44.2%が「歯が痛くなってから受診」。定期検診が定着しない理由とは?

株式会社smileline・歯科医院の定期検診に関するアンケート

株式会社smileline

歯科医院に対する意識調査を実施したところ、「歯科医院は歯が痛くなってから行く場所」と考える人は44.2%にのぼり、依然として“治療中心”の受診意識が根強いことがわかりました。

定期検診の受診きっかけとして最も多かったのは「歯に痛みや違和感が出た時」(47.6%)で、予防目的での受診は十分に定着していない実態が明らかになりました。

また、定期検診にかけられる費用は「3,000円未満」が83.6%を占め、「費用が安い」(29.2%)、「予約が取りやすい」(22.6%)、「通いやすい立地」(21.0%)など、通院しやすい環境整備が継続受診の鍵となることがわかりました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社smilelineと駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科による調査」である旨の記載

・駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科(https://www.komagome-shika.com)へのリンク設置

「歯科医院の定期検診に関するアンケート」調査概要

調査期間:2026年06月15日 ~ 2026年06月15日

調査機関:株式会社smileline(自社調査)

集計対象:全国の30代〜59代男女

有効回答:500サンプル

調査方法:インターネット調査

質問1:「歯科医院は歯が痛くなってから行く場所」という考えに最も近いものを選んでください。

質問2:定期検診にかけられる費用として最も近いものはどれですか?

質問3:定期検診に行こうと思うきっかけとして最も近いものは何ですか?

質問4:歯科医院に対して、最も感じるハードルは何ですか?

質問5:歯科医院から定期検診の案内が来た場合、どう感じますか?

質問6:定期検診に通いやすくなると感じる一番の条件は何ですか?

質問7:歯科医院の定期検診について、最も強いイメージについて教えて下さい。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■44.2%が「歯が痛くなってから受診」。定期検診が定着しない背景とは?

「歯科医院は歯が痛くなってから行く場所」という考えについて尋ねたところ、「非常にそう思う」(13.4%)、「ややそう思う」(30.8%)を合わせた44.2%と、約2人に1人が「歯が痛くなってから受診する場所」と認識していることがわかりました。

しかし、「どちらともいえない」と回答した人も17.4%存在しており、「歯科医院は治療のために通う場所なのか、それとも予防のために通う場所なのか」という認識が、まだ社会全体で定着していない実態が明らかになりました。

自由回答から見えた「予防歯科」への期待

「歯科医院は歯が痛くなってから行く場所」という考えについて、自由回答では「痛くなる前に行くこと」「虫歯等の予防のために行く」「普段から歯石・歯周病のチェックをして問題が発生する前に予防するもの」といった声が寄せられました。

また、「本来は最低でも1年に1回は定期健診に行くべき」といった回答も見られ、症状が出てから受診するのではなく、健康維持のために定期的に通院することの重要性を認識している人も一定数存在していることがうかがえます。

一方で、調査全体では約2人に1人が「歯科医院は歯が痛くなってから行く場所」と回答しており、自由回答との間には意識と行動のギャップが見受けられます。

予防歯科への理解は広がりつつあるものの、定期検診の習慣化には至っていない実態が明らかとなりました。

「普段から歯石・歯周病のチェックをして、問題が発生する前に予防するもの」(50代男性・大阪府)

「虫歯等の予防のために行く」(50代男性・宮城県)

「本来は最低でも1年に1回は定期健診にいくべき」(50代男性・滋賀県)

「痛くなる前に行くこと」(50代女性・京都府)

■「定期検診は高い」は思い込み? 8割以上が“3,000円未満なら通える”と回答

定期検診にかけられる費用について尋ねたところ、「1,000円未満」(28.2%)、「1,000~2,000円未満」(27.8%)、「2,000~3,000円未満」(27.6%)と回答がほぼ均等に分かれる結果となりました。「歯科の定期検診は費用がかかりそう」というイメージを持つ人は少なくありませんが、今回の調査では、多くの人が“数千円程度であれば定期的に通いたい”と考えている実態が明らかになりました。

