LIMEX Sheet(ライメックスシート)を基材に使用したラベルを新発売
石灰石を使用して、プラスチック使用量の削減や森林・水資源の保全に貢献
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルは、株式会社TBM (本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑 敦義、以下TBM)が開発した石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」80μmを、OSPグループが長年培ったシール・ラベル製造のノウハウをいかし、粘着剤の塗工及び印刷技術の最適化を行うことでラベルへの実用化を可能にしました。
「LIMEX Sheet」は、TBMが石灰石を主原料として開発した製品で、ラベル用途として一般的に用いられるPP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)シートなどの合成紙と比較し、石油由来プラスチック使用量、ライフサイクル全体でCO2を含む温室効果ガス排出量を削減することができます。また、本製品は製品の原料に木材パルプを一切使用していないため、紙製ラベルと比較したとき、製造時の水使用量を大幅に削減でき、森林と水資源の保全に貢献できます。
■開発背景
脱プラの機運が高まるなか、OSPグループは環境課題解決企業として対応製品に力を入れており、TBMが開発したLIMEX Sheetは、環境負荷低減に繋がる製品ということで、両社の思惑が合致しました。また、合成紙の品質を担保しつつも地球環境の保全に役立つ製品を発売させたいというニーズにお応えすべく、開発に着手しました。
■優れた耐久性と耐水性
紙素材のラベルと本製品を比較した場合、耐久性と耐水性に優れているため、水滴の付着が想定される製品の粘着ラベル用途に適しています。その為現在、合成紙をご利用のラベルからLIMEX Sheetを基材に使用したラベルへの切り替えもご提案します。
■エシカル消費について
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルは、環境負荷低減に役立つラベルです。自社製品に利用いただくことで、環境保全を意識した企業姿勢のアピールへ繋がると同時に、エシカル消費を意識した生活者に対して購買行動にも繋がります。
■採用実績
「自然とともに歩む」を企業理念に掲げる株式会社八千代ポートリー(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:笠原 政利)は、循環型農業をはじめ持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進している中で、LIMEX Sheetの環境性能を評価いただき、人気ブランドのひとつである「食菜卵」の化粧ラベルに採用されることが決定しました。八千代ポートリーの全商品のラベルを、 LIMEX Sheetを基材に使用したラベルへ切り替えた場合、石油由来プラスチックの使用量を年間で約9トン、 CO2を含む温室効果ガス排出量を年間で約104トン削減できる効果*1が見込まれます。
*1 2022年の八千代ポートリーの販売実績に基づくTBMによる環境負荷の算定(原材料調達・シート製造・処分工程を対象とするライフサイクルアセスメント)より。参考値であり保証値ではありません。製造条件によって変動の可能性があります。
【大阪シーリング印刷 会社概要】
社名 :大阪シーリング印刷株式会社
所在地 :大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8
代表者 :松口 正
創業 :1927年
事業内容:シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージの製造・販売およびラベリングシステムの販売
URL :https://www.osp.co.jp/index.html
【OSPホールディングス 会社概要】
社名 :株式会社OSPホールディングス
所在地 :大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
代表者 :松口 正
設立 :1969年
事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務
URL : https://www.osp-holdings.co.jp/
OSPグループは、1927年に創業した計15社(国内9社・海外6社)を展開する総合パッケージ企業で、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。創業以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。
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