【『人生で一度も負けたことがない男』重岡銀次朗が公開スパーを実施】亀田興毅に特上のボディフックをくらわせる。初の世界戦を前に高い集中力を披露。
「日本ボクシング界の最終兵器・人生で一度も負けたことがない男」と称される重岡銀次朗はアマチュアでは高校5冠を獲得、アマ戦績は57戦56勝1棄権、そしてプロに転向後も8全勝、日本ミニマム級王座、WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座と、タイトルを次々と獲得するなど、輝かしい経歴を持つ。
公開スパーリング前に行われた会見で、亀田興毅ファウンダーは、
「僕の知る限りアマチュアで無敗の選手は居ないと思います。日本史上初じゃないですかね。
少なくともオリンピック金メダリストの村田諒太選手、先日4団体統一した井上尚弥選手、大晦日に試合を控える4階級制覇王者の井岡一翔選手はアマュアでも活躍していたボクサーですが、アマチュア時代に敗戦を経験しています。
その中で重岡銀次朗選手はアマチュア時代に県大会の決勝で兄と対戦。リングには上がったものの兄に勝ちを譲り棄権を申し入れて記録上敗戦した1敗のみ。実質無敗。そしてU–15時代も40戦無敗、プロに入って8戦全勝は凄まじい記録だと思います。
U–15、アマチュア、プロと合計105戦104勝。記録上は井上尚弥選手超えの怪物です。漫画の世界の話みたいな選手」と、高い期待を寄せた。
その賞賛に重岡銀次朗は、顔を緩めながらも謙遜した様子で、
「自分にとって、それは過去のこと。これから先、戦ったことのない強いレベルの選手との戦いが待っている。過去は過去、これから先の未来のことだけ考えて、自分は努力し続けるのみです」と語った。
一方、対戦相手は現IBF世界ミニマム級王者、メキシコのダニエル・バラダレス。ファイトスタイルは典型的なメキシカンファイター、キャリア30戦、銀次朗選手の4倍以上のプロキャリアがあるチャンピオンだ。
そんな相手に対して重岡は怯む様子もなく、
「世界戦を目指して、10年間以上頑張ってきたのでいつも以上に集中して練習に取り組んでいます。バラダレス選手は荒めのメキシカンという感じのボクシング。12ラウンド動き続けられるスタミナがある印象です。でも、自分は12ラウンドやる気はないです。もちろんその可能性もあるのを見越して練習をしていますが、相手がどう万全な状況でこようが自分が負けることはない。強いだろうけど負けることはない。しっかり勝つために、残りの3週間、練習を頑張ります」と意気込んだ。
亀田興毅ファウンダーからは、
「パラダレス選手はこれまで1階級上の階級で戦ってきていて、現在のミニマム級に階級を落としてチャンピオンになった選手なので、この階級ではパワーがあります。そして倒れたことがなくタフネスが売り。世界初挑戦で、未だ世界レベルでの実力が未知数の重岡銀次朗選手にとっては決して簡単な試合ではない。ここで銀次朗選手が圧勝するようであれば本当に怪物だと思います」と見解を示した。
会見の後、亀田興毅ファウンダーとのスパーリングを予定していたが、重岡銀次朗選手は「すみません、それはやらないんで。いつも通りの練習をやろうと思います」と宣言をし、亀田興毅ファウンダーは、「試合まで1ヶ月を切って世界戦の前なので、その減量前やピリピリした精神状態で、自分も世界戦前を経験しているからこそ分かります。また世界チャンピオンになったときに拳を交えることも検討したい。自分とのスパーに興味を持っていただいた方々には申し訳ないですが、ここは選手ファーストで」と、重岡の申し出を受け入れ、公開スパーリングは同門先輩であるバンタム級のA級ボクサー吉田京太郎とのみ実施となった。
2Rのスパーリングでは、強烈な左ストレートでぐらつかせ、接近しての連打にフックからボディー、アッパーのコンビネーション。ステップで距離を取ってからの飛び込みなど多彩なパターンを披露した。
スパーを見守った亀田興毅ファウンダーは、「ミニマム級とは思えないパワーですね。相手の選手は4階級も上なのにも関わらず階級差を感じさせない。テクニックがあって、ボクシングが上手い。普通のチャンピオンとは違う。並の上、特上クラス」と賛辞を連発。
スパーリング後には亀田興毅ファウンダーが自らドラムミットを持って重岡銀次朗のパンチを体感。ボディフックを受け止めると「今、頭揺れた。めっちゃパンチあるわ。スパーは、やったあかん。やらんくてよかった。8オンス(のグローブ)で入ったら相手は死ぬわ」と、重岡のパンチの強さに驚きの表情を見せた。「前に観たスパーと、今日のスパーの出来が全然ちがう。めちゃくちゃ仕上がってきている」と”人生で一度も負けたことがない男”の勝利を確信した。
重岡銀次朗はスパーリング後に、