自由回答では「無料」「分からない」「想像できない」「特になし」「検診を受けたことはない」といった声も寄せられました。特に、「いくらかかるかわからない」「検診を受けたことがないため費用感が想像できない」という回答からは、定期検診の費用そのものよりも、費用に関する情報不足が受診のハードルになっている可能性がうかがえます。

男女別に見ると、「1,000円未満」と回答した割合は男性が33.9%と、女性の21.2%を上回り、男性の方が費用に対する意識が強い傾向がみられました。

今回の結果から、定期検診が定着しない理由は、必ずしも費用の高さだけではないことが示唆されました。歯科医院側には、定期検診にかかる費用を明確に提示することに加え、「どのような検査を行うのか」「定期的に通うことでどのようなメリットがあるのか」をわかりやすく伝えることが、受診率向上の鍵になりそうです。

男性 292人/女性 208人 中

1,000円未満 :男性 99人(約33.9%)/女性 42人(約20.2%)

1,000~2,000円未満 :男性 79人(約27.1%)/女性 60人(約28.9%)

2,000~3,000円未満 :男性 69人(約23.6%)/女性69人(約33.2%)

3,000~5,000円未満:男性 31人(約10.6%)/女性 29人(約13.9%)

5,000円以上:男性12人(約4.1%)/女性5人(約2.4%)

その他:男性2人(約0.7%)/女性3人(約1.4%)

■「定期検診」なのに受診のきっかけは“痛み”。予防歯科の理想と現実にギャップ

定期検診に行こうと思うきっかけについて尋ねたところ、最も多かった回答は「歯に痛みや違和感が出た時」(47.6%)でした。

本来、定期検診は虫歯や歯周病を早期発見・予防するために受けるものですが、実際には約2人に1人が「症状が出てから受診を考える」と回答しており、“予防”よりも“治療”を目的とした受診行動が根強く残っている実態が明らかになりました。特に注目したいのは、「家族や知人に勧められた時」が3.6%にとどまった点です。口コミや身近な人からの後押しよりも、歯科医院からの直接的な案内の方が受診行動に影響を与えていることがうかがえます。

自由回答から見えたのは「きっかけがない人ほど通っている」という意外な実態

定期検診に通うきっかけについての自由回答では、「3カ月に1回程度」「半年に1度と決めている」「検診時に次回の予約を入れている」「定期的にクリーニングに行っているのできっかけはない」といった声が多く寄せられました。特に注目したいのは、「きっかけはない」という回答です。一見すると受診意欲が低いようにも受け取れますが、その実態は、「すでに定期受診が習慣化しているため、特別なきっかけを必要としていない」というものでした。

実際に、「毎回行った時に次回の予約を入れる」「3カ月おきに習慣で予約している」といった回答からは、受診を継続している人ほど、その都度受診理由を考えるのではなく、日常生活の一部として定期検診を取り入れている様子がうかがえます。

「普段から何もなくても三ヶ月に一度はみてもらっている」(40代女性・大阪府)

「検診時に次回の予約を入れている」(40代女性・福井県)

「定期的にクリーニングに行ってるのできっかけはない」(30代女性・岡山県)

「半年に1度と決めているので」(50代女性・神奈川県)

「長年放置していた歯石が酷い状態になってようやく気付いた」(50代男性・大阪府)

今回の調査では、「歯に痛みや違和感が出た時」が受診のきっかけとして最も多い結果となりましたが、自由回答からは、定期検診を継続している人ほど「きっかけに頼らない」という、新たな実態も見えてきました。定期検診の定着には、受診を促すきっかけづくりだけでなく、「受診時に次回予約を取る」「受診時期をあらかじめ決める」など、通院を習慣化できる仕組みづくりが重要であると考えられます。

■歯科医院に通わない理由は「痛み」でも「費用」でもない? 最大のハードルは“通院の面倒さ”

歯科医院に対して最も感じるハードルについて尋ねたところ、最多となったのは「通院が面倒」(27.8%)でした。歯科医院に対するハードルとして、「痛そう」「怖い」といったイメージが強いと思われがちですが、今回の調査では、実際には治療内容そのものへの不安よりも、「通院の手間」や「費用のわかりにくさ」といった利便性に関する課題が大きいことが明らかになりました。

