「冬場の安定した熱環境での睡眠効率に関する基礎調査」株式会社Gハウス、山形大学との共同研究論文を「第49回 人間-生活環境系シンポジウム」にて発表
高性能住宅の「安定した室温」が冬季の良質な睡眠に貢献する可能性を実証。

株式会社Gハウス(本社:大阪府大阪市旭区、代表取締役社長:趙 晃啓)は、国立大学法人山形大学大学院理工学研究科との共同研究の成果をまとめた論文を2025年11月22日(土)・23日(日)開催の「人間-生活環境系学会大会 第49回 人間-生活環境系シンポジウム」にて発表いたしました。
本研究は、冬季において当社の高気密・高断熱のモデルハウスと一般住宅を比較し、住宅の熱環境(室温・湿度)の安定性が、居住者の睡眠効率(睡眠の深さ・安定度)に与える影響を科学的に検証したものです 。
《冬場の安定した熱環境での睡眠効率に関する基礎調査 発表論文》
d159579-27-7a9dc5dfdbac251e05d06fe23b76fe26.pdf◾️開催概要
学会名 :人間-生活環境系学会大会 第49回 人間-生活環境系シンポジウム
開催地 :奈良女子大学
開催日程 :2025年11月22日(土)・23日(日)
公式サイト:https://jhes-jp.com/
■研究背景
近年、住宅の高性能化が進む一方、当社がこだわり抜いて提供する高気密・高断熱性能が、お客様の生活の質(QOL)にどのように貢献しているかを定量的に裏付ける、科学的根拠が不足していました。特に、人生の基盤となる睡眠の質と、高気密・高断熱住宅が実現する安定した熱環境との定量的な因果関係を、実際に住まう環境で実証することは困難でした。
Gハウスは、当社の家づくりがお客様の生活の質(QOL)につながっているという定量的な確信を得るため、山形大学の著名な睡眠研究者グループ「ぐっすりコンソーシアム*」と共同研究を実現し、健康に寄与する住環境の具現化を目指した実証データ取得に至りました。
◾️研究内容
1. 研究の目的と方法
本研究は、冬季において、Gハウスの高気密・高断熱モデルハウスの寝室と、被験者個人の自宅寝室の熱環境(室温・湿度)を比較することで、睡眠の質に与える影響を客観的・主観的に評価することを目的とした基礎調査です。
被験者:健康な成人男性6名
方法 :各被験者は冬季のモデルハウスと自宅寝室でそれぞれ3夜連続で計測を実施し、初日のデータを除いた2日目と3日目のデータを分析に利用
評価項目:
・客観的評価:アクチグラフによる睡眠効率(SE)の算出
・主観的評価:OSA-MA(主観的睡眠感)による寝つき、眠気、疲労回復などのアンケート評価
・環境要因:室温、相対湿度、二酸化炭素濃度、照度などを計測
2. 環境要因の比較
冬季の夜間(午後8時〜午前6時)における寝室環境は、モデルハウスと自宅で顕著な違いが確認されました。


モデルハウスの夜間平均室温は22.3℃〜23.7℃と高めで、一日中ほとんど変動はせず、室温は安定。自宅寝室と比べても1日の温度変化のばらつきが極めて小さいことが確認されました。
3. 試験結果:睡眠の質と環境の関係
上記環境下での睡眠の質を評価した結果、高気密・高断熱住宅の優位性が示唆されました。


