ロヒンギャに国籍がないのはなぜ?
アジアの民・ロヒンギャの人びとの悲劇は、私たちにさまざまな問題を投げかけています。
合同出版では2022年3月4日に『ぼくはロヒンギャ難民。: 差別され、迫害され、故郷を追われた人びと』を全国の書店・Amazon・楽天ブックスなどで販売します。
その昔、仏教国ビルマに移住したイスラム教徒の一群は、やがてロヒンギャと呼ばれますが、国籍が与えられず、いまもミャンマー軍の迫害によって、難民になる悲劇をくり返しています。
住んでいた村を焼き討ちにされたり、ミャンマー軍の監視網をくぐり抜け、ジャングルに潜んでは逃避行をつづけたりしています。捕まると強制収容所に連行されるので、いまも故郷には帰れていません。
こうしたロヒンギャの人びとの現状を、バングラデシュでの難民キャンプの調査に基づき紹介しています。そしてこの問題の歴史的背景や、あまり報道されない難民キャンプの周辺に暮らす人びとへの影響など、ロヒンギャ問題を知るための入門書です。
住んでいたところからはじき出され、帰りたくても帰れないロヒンギャの人びとが、今どこでなにを思い、どのように生きているのかを知ってください。
もし「ロヒンギャ難民キャンプにいったら、そこにいる人たちになんて話しかけようか、どんな話をしようか」と想像するだけでも、わたしたちの世界はまた一つ広がります。
ミャンマーの強制収容所から逃げ出したジョバイエットさん
難民キャンプでの暮らし
またもや起こった軍によるクーデター
- 目次
第2章 「ロヒンギャ」ってどんな人たち?
第3章 ロヒンギャ難民の抵抗組織の誕生
第4章 難民キャンプってどんなところ?
第5章 ホストコミュニティで起こっていること
第6章 進まないロヒンギャ難民の帰還
第7章 私たちにできること
- 書籍情報
【著】小峯茂嗣(NPO法人インターバンド代表理事)
本体:1,400円+税
A5判/168ページ
ISBNコード:978-4-7726-1490-0
- 著者プロフィール
1994年、ジェノサイド後のルワンダでの国民和解支援プロジェクトや、アジア諸国の民主化支援のための国際選挙監視活動、紛争経験国のファクト・ファインディング(実態調査)に、NGOとしてかかわる。
また大学教員として、紛争地域や平和構築の調査研究とともに、ルワンダ、バングラデシュ、タイ、東ティモール、韓国などの開発途上国や紛争経験国での海外実習プログラムを多数企画。これらのプログラムに参加した数多くの卒業生が、国連機関、開発援助機関、国際協力NGO、多国籍企業、国際報道などの分野で活躍している。
- 書籍のご購入
・Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4772614907/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_FDKYV96DC4N94871VGPJ
・楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17012844/?l-id=search-c-item-text-01
など
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