自由回答から見えた“見えない受診ハードル”「怖さ」よりも「体験への不安」が受診を左右

歯科医院に対するハードルについての自由回答では、「特にない」という声が複数寄せられました。

特に注目したいのは、「威圧的」という回答です。治療内容や費用だけでなく、歯科医師やスタッフとのコミュニケーションも、通院のしやすさに大きく影響している可能性があります。

調査全体では、「通院が面倒」「費用が不透明」「予約が取りづらい」といった利便性に関する項目が上位を占めましたが、自由回答からは、数値だけでは見えにくい“感情面の負担”も存在していることがわかります。

「威圧的」(40代男性・京都府)

「痛い」(40代男性・愛知県)

「水が冷たくて歯がしみる」(50代男性・東京都)

「上記全て」(50代女性・大阪府)

「特にない」(50代女性・神奈川県)

定期検診の定着には、予約のしやすさや費用の明確化だけでなく、患者が安心して通えるコミュニケーションや、過去の不快な体験に配慮した診療環境づくりも重要であることが示されました。

■「行こうと思っていても行けない」人が多数? 

歯科医院からの“ひと押し”が受診行動を変える可能性

歯科医院から定期検診の案内が来た場合の印象について尋ねたところ、「行くきっかけになる」(30.8%)が最も多い結果となりました。実際に、定期検診は緊急性が低いため、忙しさや日常生活を優先して後回しにされがちです。そのため、歯科医院からの案内は、患者にとって受診を思い出す“リマインド”として機能している可能性があります。

男女別に見ると、女性の方が案内を前向きに受け止める傾向が明らかになりました。

「行くきっかけになる」と回答した割合は、男性が24.0%だったのに対し、女性は40.4%と16.4ポイント高い結果となりました。男性は単に案内を送るだけではなく、「どのような検診を行うのか」「費用はいくらかかるのか」「受診によってどのようなメリットがあるのか」といった具体的な情報が、受診の判断材料になっていると考えられます。

男性 292人/女性 208人 中

行くきっかけになる : 男性 70人(約24.0%)/女性 84人(約40.4%)

少し気になる : 男性 48人(約16.4%)/女性 48人(約23.1%)

内容次第で検討する: 男性 88人(約30.1%)/女性 37人(約17.8%)

特に気にしない  : 男性 63人(約21.6%)/女性 19人(約9.1%)

むしろ負担に感じる: 男性 21人(約7.2%)/女性 17人(約8.2%)

その他:男性 2人(約0.7%)/女性 3人(約1.4%)

定期検診の案内は一律に配信するのではなく、男女によって内容や訴求ポイントを変えることが重要であることが示されました。女性に対しては、受診時期を知らせるリマインドとして継続的に案内を行うことが有効である一方、男性に対しては、検診内容や費用、将来的な治療リスクの回避といった具体的なメリットを伝えることで、受診率向上につながる可能性があります。

■「痛くない」だけでは通わない? 定期検診の決め手は“治療”より“コスパとタイパ”

定期検診に通いやすくなる条件について尋ねたところ、最も多かった回答は「費用が安い」(29.2%)でした。患者が定期検診に求めているのは、痛みへの配慮よりも、「費用負担の少なさ」や「時間をかけずに通えること」でした。

男女別に見ると、重視するポイントに違いが見られました。
男性で最も多かった回答は「費用が安い」(34.2%)で、女性の22.1%を12.1ポイント上回りました。、「通いやすい立地」(20.2%)、「予約が取りやすい」(19.9%)、「土日や夜間診療がある」(14.4%)が続き、費用対効果や通院の負担軽減を重視する傾向がうかがえます。

女性で最も多かった回答は「予約が取りやすい」(26.4%)で、「費用が安い」(22.1%)、「通いやすい立地」(22.1%)を上回る結果となりました。

男性 292人/女性 208人 中

予約が取りやすい :男性 58人(約19.9%)/女性 55人(約26.4%)

費用が安い :男性 100人(約34.2%)/女性46人(約22.1%)

土日や夜間診療がある :男性42人(約14.4%)/女性 30人(約14.4%)

痛みへの配慮がある:男性 28人(約9.6%)/女性 29人(約13.9%)

通いやすい立地:男性 59人(約20.2%)/女性 46人(約22.1%)

その他 :男性 5人(約1.7%)/女性 2人(約1.0%)

