Workday、次世代の人財とデジタルワークフォースを強化する AI Agent Partner Network と Agent Gateway を発表

ワークデイ株式会社

Accenture 、 AWS 、 Google Cloud、Microsoft や PwC などの AI エージェントが Workday Agent System of Record とシームレスに連携し、Agent Gateway で主要プラットフォーム全体のワークフローを効率化


*本リリースは、 Workday Inc. が現地時間2025年6月3日に配信した
英文リリースに基づき作成した日本語抄訳です。その内容および解釈については、英文が優先されます。

 人事財務エージェントの AI プラットフォームを提供する Workday, Inc. は、 Workday Agent Partner Network を発表しました。これは、 Workday Agent System of Record (以下、 Workday ASOR) と連携する AI エージェントの構築を支援するグローバルパートナーエコシステムです。 Accenture、 Adobe、 Amazon Web Services(AWS)、 Auditoria.AI、 Compa、 Deloitte、 Glean、 Google Cloud、 IBM、 Kainos、 KPMG、 Microsoft、 Paradox、 PwC、 WorkBoardAI などの業界をリードする企業がいち早く Workday と連携し、 AI エージェントが業務の中核を担う未来に向けて、お客様のビジネスでの成功を支援します。

 さらに Workday は、 Agent Gateway も発表しました。これによりお客様は、 Workday ASOR 上で Workday および AI Agent Partner Network の AI エージェントをシームレスに連携、管理できるようになります。

 Workday Global partners、Senior Vice President のマシュー・ブラント(Matthew Brandt)は次のように述べています。

「Workday は約 20 年にわたり、統合された安全なプラットフォーム上で組織が人財と財務を管理できるよう支援してきました。今後、 AI エージェントと人間が協働する時代において、お客様は、信頼できる単一のプラットフォーム上で、人事、財務、エージェントのすべてを管理できる Workday に期待を寄せています。そのため、私たちは主要なテクノロジー企業と提携し、企業としての適切な管理体制を維持しながら、シームレスな運用を実現できる環境を提供していきます」

次世代のワークフォースマネジメント

 ワークフォースは今、根本的な変革期を迎えています。もはや、人間だけで構成されるものではなく、あらゆる職務において人間と AI エージェントが協働する形へと進化しています。業務の効率化から、まったく新しい働き方の創出、意思決定の支援まで、あらゆる業務を担当する AI エージェントは、業務の遂行に欠かせない存在となりつつあります。この新たな現実は、ロール、ワークフロー、そしてチームの定義そのものに変革をもたらしています。デジタルワーカーがワークフォースの一員として重要な役割を担う中、企業は、人間の従業員と同様に、採用、管理、コンプライアンスの確保、成果の測定を見直す必要があります。

企業における AI エージェントの潜在能力を最大限に引き出す

 AI エージェントがワークフォースの中核を担うようになる中、 Workday ASOR は、人財管理と同様の方法で、エージェントの採用、オンボーディング、責任の割り当て、成果を管理するためのツールを提供します。企業はエージェントのロールの明確な定義、アクセス可能なデータの制御、実行できるアクションの管理や、パフォーマンス管理ができるようになります。これにより、人間とエージェントのすべての貢献者がビジネス目標に向けて連携し、同じ方向を目指すことが可能になります。エージェントが Workday、パートナー、あるいはお客様自身によって構築されたいずれのものであっても、 Workday ASOR は、それらが安全に、効率的に、そして信頼性を確保して運用されることを支援します。

 Accenture、 Adobe、 Amazon Web Services(AWS)、 Auditoria.AI、 Compa、 Deloitte、 Glean、 Google Cloud、 IBM、 Kainos、 KPMG、 Microsoft、 Paradox、 PwC、 WorkBoardAI などのパートナー企業は、自社の AI エージェントを Workday ASOR に連携することで、システム間でよりシームレスかつ高度な連携を実現し、コラボレーションを強化します。これにより、業務の効率性、俊敏性そして業務の進め方に対するインパクトがさらに高まります。人間と AI エージェントが共に働く未来のワークフォースを管理するうえで、これは極めて重要な一歩です。

 たとえば、採用担当者や採用マネージャーが面接のスケジュールを迅速に決定する必要がある場合、 Workday ASOR 内で Paradox の Interview Scheduling エージェントを活用することができます。このエージェントは Workday Recruiting と直接連携するため、スケジュールの調整、リマインダーの送信、候補者からの質問への回答など、面接プロセス全体を支援します。

Agent Gateway:システムとパートナー間で AI エージェントを統合

 Workday の新しい Agent Gateway を使うことで、 Workday のパートナーは自社の AI エージェントを Workday ASOR に簡単に連携することができるようになります。モデルコンテキストプロトコル(MCP)やエージェント間プロトコル(A2A)などの共有プロトコルを使用することで、エージェントの開発元を問わず、シームレスに連携し、情報をやりとりできます。Workday Illuminate エージェントは、ユーザーがどこで作業していてもシステムを横断して機能し、リアルタイムでの支援や業務の自動化を提供し、業務効率の向上と時間の短縮を実現します。

