分がうまくできなかった:15.9%
・その他:4.7%
ー勉強時間が2か月しかなかった
ー全く勉強していなかった
ーやる気
ー片手間の受験のため、受かろうと思っていなかった
・わからない/答えられない:2.8%
■不合格だった1回目受験時の学習方法、「市販の教材での独学」が73.8%で最多
「Q2.1回目の受験時の学習方法について教えてください。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「市販の教材での独学」が73.8%、「対面での講座の受講」が15.9%、「WEBサイトやアプリでの独学」が14.0%という回答となりました。
・市販の教材での独学:73.8%
・対面での講座の受講:15.9%
・WEBサイトやアプリでの独学:14.0%
・職場の勉強会への参加:13.1%
・オンラインでの講座の受講:10.3%
・友人・知人からの指導:5.6%
・動画教材の活用:2.8%
・その他:2.8%
・わからない/答えられない:2.8%
■約6割が、1回目の不合格後に「学習方法を変更」
「Q3.1回目の不合格後、2回目の受験に向けて学習方法を変更しましたか。」(n=107)と質問したところ、「大きく変更した」が27.1%、「部分的に変更した」が29.0%という回答となりました。
・大きく変更した:27.1%
・部分的に変更した:29.0%
・あまり変更しなかった:26.2%
・全く変更しなかった:16.8%
・わからない/答えられない:0.9%
■学習方法の変更点、「過去問の演習量を増やした」「学習時間を増やした」が上位
Q3で「大きく変更した」「部分的に変更した」と回答した方に、「Q4.具体的にどのような点を変更しましたか。(複数回答)」(n=60)と質問したところ、「過去問の演習量を増やした」が48.3%、「学習時間を増やした」が35.0%、「基礎からの学び直しを行った」が31.7%という回答となりました。
・過去問の演習量を増やした:48.3%
・学習時間を増やした:35.0%
・基礎からの学び直しを行った:31.7%
・学習教材を変更した:23.3%
・受験指導校に通い始めた:20.0%
・苦手分野を重点的に学習した:16.7%
・学習計画を細かく立てた:15.0%
・問題の解き方を改善した:13.3%
・模擬試験の受験回数を増やした:11.7%
・暗記方法を見直した:3.3%
・その他:1.7%
ーYouTubeの活用
・わからない/答えられない:0.0%
■「得意な分野から問題を解き時間配分を変更した」や「通勤時間に音声教材を聞いた」などの学習方法も
Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、変更した学習方法があれば、具体的に教えてください。(自由回答)」(n=60)と質問したところ、「得意な分野から問題を解き時間配分を変更した」や「通勤時間に音声教材を聞いた」など44の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・基礎を再度学習しなおして、模擬試験をできるだけ受けて、自宅では主に過去問題集を何度も繰り返し解くことに集中した。
・合格者から教材を譲り受けた。
・改正部分を重点的に学習したことと、経験のない税金関連は勉強しなかった。
・得意な分野から問題を解き時間配分を変更した。
・毎日最低でも2時間は勉強をし、休みの日はもっと増やした。後半の追い込みは過去問題をひたすら解く事をやっていた。
・通勤時間に音声教材を聞いた。
・参考書学習をしてから参考書と同じ出版社からの過去問を繰り返し解く方法を、複数社の過去問を購入し躓く箇所を重点的に参考書を使って覚える方法に変更。
■合格に向けて効果があった取り組み、「過去問の繰り返し演習」が71.0%にのぼる
「Q6.あなたが、合格に向けて特に効果があったと思う取り組みがあれば教えてください。(上位3つまで選択)」(n=107)と質問したところ、「過去問の繰り返し演習」が71.0%、「基礎の徹底的な理解」が37.4%、「苦手分野の集中的な学習」が25.2%という回答となりました。
・過去問の繰り返し演習:71.0%
・基礎の徹底的な理解:37.4%
・苦手分野の集中的な学習:25.2%
・計画的な学習時間の確保:19.6%
・講師による丁寧な指導:17.8%
・理解しやすい参考書の購入:17.8%
・模擬試験の受講回数の増加:13.1%
・学習仲間との情報共有:3.7%
・その他:3.7%
ー半年間毎日勉強
ー46から50、 26から45、 1から25の順番で問題を解いた
ー宅建業法中心の勉強
・特にない:1.9%
・わからない/答えられない:0.9%
■「隙間時間に参考書付録のCDを聞く」や「予備校での直前予想問題が参考になった」などの取り組みも
Q6で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、特に効果があった取り組みがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=104)と質問したところ、「隙間時間に参考書付録のCDを聞く」や「予備校での直前予想問題が参考になった」など74の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・自信の無い問題を納得できるまで繰り返し演習する。
・隙間時間に参考書付録のCDを聞く。
・数字をゴロで覚える。
・予備校での直前予想問題が参考になった。
・出題数の多い分野から計画的に勉強した。
・転職するため有給期間を使って勉強時間を確保できたため。
・仕事から帰った夜にするのは効率が悪かったので朝2時間程早く起きて勉強時間に充てた。休日も同じ時間に起きて勉強に充て休憩をはさみながら夕方には目標の所までいけるようにした。目標に届かなかった場合もそこでやめるようにした。効率が悪いので。進まなかった時は原因を考え次回に生かした。
