アジアのくらしに配慮した優れたデザインを奨励する「ゴールデン・ピン・デザイン・アワード」2023年授賞式が盛大に行われた
世界23カ国、約8,000点のエントリー作品から、「ベスト・オブ・ザ・イヤー」25点を選出
「ゴールデン・ピン・デザイン・アワード」は、1981年からスタートし、台湾・台北を拠点とする政府系デザイン振興組織「台湾デザイン研究院(Taiwan Design Research Institute、TDRIと略す)」が運営している、全世界のデザイン作品等を対象に優れたデザインを選定するアワード。優秀かつ革新的なデザインプロダクトを奨励することで企業のデザイン導入を後押し、またプロモーション活動も積極的に行い、市民のデザイン理解を高め、マーケットを広げることが目的である。
「ゴールデン・ピン・デザイン・アワード」は、プロダクト、コミュニケーション、スペース、統合計画の4つのカテゴリーから優れたデザインを表彰している。商品化された作品がエントリー対象の「ゴールデン・ピン・デザイン・アワード」のほか、商品化前の提案が対象の「ゴールデン・ピン・コンセプト・デザインアワード(Golden Pin Concept Design Award)」というシリーズ賞がある。
日本からの作品を含めた25点をベスト・オブ・ザ・イヤーに選出
今年のゴールデン・ピン・デザイン・アワード(ゴールデン・ピン・コンセプト・デザイン・アワード含む)には、世界23カ国から合計8,000点近くの応募があり、審査の結果、552点の作品がゴールデン・ピン・デザイン・アワードを受賞し、そのうちの72点が「ベスト・オブ・ザ・イヤー」の最終選考に残った。厳正な審査の結果、台湾、中国、香港、日本、タイ、リトアニアなどから「ベスト・オブ・ザ・イヤー」25点と「年間特別賞」2点が選ばれた。一方、ゴールデン・ピン・コンセプト・デザイン・アワードでは台湾の若く才能ある3組のチームが「ベスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。さらには、台湾のデザインの研究、普及、実践に特別な貢献をした方を表彰する「最優秀デザイン功労賞」は、台湾の建築家、潘冀氏が受賞し、表彰された。
幅広い受賞作品、都市のガバナンスへの革新及びデザイン導入を奨励する年間特別賞も
2023年の審査は、台湾、中国、香港、フランス、米国、英国、ウクライナ、タイ、インド、オーストラリア、日本、韓国、アイスランド、カナダ、ベトナム、ノルウェー、トルコ、リトアニア、オランダから97人のデザインおよびクリエイティビティの専門家を招き、審査プロセスの第1段階、第2段階、最終段階で強力な審査団を形成し、優れたデザイン作品を審査し選出する。世界デザイン機構(WDO)会長のThomas Garvey氏、日本人デザイナーの三宅一成氏、ベトナム人建築家の武仲義氏、ノルウェーの建築・デザイン事務所Snøhetta(スノヘッタ)パートナー兼アジア担当マネージングディレクターのRobert Greenwood氏といった国際色豊かな審査員陣が来台し、最終審査に参加して、応募作品のレベル、国際性、多様性を高く評価した。
受賞作品展「ゴールデン・ピン・デザイン展2023」(台北)は好評開催中
2023年ゴールデン・ピン・デザイン・アワードおよびゴールデン・ピン・コンセプト・デザイン・アワードの「ベスト・オブ・ザ・イヤー」受賞者リストおよび解説は、公式ウェブサイト(www.goldenpin.org.tw)に掲載されています。
また、2024年3月17日(日)まで、台湾・台北市の松山文化創意園区にある台湾デザインミュージアムにて、ベスト・オブ・ザ・イヤーの特別展「2023 Golden Pin Design Exhibition - Hyperdimensional Enrichment」が開催されており、この機会にぜひ足を運んで、受賞作品の素晴らしさに触れてみてください!
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