男性は「できるだけ費用を抑えたい」、女性は「自分の生活リズムに合わせて無理なく通いたい」と考える傾向が見えてきました。

定期検診の受診率向上には、一律の施策ではなく、男性には費用の明確化やお得感のある検診プランの提案、女性には予約のしやすさや柔軟な診療時間の提供など、それぞれのニーズに応じたアプローチが求められそうです。

■「定期検診は必要」なのに通えない──“意識”と“行動”のギャップが浮き彫りに

歯科医院の定期検診について最も強いイメージを尋ねたところ、「健康維持に必要」(37.2%)が最多となりました。また、「痛そう・怖い」は10.2%、「必要性を感じない」は4.2%にとどまり、定期検診を敬遠する理由は、従来イメージされてきた“痛みや恐怖”ではない実態も浮かび上がっています。

今回の調査から見えてきたのは、「定期検診は必要だとわかっているのに、費用や手間が壁となり、行動に移せない」という“意識と行動のギャップ”です。

自由回答では、「煩わしい」という声も寄せられました。

この一言には、予約や通院の手間だけでなく、「時間を確保するのが難しい」「症状がないため優先順位が下がる」といった、定期検診特有の心理的ハードルが凝縮されていると考えられます。

男女別に見ると、定期検診に求める価値観に明確な違いが見られました。

女性で最も多かった回答は「健康維持に必要」(46.6%)で、男性の30.5%を16.1ポイント上回りました。

男性 292人/女性 208人 中

健康維持に必要 :男性 89人(約30.5%)/女性 97人(約46.6%)

面倒 :男性 68人(約23.3%)/女性34人(約16.4%)

費用がかかる :男性 94人(約32.2%)/女性 45人(約21.6%)

痛そう・怖い:男性 23人(約7.9%)/女性 28人(約13.5%)

必要性を感じない:男性 17人(約5.8%)/女性 4人(約1.9%)

その他 :男性 1人(約0.3%)/女性 0人(約0.0%)

興味深いことに、「痛そう・怖い」と回答した割合は女性が13.5%、男性が7.9%と、女性の方が高い結果となりました。しかし、それにもかかわらず、女性は「健康維持に必要」と考える割合が高く、治療への不安を抱えながらも予防意識を優先している様子がうかがえます。

今回の調査結果から、男性は「費用」や「面倒さ」といった現実的な負担を、女性は「健康維持」という長期的なメリットを重視していることが示されました。

定期検診の受診率向上には、男性には費用対効果や将来的な治療費削減のメリットを伝え、女性には健康維持や予防効果を訴求するなど、性別に応じたコミュニケーションが重要になりそうです。

 まとめ 

「定期検診は健康維持に必要」――そう考える人が最も多い一方で、約2人に1人は「歯が痛くなってから受診する」と回答しました。

定期検診が定着しない理由として、「痛そう・怖い」といったイメージを想像する人も多いかもしれません。しかし、今回の調査で見えてきた本当の壁は、「通院が面倒」「費用がかかる」「予約が取りづらい」といった、日常生活の中に潜む“小さな面倒”でした。

さらに、歯科医院からの定期検診の案内には4人に3人が前向きな反応を示しており、多くの人は「行きたくない」のではなく、「つい後回しにしている」だけなのかもしれません。

患者が求めているのは、「痛くない歯医者」よりも、「気づいたら通えている歯医者」。

定期検診のカギは、予防意識を高めること以上に、“後回しにさせない仕組み”にありそうです。

<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社smilelineと駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科による調査」である旨の記載

駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科https://www.komagome-shika.com)へのリンク設置

【駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科について】

住所:東京都豊島区駒込1-42-4 第23菊地ビル1F・2F

電話番号:03-6902-9259

【株式会社smilelineについて】

本社:〒105-0004 東京都港区新橋1-12-9 新橋プレイス7F

URL:https://smile-line-r.com

事業内容:医療総合コンサルティング、ブランディング、内装工事、材料サービス、WEB事業

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会社概要

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URL
https://dental-senmon-jimu-jimucyo-daikou.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区六本木4-1-16-903
電話番号
070-4533-4494
代表者名
井元郷人
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2020年02月