AIが選ぶ、あなたの潜在意識が求める一冊 SNSの投稿内容から性格を分析し、学生と本をマッチング
近畿大学(大阪府東大阪市)は、AI(人工知能)がSNSの投稿内容から学生一人ひとりの性格を分析し、その人の潜在的興味に一番合致する本を紹介する新サービスを開始します。本機能は、ウェブアプリケーションの開発などを手掛ける株式会社エイド・ディーシーシー(大阪府大阪市)が開発し、今年4月に開設した近畿大学の新たな学術拠点「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」の公式ホームページで、本日、平成29年(2017年)6月26日(月)10:00に公開されました。
【本件の概要】
「ACADEMIC THEATER」の中心施設である図書館「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」は、編集工学研究所所長・松岡正剛氏の監修によって、マンガ約2万2千冊を含む約7万冊の本を配架しています。これらの本を学生に活用してもらうため、AIを使って、学生一人ひとりに適した本を紹介するサービスを開始します。
本サービスでは、AIがTwitterもしくはFacebookの投稿内容から学生のキャラクターを分析。心理学のビッグファイブ理論に基づいて、人間の性格を構成するとされる「開放性」「誠実性」「外向性」「調和性」「神経症傾向」の5つの因子に関連する言葉(次頁参照)を抽出し、スコア化します。AIは、BIBLIOTHEATERに配架している7万冊の本についても、書評を分析して5項目をスコア化。その人の特性分布値と最も近い本をお薦めの本として抽出します。
AIが学生のSNS投稿をもとに潜在意識を刺激するお薦めの一冊との偶発的な出会いを創出することで、本離れが進むと言われる学生に読書のきっかけを提供します。
■URL:https://act.kindai.ac.jp/
■公開日:平成29年(2017年)6月26日(月)10:00
【ビッグファイブ理論とは】
現在、性格の特性を表現するモデルでは特性5因子モデルというものがよく使われています。これは、ビッグファイブという5つの性格を表す特性因子で人の性格の特徴を表そうとする考え方で、1980年代にアメリカの心理学者ゴールドバーグ(Goldberg,L.,R.)が指摘して以降注目されはじめました。それら特性因子とは、「開放性」「誠実性」「外向性」「調和性」「神経症傾向」の5つです。
今回、学生と本のマッチングにはこのビッグファイブ理論を用いており、学生のSNSの投稿内容からそれぞれの因子に関連するワードを抽出してスコア化し、その分布値が最も近い本をお薦めの本として紹介します。
【「@kinkidaigakuPR」Twitterアカウントの場合】
近畿大学総務部広報室のTwitter公式アカウント@kinkidaigakuPRでテストしました。AIによるマッチングの結果選ばれたのは、『倭人伝、古事記の正体:卑弥呼と古代王権のルーツ』(足立倫行 著、朝日新書)でした。
【ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)】
自習室は24時間利用可能で女性専用室も完備
今年4月にオープンした近畿大学東大阪キャンパスの新エリア「ACADEMIC THEATER」は、文理融合による実学教育のための拠点です。中核施設となる「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」は、編集工学研究所所長の松岡正剛氏をスーパーバイザーに迎えて開設された新生図書館で、マンガ約2万2千冊を含む約7万冊の本を配架しています。その他にも女性専用室を完備した24時間利用可能な自習室や、日本の大学初出店のCNN Caféなど、学生が主体的に学べる環境を整えています。
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