夏休み本番!子どもの“溺れる”“溺れている”を、きちんと知って命を守ろう!
一般社団法人miraii(所在地:名古屋市瑞穂区)が運営する“いるかきょうしつ(代表:高橋良彰)”が、Instagramを利用し、夏休みに入った子どもたちをもつ保護者へ向けて情報発信しました。




夏になると増える水場での痛ましい事故。
障がい児や難病児、そのきょうだい児らに向けてプールでの活動支援を行っている経験を活かし、保護者に向けて情報発信を行いました。
”溺れる”とはどういうことか、もう一度確認する
保護者にとって、溺れる=水面で暴れる・水面で大声を出して騒ぐという想像に至りやすい溺水。しかしながら、溺水する子どもたちは静かに底で沈んでいくことのほうが多く、“気が付いたら姿が見当たらない”という状況に陥ります。
特に、ハンディキャップ児・健常児に問わず、息苦しいが分からない、息が苦しい時にどうしていいのか分からないという様子が見てとれることがあります。また、水遊びが大好きな子にとっては、息ができない苦しいことよりも、ずっと潜っていたい気持ちが勝ることにより溺水に結びつくこともあります。
その結果、振り向いたら子どもがいなくなっていた、プールサイドから子どもを見ていたら急に消えたなどの状況を生み出します。
プールの中には魅惑がいっぱい
子どもたちにとって、プールの中は興味を惹く魅力が多くあります。
プール側面にある吐水口や流れるプールに設置されている噴出口は、水が出てくることもあり“手で触ってみたい”“顔を近づけてみたい”と気持ちを奪われやすい設置物です。特に、プール内の温度とは違う温度の水が出てくる場合、非常に子どもの関心を引きます。
次に、コースロープ。のぼりたい、ぶら下がりたい、頭でコースロープを持ち上げてみたいといった、子どもたちの格好の遊び場となりやすいです。しかしながら、特に非常に混雑している時には、水中で潜って遊んでいたら流され、いざ息をしようとしたときに頭上にコースロープがあり息ができず溺れることがあります。
特に、コースロープと壁のつなぎ目は非常に動きずらく、潜りこんでしまうと子どもの力では抜け出せないこともあります。
最後に、ビート板や浮き輪などの浮き具によって、水面が塞がれてしまい呼吸の際に水面に上がれず溺れることもあります。自分自身の用意した浮き具だけでなく、混雑時は他人の利用している浮き具にぶつかることも多くあります。水中に至っても、自分自身の持っている浮き具ではなく、他人の浮き具のせいで水面に上がることができず、溺水に繋がる恐れもあります。
ビート板に至っては、溺水の原因になるだけでなく、“乗ってみたい”衝動を抑えられず乗って遊ぶ子もいます。バランスを崩した瞬間、勢いよく浮き上がってくるビート板は凶器にもなり得ます。正しく利用するようにしましょう。
つい、陸上と同じ感覚にも至ってしまうから
子どもたちにとって、水遊びは楽しいレクリエーションのひとつです。夢中になればなるほど、我を忘れて大はしゃぎします。
そういったときも、苦しい時にも、子どもたちは水中で一緒にいるきょうだいや友達、保護者に乗ったり引っ張ったり、つかまったり、手に触れたものをつかもうとします。
つかまれたり引っ張られたりした側は、自分の意思でなく、潜ったままになってしまうこともあります。だからこそ、プールや海、川、お風呂に至っても、水中では他人をつかまないこと、乗らないこと、引っ張らないことを約束してから入水するようにしましょう。
息を吐いたら吸う。当たり前をまずは当たり前に。
溺水を起こさないためにも、まずは子どもたちに水中でも“息を吐いたら吸う”ことを覚えさせましょう。そのために、保護者が子どもと手をつなぎ、一緒に潜りながら苦しくなったら顔を上げることを繰り返し行いながら教えるようにしましょう。できるようになるまで何回でもやるようにします。
たったこれだけのことが、溺水から子どもを守ることにもつながります。
この夏も、この先の夏も、普段のお風呂であっても、子どもたちによる水の事故を減らし楽しいレクリエーションとしての水遊びができるよう、まずはできることから始められるといいですね。
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小児慢性特定疾病児をメインにハンディキャップを持った子やきょうだい児への居場所支援、学習支援を行っています
今年度後期以降、難病患者や元小児慢性特定疾患児を対象とした就労支援・雇用創出も行う予定です
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一般社団法人miraiiの一事業として、ハンディキャップを持った子とそのきょうだい児のための水泳支援を行っています
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