「自分のやりたいボクシングが少しずつ形になってきましたが、それが完成するにはまだ時間がかかると思ってます。次の試合までに完成するかといえばそうではなく、今までのボクシングの延長でやりたいこともやって、自分が直すところはディフェンスと打ち終わりの意識。
こう言ったら悔しいんですが、完成形は井上尚弥選手。ディフェンスもできていて、でもアウトボクシングではなくしっかり自分から攻めつつ強いパンチを当ててよける。当ててよけて、当ててよけるというボクシングを自分もしたいです。自分は、まだまだ全然。それの途中です。」とコメント。
「まずは勝ち続けて今は日本の具志堅用高さんがもつ防衛記録13回をぬり替えることが目標。これは自分の小さい頃からの夢なので達成したいです。そしていつもの試合以上に集中して勝ちます」と”人生で一度も負けたことがない男”としての挑戦を掲げた。
公開スパーリングの様子は、Youtube内の「亀田興毅×亀田大毅の3150チャンネル(https://www.youtube.com/@kameda3150channel)」「ABEMA格闘【公式】(https://www.youtube.com/@Fight_ABEMA)」にて公開を予定している。
2023年、年明け最初のボクシングイベント「3150FIGHT vol.4」にどうぞご期待ください。3150!!
【3150FIGHT vol.4】 概要 |
■日時:2022年 1月6日 (金)
■開場:12:30 イベント開始予定:13:00
■会場:エディオンアリーナ大阪 第1競技場(地下鉄各線「なんば」駅から350m)
■主催:亀田プロモーション
■協賛:協賛各社
■提供:出場各ジム
■認定:日本ボクシングコミッション
■「3150FIGHT」公式ページ:https://www.3150fight.com
■「3150FIGHT」公式Instagram: https://www.instagram.com/3150fight
■「3150FIGHT」公式Twitter:https://twitter.com/3150Fight
■ABEMA視聴URL:https://abema.tv/channels/fighting-sports/slots/B9i6DaDwUsBJVu
■お問い合わせ:「KWORLD3ボクシングジム」06-6652-4333(12:00〜20:00・日曜日定休)
「3150FIGHT vol.4」 全対戦カード |
スーパーフライ級4回戦
芝野 浩記(スパイダー根本)
vs
森本 竜馬(KWORLD3)
ウェルター級4回戦
藪吹 リョー(折尾)
vs
福重 浩輝(KWORLD3)
スーパーライト級5回戦
日本フェザー級7位・大沢 宏晋(オール)
vs
樋口 和輝(ARITOMI)
フェザー級8回戦
日本スーパーバンタム級5位・中川 麦茶(一力)
vs
山下 賢哉(JB SPORTS)
スーパーフェザー級6回戦
日本スーパーフェザー級5位・奈良井 翼(RK蒲田)
vs
日本スーパーフェザー級14位・一道 宏(T &T)
ヘビー級4回戦
サトシ・イシイ
vs
ハン・チャンス(韓国)
フライ級8回戦
花田 歩夢(神拳阪神)
vs
WBC世界ライトフライ級4位・アサエル・ビリャル(パナマ)
ヘビー級8回戦
日本ヘビー級王者・但馬 ミツロ(KWORLD3)
vs
べダン・アガーワル(インド)
WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
木村 吉光(志成)
vs
力石 政法(緑)
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
王者・ダニエル バラダレス(メキシコ)
vs
同級5位・重岡 銀次朗(ワタナベ)
WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
王者・谷口 将隆(ワタナベ)
vs
同級2位・メルビン・ジェルサェム(フィリピン)
「3150FIGHT vol.4」 チケット情報 |
■販売チケット券種:
SRS席 50,000円 RS席 30,000円 A席 15,000円 B席 10,000円 2階B席 10,000円
3150チケット2階席 3,150円(NEW!)
▽「ローソンチケット」にて絶賛発売中!
Lコード:52886
https://l-tike.com/order/?gLcode=52886
▽「チケットぴあ」にて絶賛発売中!
Pコード:854-316
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2240532
すべての画像