① 室温が高い方が睡眠効率が高い傾向
睡眠効率(SE)は、モデルハウスの方が高い傾向にある被験者が多数を占めました(ただし、本調査では統計的な有意差は確認されていません)。室温が25℃付近でSEが最も高くなりやすい可能性が考えられ、暖かく熱環境的に安定した寝室が、客観的な睡眠結果を改善する可能性が示唆されました。
② 主観的な睡眠の質も向上
主観的睡眠感(OSA-MA)の評価では、「夢見」以外の全ての因子において、ほとんどの被験者でモデルハウスの方が高い得点を示しました。これは、Gハウスの熱環境が、寝つきや疲労回復といった主観的な睡眠の質をサポートしていることを意味します。
③ 低湿環境でも悪影響は確認されず
モデルハウスは相対湿度が低い乾燥環境でしたが、低湿が睡眠効率や主観的睡眠感に悪影響を与える傾向は確認されませんでした。このことから、乾燥感よりも室温の安定性の方が、睡眠中の快適性に大きく影響している可能性が考えられます。
これらの結果から、Gハウスの高気密・高断熱住宅は、暖かく安定した寝室環境を提供することで、冬季の客観的および主観的な睡眠の質の改善に貢献する可能性が示唆されました。
◾️今後の展望
この度の研究結果は、当社の高性能住宅がお客様の生活の質に貢献し得るという、長年の取り組みの方向性が間違っていないことを示唆する、大変前向きな結果となりました。この成果を励みとして、共同研究機関とともに引き続き研究を推進し、被験者数を増やすなどして今後も研究を継続し、結果の確実性をさらに高めていく予定です。Gハウスは、「人生を変える家。」というスローガンに基づき、これからも科学的根拠に基づいた「健康性能」を具現化し、より多くの方に質の高い暮らしを提供してまいります。
◾️論文概要
冬場の安定した熱環境での睡眠効率に関する基礎調査
《発表論文》
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株式会社Gハウス
商品企画部 西野 秀樹
山形大学
教授 山内 泰樹 客員教授 木村 文雄
安田女子大学
講師 太田 周彰(研究開始当時:山形大学大学院/現:安田女子大学 講師)
*「Good Sleep」コンソーシアム について

寝不足な現代人に効率のよい睡眠を提供するために。
「Good Sleepコンソーシアム(ぐっすりコンソ)」は、山形大学が主導する睡眠課題解決のための実証プラットフォームです。この共創の場を通じて、企業と大学が連携し、日本の睡眠研究開発の基盤を築きながら、多種多様な睡眠課題の解決策を社会に実装することを目指しています。
株式会社Gハウスについて
株式会社Gハウスは、大阪や奈良、京都を拠点に高性能な新築戸建住宅を中心とした住まいづくりを展開する工務店です。「人生を変える家。」をスローガンに、高気密高断熱・IoTといった機能性とデザイン性を両立させた提案と、誠実なサポートを通じて理想の住まいを提案。変化の激しい注文住宅市場において過去5年間で売上は43億円増、年間950組の来場を記録し全国で売上成長率No.1*を達成しました。

あらゆる人に、自由と、人生の豊かさを。
性別や国籍、職業、年収などにかかわらず、あらゆる人が安心・快適に過ごせる居場所を持つこと。時間やお金といった制約から解放され、人生をより自由に輝かせられること。そんな暮らしの豊かさを。その先にある社会の発展を。
次の世代に受けつないでいくために。
【会社概要】
企 業 名 : 株式会社Gハウス
所 在 地 : 〒535-0022 大阪府大阪市旭区新森2-23-12
代 表 者 : 代表取締役社長 趙 晃啓
事業概要: 注文住宅、不動産業、外構、賃貸業
拠点 : 豊中オフィス
〒561-0852 大阪府豊中市服部本町1-2-8
奈良オフィス
〒630-8244 奈良県奈良市三条町606-7 スクエア奈良三条1階
京都オフィス
〒600-8891 京都府京都市下京区西七条東八反田町33 パデシオン京都七条1階
不動産・外構オフィス
〒535-0022 大阪府大阪市旭区新森6-3-25 エクセレント新森1階
Gハウス公式HP:https://g-house.osaka.jp/
Gハウス 採用サイト:https://g-house-recruit.com/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@Ghouse-osaka
公式Instagram:https://www.instagram.com/ghouse_osaka/
*株式会社住宅産業研究所 2024年度成長性・売上高伸率ランキング(22~24年度)に基づく
【本件に関するお問い合わせについて】
株式会社Gハウス 広告・マーケティング部
E-Mail:mktg@g-house.osaka.jp
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