Workday Marketplace に AI エージェントが登場

 Workday および Workday のエージェントパートナーネットワークによる AI エージェントが Workday Marketplace で利用可能になりました。 Workday Marketplace では、ビジネスニーズを解決するさまざまなアプリやエージェントソリューションを簡単に見つけ、調達し、導入することができます。 Workday Marketplace で現在利用可能な Illuminate エージェントには、ビジネスプロセス最適化エージェント、会計監査エージェント、給与管理エージェント、リクルーターエージェント、タレントモビリティエージェントがあります。お客様は、これらのエージェントを Workday ASOR を通じて簡単に導入・管理できます。

Workday Illuminate:未来の働き方を実現する AI

 Illuminate は、次世代の Workday AI です。世界最大かつ最もクリーンな人事および財務データセットに基づいて構築され、年間 1 兆件以上のトランザクションに支えられています。Illuminate は、データが紐づくビジネスコンテキストを理解し、従業員を支援し、財務業務を効率化し、組織全体で抱える AI エージェントを一元管理することによって、ビジネスのオペレーションを変革します。スキル、パフォーマンス、目標、コストおよび ROI 指標、組織モデル、個人の特性に至るまで、 Illuminate は業務を遂行する上であらゆる側面を文脈に応じて深く理解します。これにより、意思決定の迅速化、ワークフォースの計画の改善、生産性の向上など、測定可能なビジネス効果を実現します。

Workday エージェントパートナーネットワークのサポート

 AWS Vice President of Agentic AIのスワミ・シヴァスブラマニアン(Swami Sivasubramanian)氏は次のように述べています。

「AWS は、 Amazon Bedrock の包括的な基盤モデルのエコシステムと、エンタープライズ向けの開発フレームワークを通じて、 AI エージェント開発の未来を牽引しています。 Workday ASOR により、組織はこれらのエージェントを倫理的に管理する体制をより強固に構築できるようになります。 Workday との協業を通じて、エージェンティック AI による新しい働き方の創出に貢献できることを大変嬉しく思います。両社は、セキュリティと責任ある AI に対する共通の価値観を軸に、企業が飛躍的な価値を引き出すことができるよう支援していきます」

  Deloitte U.S. Chief Commercial Officer for Zora AI のアブディ・グダルジ(Abdi Goodarzi)氏は次のように述べています。

「Workday との戦略的提携により、当社の AI エージェントは、組織が特定のニーズや業界プロセスに対応し、品質を維持しながら効率性を高めることを可能にするでしょう。これらのエージェントは、認識、推論、行動する能力を備えており、財務、人事、税務などの部門間で、ワークフローの最適化、ならびにより多くの情報に基づいた意思決定を可能にするなど、企業変革を推進しています」

 KPMG LLP Vice Chair of AI and Digital Innovation のスティーブ・チェイス(Steve Chase)氏は次のように述べています。

「AI エージェントは『デジタル同僚』とも言えますが、今後ワークフォースにおいてますます不可欠な存在になるでしょう。 Workday ASOR は、組織がこうした大きな変化の波に乗るための支援に最適なソリューションです。 Workday と協業し、正社員や契約社員と同じように、新たなデジタルワークフォースを自信を持って管理できるよう、お客様を一緒に支援できることを大変嬉しく思います」

 PwC U.S. and Global Commercial Technology and Innovation Officer のマット・ウッド(Matt Wood)氏は次のように述べています。

「Workday ASOR は、 AI を単に利用可能にするだけではありません。透明性、信頼性を備え、ビジネスワークフローへ深く統合されることで、実業務で本当に役立つ存在へと進化させる重要な一歩を実現します。 Workday との協業により、コンプライアンス対応からコスト最適化に至るまで、測定可能な効果をもたらす分野に AI エージェントを組み込むことが可能になります。私たちは、現実的な成果に焦点を当てることで、お客様が AI の活用を試験的な取り組みに留めることなく、持続的な競争優位へと転換できるよう支援しています」

 Agent Gateway は、 2025 年末までに早期導入を希望されるお客様に提供開始予定です。

詳細情報

  • Workday が Illuminate の機能を開発者に提供する方法の詳細は、こちらをご覧ください。

  • 本日より Workday Marketplace で利用可能な Workday とパートナーの新しいエージェントに関する詳細は、こちらをご覧ください。

以上

Workday について
Workday は、人事財務エージェントを一元管理するAI プラットフォームを提供しています。Workday のプラットフォームは AI を中核とし、従業員の能力向上や、仕事力の強化、常に先を見据えたビジネスの実現を可能にするよう構築されています。中規模企業から Fortune 500 企業に選出される企業の 60% 以上に至るまで、11,000 社以上の世界中にあるさまざまな業界の企業・組織が Workday を導入しています。
ワークデイの詳細については、こちらをご覧ください。

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
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電話番号
03-4572-1200
代表者名
古市 力
上場
未上場
資本金
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設立
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