株式会社ソラジマがオリジナル漫画アプリ「SORACOMI」を開発。日本に続きアメリカでもリリースを達成！

なぜアプリ開発で、なぜアメリカなのか？「世界を獲る」と語る、ソラジマの海外展開計画とは。

株式会社ソラジマ

2023年1月23日 10時09分

Webtoon制作スタジオの株式会社ソラジマ（SORAJIMA）が、オリジナル漫画アプリ「SORACOMI」を開発し、2022年9月に日本、2023年1月にアメリカでリリースしました。SORAJIMAの作品を掲載する自社メディアとしての側面が強く、現在Webtoon市場が伸びているアメリカで人気を獲得することを目的としています。また、翻訳作業を全て自社で行い、且つ1つのアプリで世界中に進出する計画であるため、スピード感を持った海外展開が期待されています。

■「SORACOMI」とは
SORACOMI（ソラコミ）は、Webtoon（縦読みフルカラー漫画）の制作スタジオとして多くのヒット作品を生み出しているSORAJIMA（株式会社ソラジマ）が開発した漫画アプリです。

掲載作品は全てWebtoonなので、スマホに特化したコマ運びとなっており、フルカラーの美麗なイラストで映像やアニメに近い体験をしながら物語を楽しむことができます。

2022年9月、日本においてリリースし、2023年1月にはアメリカでもリリースを達成しました。2024年には、インドネシア・フランス・スペインなど、更に多言語での展開を予定しています。

■アメリカでも熱い「Webtoon」市場

現在、縦読みフルカラー漫画を取り扱う漫画アプリが韓国や中国を中心に多くダウンロードされるなど、Webtoonが世界中で流行しています。日本においても、数多くの漫画アプリでWebtoonが人気を得ています。

アメリカにおいては、2012年にリリースされたWebtoonアプリが韓国のインターネットサービス会社に約500億円で買収されたり、韓国発の漫画サービスが2018年に年間売上約10億円を達成するなど、Webtoonが非常に熱い市場となっております。そういった状況を見て、ソラジマのオリジナルWebtoonアプリ「SORACOMI」も、アメリカに挑戦する運びとなりました。

■プラットフォームではなく「自社メディア」としての漫画アプリ

漫画アプリというと、様々な出版社の膨大な作品を集めた「プラットフォーム」を連想する方が多いと思いますが、「SORACOMI」は自社の作品を楽しんで頂くことを目的とした「自社メディア」の側面が強くなっています。SORAJIMAのオリジナル作品のみを掲載し、ユーザーがアカウントのアイコンをSORAJIMA作品のキャラクターに設定できたり、キャラクターグッズの通販に簡単にアクセスできたり、そういったサービスを実現することで、ユーザーとSORAJIMA作品をより密接に繋ぐ場になることを想定しています。

現在、SORAJIMAは制作スタジオとして、Webtoonの制作ラインが既に40以上稼働しており、2年後には「年間100作体制」を目指します。今後、SORACOMIに掲載される作品も益々増えていく予定です。

■自社での翻訳でスピード感ある海外展開を実現
基本的に、他社の漫画アプリ・Webtoonアプリでは、言語ごとにアプリをリリースしていますが、「SORACOMI」は1つのアプリで全世界に展開していきます。翻訳を自社で行っているため、スピード感を持って海外展開できることも特徴の1つです。

■「世界を獲る」 ― SORACOMI 担当者コメント

バカにされるほど壮大なミッションを掲げるSORAJIMAにとって、海外展開は重要な課題の一つです。何をするにしてもまずは国内で、という見方もあるかもしれません。しかし、共同代表の萩原・前田や、SORAJIMAにジョインしたSORACOMIメンバーは、結成当初から「世界を獲る」ためにSORACOMIをスタートさせました。

現在、Webtoonは加速度的に世界中に広がりつつあります。その中でも次のマーケットとなるのは「アメリカ」そして「インドネシア」だと考えています。実際、アメリカで配信しているSORAJIMA作品は多くの方に楽しまれており、まだまだWebtoonは伸びていく市場に違いありません。一方で、インドネシアはWebtoonの市場が出来上がっていない国とも言えますが、経済成長や若年人口の多さに加え、日本のアニメや漫画カルチャーに明るい国であることから、SORAJIMAの作品を楽しんでいただけると確信しています。

このような状況下で、自社メディアとしての漫画アプリを持っていれば、世界中にSORAJIMAの作品を届けることができます。もちろん、それは簡単なことではありませんが、それでも「SORAJIMA作品をいつでもどの国にでも届けることができる」という「状態」は、壮大なミッションを掲げるSORAJIMAにとって非常に重要です。「今世紀を代表するコンテンツを生み出す」というミッションに向けて、今後も前進して参ります。