■1回目の不合格後、27.1%が受験指導校に「通学した」、10.3%が「検討したが、通学はしなかった」と回答
「Q8.あなたは、1回目の受験で不合格となった後、受験指導校への通学を行いましたか。」(n=107)と質問したところ、「通学した」が27.1%、「検討したが、通学はしなかった」が10.3%という回答となりました。
・通学した:27.1%
・検討したが、通学はしなかった:10.3%
・検討・通学はしなかった:61.7%
・わからない/答えられない:0.9%
■受験指導校を検討する際、6割が「重要ポイントを明確に示してくれること」に期待
Q8で「通学した」「検討したが、通学はしなかった」と回答した方に、「Q9.受験指導校を検討する際に、具体的にどのような指導を期待しましたか。(複数回答)」(n=40)と質問したところ、「重要ポイントを明確に示してくれること」が60.0%、「効率的な学習方法を教えてくれること」が42.5%という回答となりました。
・重要ポイントを明確に示してくれること:60.0%
・効率的な学習方法を教えてくれること:42.5%
・法律の趣旨をわかりやすく説明してくれること:25.0%
・記憶に残る教え方をしてくれること:25.0%
・質問にわかりやすく答えてくれること:25.0%
・つまずきやすいポイントを重点的に教えてくれること:22.5%
・モチベーションを維持できるよう支援してくれること:12.5%
・実務と関連付けた説明をしてくれること:10.0%
・学習計画の立て方を指導してくれること:7.5%
・個別の理解度に応じた指導をしてくれること:7.5%
・その他:2.5%
ー会社から強制参加
・わからない/答えられない:5.0%
■受験指導校に通って合格した人の約半数が、「試験に出やすいポイントがわかった」ことに効果を実感
Q8で「通学した」と回答した方に、「Q10.独学での学習と比較して、受験指導校での学習で特に良かったと感じる点を教えてください。(複数回答)」(n=29)と質問したところ、「試験に出やすいポイントがわかった」が48.3%、「学習内容の理解が深まった」が44.8%、「学習のペースが維持できた」が31.0%という回答となりました。
・試験に出やすいポイントがわかった:48.3%
・学習内容の理解が深まった:44.8%
・学習のペースが維持できた:31.0%
・学習時間を確保しやすかった:27.6%
・学習の進捗状況が把握しやすかった:20.7%
・不明点をすぐに質問できた:17.2%
・講師からの励ましでモチベーションが上がった:10.3%
・他の受験生と情報交換ができた:0.0%
・その他:0.0%
・特にない:6.9%
・わからない/答えられない:0.0%
■まとめ
今回は、宅建士試験に2回以上挑戦し資格取得した方107名を対象に、宅建試験学習の課題に関する実態調査を実施しました。
まず、1回目の宅建士試験が不合格だった理由について、55.1%が「基礎知識が不足していた」と回答し、73.8%が、1回目受験時は「市販の教材での独学」を選択していたことが分かりました。また、約6割が、1回目の不合格後に学習方法を変更しており、具体的な変更点として、「過去問の演習量を増やした」(48.3%)や「学習時間を増やした」(35.0%)を挙げています。さらに、1回目の不合格後、受験指導校に「通学した」人は27.1%、「検討したが、通学はしなかった」人は10.3%で、受験指導校に通学して合格した人の約半数が、「試験に出やすいポイントがわかった」ことに効果を感じています。
宅建士試験は令和5年度の合格率が17.2%と非常に低く(※)、独学での合格が難しい資格試験です。今回の調査では、複数回受験を経験した方々の声を通じて、合格への道のりと効果的な学習方法が明らかになりました。宅建試験合格のためには、基礎知識の確立と過去問の反復練習が重要であることが示されています。また、独学に限らず、専門家による体系的な指導を活用することで、効率的な学習が可能となり、最短ルートでの合格を実現できるでしょう。
※国土交通省:令和5年度 宅地建物取引士資格試験の結果について|
https://www.retio.or.jp/attach/archive/132-051.pdf
■伊藤塾の宅建士合格講座
伊藤塾の宅建士合格講座とは、宅建士試験に合格するため、基礎から総合的に対策ができる講座です。
受験上必要となる、法令科目や問題演習を一通り扱います。
講義は、1コマ約30分で進みます。
倍速機能での視聴をご利用いただくと1コマ約15分での受講も可能となり、スキマ時間にて受講していくことも可能です。
講座には、テキストや問題集、公開模擬試験が含まれております。この講座のみで合格に充分な対策が含まれております。
2025年目標は3つのコースをご用意しております。全科目を網羅したコースと、さらに得点が難しい権利関係(民法)分野が充実したコースと、民法の学習経験者のための法律既修者コースをご用意しています。ニーズに合わせてご選択いただければと存じます。
詳しくはこちら:https://www.itojuku.co.jp/shiken/fudousan/kouza/takken/index.html
■会社概要
会社名 :株式会社法学館/伊藤塾
設立 :1995年5月3日
代表者 :代表取締役社長 伊藤 真輝
所在地 :〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町17-6
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- 資格・留学・語学就職・転職・人材派遣・アルバイト
- ダウンロード